食の安全

食と健康

油について知ってほしいこと

安価な油で良いのでしょうか? 基本的な調味料の中でも、特に重要であり、かつ選ぶのに難しいのが「油」。スーパーの特売日には、価格300円を切るような信じられないくらい安価な食用油が飛ぶように売れていきます。長引く不況でどこの家庭もやりくりが難しいのはわかります。少しでも安いものを手に入れたい、その気持ちも痛いほどわかります。 が、しかし、あなたは安物の油を手にいれる代わりに、あなた自身の健康さえも安売りしていやしませんか?そう私は問いたいのです。サラダ油、キャノーラ油、米油、菜種油、コーン油、綿実油、ゴマ油…、油にゃ色々あるけれど、それらの製油の工程を気にして買う人は少ないはず。多くの人の関心は「価格」一択。そんなふうに見えてしまうのです。
食と健康

糖について知ってほしいこと

調味料について考える これから3回にわたって、普段私たちが暮らしの中で欠かすことのできない調味料について書いてみたいと思います。まずはトップバッターは「砂糖」について。 甘いものって魅力的ですよね。何を隠そう私自身、昔はかなりのチョコレート中毒でした。板チョコ一枚買うと、もう10分もたないのです(笑)。理由はすぐに全部食べちゃうから。チョコって油と砂糖の塊みたいなもの。食べすぎていいわけありません。けれど、マクロビオティックと出会って、その功罪を知り、上手につきあえるようになりました。 多くの人は、砂糖について「甘いものは摂りすぎると太っちゃうなー」程度に思っていることでしょう。砂糖は甘いものの代表選手ではあるけれど、知っているようでいて知らないことが多い食品です。砂糖はアリが寄ってきたり、虫がたかるばかりではなく、良くも悪くも心身に大きな影響を与える調味料です。
食と健康

正しいお刺身の選び方

お刺身が美味しい季節です! 焼き鳥について書いた先日の投稿が思いのほか評判良かったため、今回は「魚の刺身」について書きます。魚だけに二匹目のドジョウを狙ってます(笑)。 疑惑と欺瞞に満ちている世の中で真実の道を行くのはとても骨の折れること。がしかし、真実を見分ける目はもちたい、そう思うわけであります。暑い夏を乗り切ろうと思うなら積極的に摂りたいのが魚です。夏が旬の魚は夏バテを予防する栄養がいっぱいですからね。今が旬の魚介類といえば、アジやサバ、穴子、イワシなんかがあげられます。 お刺身を選ぶ際のこだわりポイント4つ ちなみに幼少期に農村部で育った私は海への憧れが強く、大の魚好き。ゆえに刺身をスーパーで購入する際のこだわりがあります。そのこだわりというのは次の4つ。 ①鮮度の良いものを選ぶ ②養殖魚は買わない ③怪しい盛り合わせは買わない ④ネギトロなど加工品は買わない
食と健康

正しい焼き鳥の見分け方

地鶏か?それともブロイラーか? もう8月。夏祭りが開催される時期。縁日や出店で手をベタベタにしながら美味しそうに焼さき鳥を頬張る家族連れを目にする季節。焼き鳥は美味しい。けれど焼き上がるまでには人間の手がかかっています。 比較的リーズナブルな食肉として知られる鶏肉ですが、安価になったのは大量飼育が可能になった戦後になってからのこと。最近では健康ブームも追い風となって高タンパク低カロリーの鶏肉は注目度が急上昇しています。実はボクが子供の頃に育った実家も治療院をしながらの兼業農家だったため、鶏を20羽ほど飼っていました。なので食べる卵は有精卵。歳をとって死んでしまった鶏はありがたく食用としていただいていましたが、これがいわゆる「地鶏」です。 地鶏の手羽先は肉も多く、身が引き締まって美味しいものですが、今や鳥料理の専門店以外で出される手羽先は、大半がタイ、アメリカ、ブラジルから輸入された安物のブロイラーがほとんどです。ブロイラーは狭いスペースにすし詰めにされて飼育されるため大変病気になりやすく、餌に抗生物質を入れて予防する必要があります。これが食肉に残り、耐性菌を生む恐れがあるなど健康上の懸念が指摘されています。
食の安全

危険な?葉物野菜

硝酸塩が多く含まれる日本の野菜 最近は食事を外食やコンビニ弁当に頼る人が多く、日本人全体の野菜の摂取量が減っていると聞きます。誰もが野菜はヘルシーな食べ物でもっと食べなきゃと思ってる。でも時代は変わって、見た目に同じ野菜でも昔とはずいぶん違うものになってます。 何が違うのかって? 最近、普通にスーパーで売っている野菜から発がん物質の元となる「アレ」が大量に検出されているんです! アレとは「硝酸塩」。ご存知ですか?この物質。もともと自然界に存在するもので、昔は今の野菜ほどには含まれていなかったのですが、今では化学肥料や畜産排泄物を大量に使うようになったことを理由にめちゃくちゃ増えているのです。 ボクたち大人にとっては毒性もあまり強くはないものの、赤ちゃんが大量摂取した場合、血液の酸素運搬能力が低下し、窒息死する危険があるとされています。また大人だって一度唾液と反応すると「亜硝酸塩」という物質に変わり、これが困った発がん物質になるんです。
食と健康

人間は肉を食べるべきか?食べざるべきか?

食生活について考えた時、動物性食品は全く必要ないと言う人と、健康にとって動物性タンパク質は必要なものだから欠かしてはいけないと言う人と両方がいます。果たしてどちらの考えをとったら良いのでしょう。私としては、どちらも正しいと思います。必要かそ...
野菜の効用

私がサニーレタスをオススメする理由

 もうすぐ旬を終える野菜のひとつに「レタス」があります。レタスといえば水分が多く、あまり栄養を含んでいない見てくれだけの野菜というイメージをお持ちの方もいらっしゃると思いますが、実は低カロリーな上、いくつかの栄養をちゃんと兼ね備えているので...
食と健康

輸入かぼちゃの農薬を落とすには?

 これからの季節、なんとも楽しみなのが、かぼちゃの登場です。私の暮らす北海道はこれから本格的なかぼちゃの旬を迎えます。スーパーに所狭しと並ぶゴロンとした深緑色の半球体。そのパックリと割れた内部はまるで黄色い抽象画のようです。デザインの世界に...
食の安全

外食の質の良し悪しは、お米を見ればわかります!

 本日もまだお盆休み中という方、いらっしゃると思います。お子さんも夏休み中ということもあって、外食の機会も多いんじゃないでしょうか?私が子どもの頃もそうでしたが、外食って子どもにとっては大きな楽しみの一つなんですよね。家の食卓には登場したこ...
食の安全

安いサイコロステーキには気をつけて!

 日本人も普通に食べるようになりましたね、ステーキ。フォークとナイフを使って器用に赤肉を口に運ぶそのさまは、さながら欧米人。でも、ちょっと待った!突然ですが、ここでクイズです。欧米にはなくて日本にあるもの、な〜ンダ?答えは、「サイコロステー...
食の安全

ちょっとそこのお嬢さん、カット野菜はいかんぜよ!

健康的な生活を送りたいと望むなら、野菜が豊富な食事が大切。そう考える人もずいぶん多くなった印象を受けます。しかし、その実態はと言えば、イメージ先行で必ずしも内容がともなっていないという例も少なくない。例えば、カット野菜。あなたはカット野菜に...
食の安全

農薬まみれのバナナを安全に食べる方法

バナナに旬はない。そう感じるくらいに年中スーパーに並んで、切れることがないバナナ。低カロリーで栄養価が高い上、お値段もそう変動することがありません。また、ナイフがなくても簡単に手で皮がむけ、どこへでもおやつ代わりに持っていけるとっても重宝な...
食の安全

野菜と農薬について考える

最近は少しずつ「食の安全性」について考える方が増えてきました。そうした方は、子どもに安心して食べさせられるものだろうか?環境に配慮してつくられたものだろうか?・・・そうした観点から自分で色々調べ、安全な食品を探して、少々高くても良いから納得...
食と健康

ハムを食べるあなたが気をつけなければいけないこと

最近、スーパーに行って、売り場を見渡せば、そこにずらりと並んだ加工品の多さにめまいを覚えます。中でも、ハムやソーセージなどの食肉加工品はその筆頭に挙げられます。手軽でおいしく、お弁当に入れても傷みにくいことから常時きらさず買っておくという方...
食の安全

学校給食の裏側2

■今、子供達の脳と精子が危ない!■ここにひとつのショッキングな研究報告があります。1998年に生殖医療専門医の森本義晴先生が行った報告です。平均年齢21歳の健康な男子60人の精子について調べた結果、60人の男子のうち、正常な精子を持つ男子は...
食の安全

学校給食の裏側

子供の頃の「食事」というものは、ヒトが成長していく上で大切な意味を持ちます。カラダがしっかり出来上がるまでの栄養を日々摂り込んで、「食」についての知識や考えを養う基礎をつくります。その主たる現場となるのが「家庭」と「学校」。家庭において食事...
食の安全

ヘルシーじゃない野菜ジュースの話

野菜不足が言われるようになって久しい現代人。足りない栄養素を補おうと、野菜ジュースをスーパーやコンビニで求める人は多いもの。店の陳列棚には消費者のそうしたニーズに対応した商品がズラリ並びます。ところが、もし、あなたが健康のために野菜ジュース...
お知らせ

食のお話&「フード・インク」上映会します!

早いもので11月になりました。これからの季節、じっくりモノゴトに取り組んだり、集中して何かを研究するのにはとても良い時期ですよね。私がプロデューサーを務めるオーガニック・カフェ知恵の木でも、年末に向けて各種イベントが目白押しです!今回は、そ...
暮らし

それでも養殖サケを食べますか?

サケの美味しい季節です。自然界広しといえども、水面を跳ねるサケの姿ほど心打たれるものは、そう多くありません。サケの泳ぎそれ自体が十分に英雄的なのです。ある時は、尾びれでバランスをとりながら、どんな障害物があろうとも全力で上流目指して突き進ん...
暮らし

トランス脂肪酸&遺伝子組み換え食品。一体どちらを取る?

TPP参加後のこれからの日本。私たち国民にとっては、ざっくり言って、困った二者択一の事態が待ち受けていると予想します。それは、トランス脂肪酸を取るか?遺伝子組み換え食品を取るか?・・・という選択です。これは実に悩ましい問題。(adsbygo...