
宇宙の法則・相生関係
地球に暮らす私たち私たちは地球という惑星の上に暮らしています。そして、地球は宇宙空間の中に浮かんでいます。そこにはある種の「法則」があって、何人たりともこの法則の外では生きられません。ならば、この法則を十分に知って、まるごと受け止めてしまうと、生きることがずいぶんと楽になります。その法則の一つに「相生(そうしょう)」があります。意味は、互いが互いを生み出し、活かし合う関係ということ。すべては対極あってこそ朝になれば、陽がのぼってきます。すると、木立ちや家や車のそばには陰が生じます。 昼に近づくにつれ、だんだんと太陽の日差しはより強くなり、それに合わせて陰もまた濃くなります。左側というスペースは、右側というスペースが決まらなければ、示すことができません。あるいは逆に、右側というスペースも左側というスペースが決まらなければ示すことができません。人間には酸素が必要で、呼吸を通じて息を吸うけれど、そのまま吸いっぱなしでは、やがて死んでしまいます。だからこそ、次に続けて息を吐き出すのです。けれども、息を吐き出し続けてもやはり人間は死んでしまいます。そこで今度は逆に息を吸うわけです。