もうすぐ旬を終える野菜のひとつに「レタス」があります。レタスといえば水分が多く、あまり栄養を含んでいない見てくれだけの野菜というイメージをお持ちの方もいらっしゃると思いますが、実は低カロリーな上、いくつかの栄養をちゃんと兼ね備えているのです。
サラダなどでは定番。使い勝手もよく見た目もヘルシーで現代日本人の食生活には欠かせない野菜になりましたよね。今回はそんなレタスのお話です。
レタスのルーツをさかのぼれば、それは古代ギリシア時代ということになります。もともと地中海原産のキク科の植物であったのです。そういえば、「レタス」という音の響きもなんとなくギリシアっぽいですよね。当時は、なんと媚薬として用いられていたそうです。
古代ギリシアといえば、「少年愛」が一般的なものになっていました。年長者である立派な紳士が教育目的として少年と関わるうちに恋愛感情が芽生え、性的関係を結ぶ例が日常的に半ば公然と繰り広げられていたわけですが、古代ギリシアで最も偉大な哲学者といわれたソクラテスと弟子たちとの間にもレタスが行き交っていたのだろうかと私は想像をたくましくしてしまいました。
レタスは和名を「チシャ」といいます。チシャとはもともと「乳草」から来ていて、レタスを切ると断面から白いミルクのような液体がにじみ出ることに由来しています。
日本ではタマチシャといって球状をした丸いタイプのものが一般的です。そのほかには葉チシャ=サニーレタスが有名。焼肉などを包むことで市民権を得たサンチュなどもレタスの仲間です。
栄養成分としては、粘膜強化と免疫力強化に役立つβカロチンや、抗酸化の旗手ビタミンC、血流促進のビタミンE、塩分濃度を調節するカリウム、お通じを良くする食物繊維などが含まれています。
レタスの選び方なのですが、球チシャ=丸いレタスであれば、芯の切り口が白くて直径2.5センチくらいのものを選びます。切り口が赤茶けているものは時間が経っている証拠。また、葉の緑色が濃すぎるものは化学肥料が多量に使われているので避けましょう。これはひ弱なために病気に弱く、農薬に頼らざるをえなかったことのサインでもあります。
下ごしらえのコツは、もったいないけれど外側の葉をむいて捨ててしまうこと。葉物野菜においては大前提となりますが、農薬やダイオキシンなどの化学物質は一番外側の葉に残ってしまうからなのです。
次に水道の水を流しながら、葉を一枚ずつサッと洗います。万が一農薬が残っていてもこれで洗い流せます。あとはみずみずしく美味しそうなレタスを食すだけ。
そんなレタスですが、私は食べるのであれば球レタスよりもサニーレタスをオススメします。というのは、サニーレタスの栄養価はそのレタス界において(そういう世界があればの話ですが。笑)ズバ抜けて高いのです!
例えば、βカロチンなら玉レタスの10倍以上、ビタミンCなら3倍以上、ミネラルが2倍以上を含みます。しかも、病害虫に強いので農薬の不安も少ないのです。何よりあの太陽の光をしっかり浴びた野生的なフォルムが魅力です。
スーパーで選ぶ時には、葉の先っちょの部分が赤くきれいな色で全体の長さが20~25センチくらいのものを選びます。下ごしらえについては球レタスと同じで流水でしっかり洗って食します。
レタスの旬は7~9月。太陽の光をいっぱいに受けたあのみずみずしいレタスの最も美味しい時期が終わろうとしています。過ぎ行く夏の思い出を振り返りながらシャキシャキっとした葉っぱの歯ざわりを楽しみながらいただきましょう!
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