2023-07

食と健康

糖について知ってほしいこと

調味料について考える これから3回にわたって、普段私たちが暮らしの中で欠かすことのできない調味料について書いてみたいと思います。まずはトップバッターは「砂糖」について。 甘いものって魅力的ですよね。何を隠そう私自身、昔はかなりのチョコレート中毒でした。板チョコ一枚買うと、もう10分もたないのです(笑)。理由はすぐに全部食べちゃうから。チョコって油と砂糖の塊みたいなもの。食べすぎていいわけありません。けれど、マクロビオティックと出会って、その功罪を知り、上手につきあえるようになりました。 多くの人は、砂糖について「甘いものは摂りすぎると太っちゃうなー」程度に思っていることでしょう。砂糖は甘いものの代表選手ではあるけれど、知っているようでいて知らないことが多い食品です。砂糖はアリが寄ってきたり、虫がたかるばかりではなく、良くも悪くも心身に大きな影響を与える調味料です。
食と健康

正しいお刺身の選び方

お刺身が美味しい季節です! 焼き鳥について書いた先日の投稿が思いのほか評判良かったため、今回は「魚の刺身」について書きます。魚だけに二匹目のドジョウを狙ってます(笑)。 疑惑と欺瞞に満ちている世の中で真実の道を行くのはとても骨の折れること。がしかし、真実を見分ける目はもちたい、そう思うわけであります。暑い夏を乗り切ろうと思うなら積極的に摂りたいのが魚です。夏が旬の魚は夏バテを予防する栄養がいっぱいですからね。今が旬の魚介類といえば、アジやサバ、穴子、イワシなんかがあげられます。 お刺身を選ぶ際のこだわりポイント4つ ちなみに幼少期に農村部で育った私は海への憧れが強く、大の魚好き。ゆえに刺身をスーパーで購入する際のこだわりがあります。そのこだわりというのは次の4つ。 ①鮮度の良いものを選ぶ ②養殖魚は買わない ③怪しい盛り合わせは買わない ④ネギトロなど加工品は買わない
食と健康

正しい焼き鳥の見分け方

地鶏か?それともブロイラーか? もう8月。夏祭りが開催される時期。縁日や出店で手をベタベタにしながら美味しそうに焼さき鳥を頬張る家族連れを目にする季節。焼き鳥は美味しい。けれど焼き上がるまでには人間の手がかかっています。 比較的リーズナブルな食肉として知られる鶏肉ですが、安価になったのは大量飼育が可能になった戦後になってからのこと。最近では健康ブームも追い風となって高タンパク低カロリーの鶏肉は注目度が急上昇しています。実はボクが子供の頃に育った実家も治療院をしながらの兼業農家だったため、鶏を20羽ほど飼っていました。なので食べる卵は有精卵。歳をとって死んでしまった鶏はありがたく食用としていただいていましたが、これがいわゆる「地鶏」です。 地鶏の手羽先は肉も多く、身が引き締まって美味しいものですが、今や鳥料理の専門店以外で出される手羽先は、大半がタイ、アメリカ、ブラジルから輸入された安物のブロイラーがほとんどです。ブロイラーは狭いスペースにすし詰めにされて飼育されるため大変病気になりやすく、餌に抗生物質を入れて予防する必要があります。これが食肉に残り、耐性菌を生む恐れがあるなど健康上の懸念が指摘されています。
暮らし

あなたもできる風鈴療法

電気を使わず体温下げる凄いヤツ 暑い。とにかく暑い。蒸す。とにかく空気が蒸す。すでに土用に突入。暑い夏はもう少し続きそうです。暑い季節だからこそできるだけ涼しく過ごしたいのが人間心理。だからといって、クーラーの利いた部屋でずっと過ごしているのもからだには良くありません。そこでそこでおすすめしたいのが… そう、「風鈴」です。 実は風鈴の音には体感温度を下げる効果があるのです。これは脳の錯覚によって起こる現象で、風鈴の音を聞くと脳が「あ、風が吹いているわい」と勘違いを起こし、体温を下げるのです。ただしこれは面白いことに日本人だけに起こる現象で、実際に風鈴の音を聞いて過ごした経験がない外国人には生じないらしいのです。さらに風鈴の音には自然界にある癒しのリズム「1/fゆらぎ」が含まれます。これにより、風鈴の音を心地良く感じられ、心穏やかに過ごすことができるわけです。
肌を美しく保つには

夏の日焼けに紅茶風呂

薬を使わない手当て 夏本番ですね。レジャーや家族レクなど何かと野外活動の多いこの季節。太陽をたっぷり浴びた日は、夜になって肌がヒリヒリ痛む、なんてこともありますよね。日焼けをした肌というのは軽いやけどがおきているような状態。肌が熱を帯びたり、肌がヒリヒリとしていると感じる場合は、肌のほてりが落ち着くまでまず肌を冷やす必要があります。 肌を冷やす方法としては柔らかな濡れタオルを使って肌に優しく当てたり、氷や保冷パックなどの冷たいものを当てたりすると良いでしょう。で、ほてりが鎮まったら何をするか?あなたなら何をします? ボクなら、紅茶のティーバッグを使った「紅茶風呂」の一択です!
暮らし

ドクダミ礼賛

原爆投下直後、広島では被ばくの影響により、次々と命が失われていきました。情報も医薬品も充分でない時代、対処法なんて誰も知るよしがありません。人類史上初めてもたらされた一発の原子爆弾によって、焼け野原になった広島は、「75年間は草木も生えない」と言われました。  そんな広島の地に芽吹いた最初の植物が「ドクダミ」だったのです。
自分でできる調整法

あるがままの自分を見つける法

大昔からそこにあり、何かを待ちつづけているかのように、空を見上げ、荒涼とした島に立ちつづけるモアイ像。彼らは、いったい何を見ているのでしょう?そして、何を待っているのでしょう?モアイの「モ」とは未来、そして「アイ」とは生きるという意味があるらしい。きっと明るい未来を見つめ、待ち続けていたのかもしれません。 かつて豊かだった島に、ある時期からわけのわからない宗教が流行り出し、働かなくなった島の人が、まるで取り憑かれたかのようにただひたすらモアイ像を作り、その石を運ぶために森林を伐採し、やがて島は丸裸になってしまったとか。そして豊かだった島は荒れ果て、動物は死に、やがて人もいなくなって、モアイだけが残りました。つまりモアイ像は、人間の愚かさの象徴でもあるのです。
愛とセックス

モテるホルモン

「異性にモテたい」、いや、昨今のなかば強引なLGBT理解への世界的動向による圧を受けて、正しくは「恋愛対象にあるすべての人々にモテたい」と表現すべきかな? 行動原理の根本には… そう、「モテたい」という気持ちは全人類共通の願望といえましょう。でも、この願望は人間として健康で幸福に生きる上で大切な「本能」に根ざした基本的な欲求だと思います。昔、知り合いにバンド組んでるめちゃくちゃギターの上手い男がいまして、ある時、彼に訊いたんです。「ギターはじめたきっかけて何?」、すると彼はこう答えました「そりゃあ、女にモテたいからでしょ」。 その時、ボクは思ったんです。なるほど、人間の行動原理の根本には「異性にモテたい」というのがあるんだな、と。それにより男女が互いに惹かれあって恋に落ち、交接を経て新しい生命が誕生し、いのちを次世代へとつなげるのだと。
ツボ

背中の痛みを色とツボで治す

からだってやつは本当に健気なもんです。常にストレスにさらされ、その葛藤の中でたえず動揺を繰り返しながら生命の維持に努めています。ところが、ちょっとしたはずみでからだの一部にバランス異常が生じるってえと、ストレスに抗しきれずに違和感が起こり、動きが制限されてしまいます。これが回復しなければ、局所の変位や痛み・しびれを発症し、ますますからだのバランスを崩すことになります。これがいつまでも修復しなければ、お医者さんや、ボクたち治療家の出番となるわけです。 治療という行為は、生命機構のバランスと自然治癒力の回復を目的に行われます。もともと患者さんのもっている生命力や治癒力をちょっと力づけてあげられるような操作や刺激を用いることによって、からだはちゃんともとの元気な状態に戻ります。その操作や刺激の方法は治療家によって異なります。
自分でできる調整法

驚異のアルミ箔療法〜地獄編

アルミ箔を使った改善例 先日インスタグラムにアルミ箔療法について投稿した後、あるフォロワーさんからメッセージをいただきました。お子さんの咳が止まらなかったところ、中指にアルミ箔を小さく切って絆創膏で貼るとしばらくして咳がピタリと止まったとのこと。 彼女は新潟の管理栄養士さん。ボクの暮らす札幌と彼女の暮らす新潟が、アルミ箔によって結ばれたわけです。いわば二人は「アル友」(笑)。こんなふうにユーザー同士、離れていても瞬時に情報交換できるのがSNSの良さですね。 お子さんの咳がなぜ指にアルミを張るだけで良くなったのか?ボクの見解をお伝えしますと、手には全身とつながるゾーンが分布しており、高麗手指鍼という治療法において中指の関節部分はちょうど喉に当たります。きっとこのゾーンがアルミに刺激されたためと考えられます。トップ画像にその対応部を載せておきますので、今何かからだに問題のある方は手の対応部にアルミを貼ってみるのも良いかもしれません。 お医者さんを頂点とする現代の医療システムにおいて医療技術の進歩や発展は凄まじいものがあります。けれど、全て頼るのではなく自分できることは自分で対処するって大事ですね。太古の昔から人間はそうやって自分自身の治る力で病を克服し、生命をつないできたのですから。
自分でできる調整法

驚異のアルミ箔療法〜天国編

世の中を見回してみると、本来の用途以外に使えるものって案外多いですよね。たとえば、リップクリームはイカスミスパゲティー食べる前に塗ると唇が黒くならないし、ドライヤーはカチンコチンの肩に温風当てるとコリが和らぎます。 そして、今回テーマのアルミ箔も意外ななことに「手当て」に使えるんです!いったいどんな症状に使えると思いますか? 実は、手・足・腰の捻挫や打撲の痛みなんかに有効なんです!捻挫や打撲した局所って腫れて熱を持ち、痛みも強いので、直接処置することができませんよね。そこをアルミ箔で包んでしまうのです。 題して「驚異のアルミ箔療法」、ボクはそう呼んでます。ボク自身、実際過去に何度もアルミ箔には救われてきました。足首の捻挫の腫れと痛みが驚くほど短期間で治癒したのです。 実際にお医者さんの中にも、指の先端を損傷して欠けてしまった患者さんを手術で縫い合わせることなしにアルミ箔で患部を包んだだけで綺麗に治癒させ臨床報告している例が多数あります。 実際に「アルミホイル療法による指尖損傷・指切断例の治療成績」というテーマの医学論文を、福岡大学整形外科の尾上英俊 先生・飯田博幸 先生・木村一雄 先生、日田中央病院の有永誠 先生らが共同で発表されています。
食の安全

危険な?葉物野菜

硝酸塩が多く含まれる日本の野菜 最近は食事を外食やコンビニ弁当に頼る人が多く、日本人全体の野菜の摂取量が減っていると聞きます。誰もが野菜はヘルシーな食べ物でもっと食べなきゃと思ってる。でも時代は変わって、見た目に同じ野菜でも昔とはずいぶん違うものになってます。 何が違うのかって? 最近、普通にスーパーで売っている野菜から発がん物質の元となる「アレ」が大量に検出されているんです! アレとは「硝酸塩」。ご存知ですか?この物質。もともと自然界に存在するもので、昔は今の野菜ほどには含まれていなかったのですが、今では化学肥料や畜産排泄物を大量に使うようになったことを理由にめちゃくちゃ増えているのです。 ボクたち大人にとっては毒性もあまり強くはないものの、赤ちゃんが大量摂取した場合、血液の酸素運搬能力が低下し、窒息死する危険があるとされています。また大人だって一度唾液と反応すると「亜硝酸塩」という物質に変わり、これが困った発がん物質になるんです。
暮らし

蚊にさされない人になるには?

夏は「成人」の季節 夏到来ですね。連日暑さが続きますね。夏は、人間の一生でいえば「成人」の季節。よく動き、よく遊べば、それ自体が健康法になります。動いて発汗すれば呼吸器系が活発になりますから。 ただ気をつけたいのは、冷房による冷えですね。夏に水を飲み過ぎると腎臓に負担をかけて夏バテしやすく、腰痛も起こしやすくなります。だから水分の過剰摂取には注意。のどが渇いたら、水を飲む前に少量のお茶を飲み、それから水という順に飲むと夏バテしにくいです。 あと、気をつけたいのは虫刺され。野外活動が多くなる夏は虫に刺される機会も多くなります。 でもグループで活動していてもやたら虫に刺される人と全然刺されない人がいますよね。これ、なぜだかわかりますか?
自分でできる調整法

ツラい更年期症状は耳で消す

更年期は季節の移ろい 季節に移り変わりがあるように、私たち人間にもからだの移り変わりがあります。昔はイキイキしていた肌にくすみを感じたり、心地よいと感じていたものが不快に感じられたり… 「何かおかしい」 そう感じたなら、あなたはもしかしたら「更年期」にさしかかっているのかも知れません。卵巣機能が低下して女性ホルモンが急激に減少することにともない起こるさまざまな深い症状を、総称して「更年期障害」といいます。最近では、女性ホルモンのみならず、男性ホルモンの低下により起こる男性の更年期障害もあります。 つまりそれは、人生の秋を迎えた男女に届く季節のお便りなのです。
医療利権

ロックフェラーとクスリの不都合な真実

暮らしに浸透した石油化学 ジョン・D・ロックフェラーといえば、いわずと知れた億万長者でアメリカの石油王。もし仮にあなたが彼の名を知らなかったとしても、あなたの暮らしは確実に彼の影響下にあります。 例えば石油から何をイメージしますか?燃料?ガソリン?もちろん良い答えですが、それ以外にも繊維、食料、樹脂、タイヤ、プラスチックをはじめとして、他の製品の多くも原料は石油から作られているのです。特に、自動車、コンピュータ、電子・電気機器などの分野でも石油はもはや必要不可欠。 しかし、もう一つ忘れてはいけないものがあります。それは「クスリ」。 実は彼が現代の医療体制を創ったといっても過言ではありません。
食と健康

キウイ その知られざる効能

ヒットソングと中原めいこ 夏になると思い出すヒットソングがあります。中原めいこの歌う「君たちキウイ・パパイヤ・マンゴーだね」。この曲がヒットした昭和の時代、トロピカルフルーツは、まだ珍しい食べ物でした。私がキウイを知ったのもこの曲を聴いたから。 当時、国内の化粧品メーカー各社が競い合い、毎年夏になると新製品のキャンペーンをテレビCMで大々的に宣伝するのが通例で、それには必ずタイアップ曲がセットになっていました。この曲もカネボウのキャンペーンソングとして一世を風靡したのです。 シンガーソングライター中原めいこには、デビュー時、所属レコード会社の期待から「第2のユーミン」というキャッチフレーズがつけられました。本人はこれをたいそう嫌がっていたとか。 これわかります。「第2の」なんて言われたって、なんだかばったもんみたいで嬉しいわけがない。「第2の宇多田ヒカル」といわれた倉木麻衣や、「第3のカリフラワー」といわれたロマネスコの気持ちなんか、きっとレコード会社の社員の皆さん、わかってないんだと思います。 このコミックソングみたいな曲名も広告代理店が要望したらしいですが、中原はこれを「日差しを浴びて色とりどりに輝く女性をイメージしたもの」と捉え、得意のラテン・テイストなポップソングに仕上げたのです。耳に残るメロディとユニークな言葉を紡ぎ出すセンス。中原めいこという人には大いに才能を感じたものです。しかし、大ヒットをきっかけに世に知られることとなった中原は、あまりの多忙さゆえ心身をすり減らし、活動は徐々に減少。その後は目立った活動もなく、やがて表舞台から姿を消してしまいました。 市民権を得たキウイ そんな彼女とは対照的に、現在キウイは市民権を得て、スーパーではあって当たり前の常備フルーツとなりました。私もこのキウイが大好きでスーパーで見かけると思わず買い物カゴに入れてしまいます。なんといってもあのデザインが良い。半分に切ると真ん中に黒ごまみたいなツブツブが点在しているのがキッチュで可愛らしい。 しかしこのフルーツ、決してあなどれません!見かけ以上に凄い効能を沢山もってるんです。
カラダの哲学

お金と健康と幸せの法則

お金のない人は貧しいかもしれないが、お金しかない人よりは貧しくない。 豊かさとは、どれだけのお金を望んでそれを得たかではなくて、 今持っているものだけで、どれだけハッピーでいられるかということ。 結局のところお金は食べられない。 健康になるために役立つものはお金で手に入る場合がある。 栄養価の高い安心安全な食べ物、水、ハーブ… 心身ともにストレスなく過ごせる環境… 健康をチェックしてくれる信頼おける治療家やパーソナルトレーナー… しかし、お金を払って注射一本うつだけで、ありとあらゆる病気が治り、心身ともに健康になる なんて夢のような話はまだ実現していない。 結局のところお金で健康を買うことはできない。