驚異のアルミ箔療法〜天国編

自分でできる調整法

2023.07.142023.07.12

思いがけない用途

世の中を見回してみると、本来の用途以外に使えるものって案外多いですよね。たとえば、リップクリームはイカスミスパゲティー食べる前に塗ると唇が黒くならないし、ドライヤーはカチンコチンの肩に温風当てるとコリが和らぎます。

そして、今回テーマのアルミ箔も意外ななことに「手当て」に使えるんです！いったいどんな症状に使えると思いますか？

実は、手・足・腰の捻挫や打撲の痛みなんかに有効なんです！捻挫や打撲した局所って腫れて熱を持ち、痛みも強いので、直接処置することができませんよね。そこをアルミ箔で包んでしまうのです。

題して「驚異のアルミ箔療法」、ボクはそう呼んでます。ボク自身、実際過去に何度もアルミ箔には救われてきました。足首の捻挫の腫れと痛みが驚くほど短期間で治癒したのです。

医師も報告する驚くべき効果

実際にお医者さんの中にも、指の先端を損傷して欠けてしまった患者さんを手術で縫い合わせることなしにアルミ箔で患部を包んだだけで綺麗に治癒させ臨床報告している例が多数あります。

実際に「アルミホイル療法による指尖損傷・指切断例の治療成績」というテーマの医学論文を、福岡大学整形外科の尾上英俊先生・飯田博幸先生・木村一雄先生、日田中央病院の有永誠先生らが共同で発表されています。

普通は指先が欠けた場合の外科的処置って、まず手術療法一択って感じですよね。当然手術により治療期間は短縮できますが、痛めた指が短くなってもとの長さに戻らないという問題が生じます。さらに医師の側に専門的な技量が要求される上、指が引きつったり、爪が変形したりという合併症が見られる場合が多いのです。

しかし患部にアルミ箔を巻いておくだけの保存療法は、一見消極的な治療に思えるけれど、入院の必要がなく、手術に比べて超経済的な治療法であり（アルミ箔代だけだもん！）、お医者さんからみてもその治療結果は手術に比べて劣っているとは思われないほど優れていると認められています。アルミ箔療法の利点をあげると次の通り。

＜アルミ箔療法の利点＞

①指の長さが最大限に温存できる。

②知覚・皮膚・指紋・指腹のかたちのかたちの回復が良い。

③疼痛や圧痛が少ない。

④爪の変形が少ない。

⑤組織の回復・治癒に必要な湿潤した状態を保つことができる。

「治療期間も平均32日であり、最も短いと思われる断端形成術でも約２週間かかることを考えると、決してほかの手術療法と比べて特に長くかかるとは思われない。外来通院にて治療可能であり、医師に専門的技量を必要とせず、良好で安定した治療結果が得られる有効な治療法であると思われる」、実際に研究に携わったお医者さんもそのようにおっしゃってます。

「アルミホイル療法による指尖損傷・指切断例の治療成績」〜福岡大学整形外科の尾上英俊先生・飯田博幸先生・木村一雄先生、日田中央病院の有永誠先生の研究報告より

アルミ箔療法のやり方

もちろん指先が欠けてしまうほどの大きなケガの場合は、まず病院へ直行してください。しかし、それほど重篤な症状でない場合は自分でアルミ箔を使って処置できるし、十分効果があるということをお伝えしたかったのです。ではその方法をお教えしましょう。実に簡単！

〈方法〉

アルミホイルの光っているほうを外側に、光らないほうを内側にして、患部をくるんでおきます。一晩眠って翌朝には、熱が引いて、腫れや痛みが解消します。痛みがまだ続くようなら翌日も同じように行います。なお包帯、肌着などの上からくるんでも効果があります。

アルミ箔が工業的に生産されるようになったのは、ドイツのラウバー博士が1911年にスイスで圧延法によるアルミ箔作りを成功させたのが最初といわれてますが、博士もまさか21世紀に日本人であるボクが捻挫の治療に使うとは想像もつかなかったことでしょう。

ただ、アルミ箔はもともとアルミニウムと呼ばれる金属を薄くのばして作られています。つまり１枚の紙のように見えても実は金属なのです。そのため、使い方を間違えると上手に活かすことができないだけでなく、非常に危険なトラブルを引き起こしかねないのです。それについては次回の投稿で「驚異のアルミ箔療法〜地獄編」としてお伝えしたいと思います。

健康を哲学する治療家noahnoahこと宮本なおひこでした。それでは皆さん、ごきげんよう！

⭐️ アルミ箔を巻くと体が温まり、肩コリ、腰病、寝違などにめざましい効果をあらわす！その事実は今から30年前に本書によって世に知られることとなった！手軽でよく効き、健康雑誌『安心』誌上、テレビなどでも大評判になったこの療法を、わかりやすく科学的に解説！プレミアがついて高いのは内容を考えればやむをえまい！