2023-06-30

カラダの哲学

宇宙の法則・相生関係

地球に暮らす私たち 私たちは地球という惑星の上に暮らしています。そして、地球は宇宙空間の中に浮かんでいます。そこにはある種の「法則」があって、何人たりともこの法則の外では生きられません。ならば、この法則を十分に知って、まるごと受け止めてしまうと、生きることがずいぶんと楽になります。 その法則の一つに「相生(そうしょう)」があります。意味は、互いが互いを生み出し、活かし合う関係ということ。 すべては対極あってこそ 朝になれば、陽がのぼってきます。すると、木立ちや家や車のそばには陰が生じます。 昼に近づくにつれ、だんだんと太陽の日差しはより強くなり、それに合わせて陰もまた濃くなります。 左側というスペースは、右側というスペースが決まらなければ、示すことができません。あるいは逆に、右側というスペースも左側というスペースが決まらなければ示すことができません。 人間には酸素が必要で、呼吸を通じて息を吸うけれど、そのまま吸いっぱなしでは、やがて死んでしまいます。だからこそ、次に続けて息を吐き出すのです。けれども、息を吐き出し続けてもやはり人間は死んでしまいます。そこで今度は逆に息を吸うわけです。