倒して整える

自分でできる調整法

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さて、前々回の「ROM運動」により仙腸関節の固さをゆるめ、

前回の「座骨神経ストレッチ」により座骨神経の縮みを伸ばし、

最終的にどうするかと言えば、

今回の「倒して整える」=上体たおしにより歪みの矯正をして、

まずはベースの運動による調整が完成します。

 


 

■ねじれを整えてこその矯正■

誰もが何かしらのねじれ癖を持っているものですが、

背骨を上から見て、時計側にねじれる歪みを「右捻転」

半時計まわりにねじれる歪みを「左捻転」とします。

 

仙骨の上の腰椎が右にねじれれば右捻転。

この場合、上体たおしの運動を行うと、

左に倒れやすく、右に倒れにくくなります。

倒れにくい右側に多く倒す運動を繰り返すことにより矯正となるのです。

 

今までの運動は左右同じ回数行うことで良かったのですが、

この上体たおしについて言えば、左右回数を変えて行うことが良いのです。

 

上体たおしは、腰椎、仙腸関節、股関節をゆるめ、同時に矯正を含む運動です。

これらが固い人は動作がつらく感じられるはずです。

 

■上体たおしの手順■

①うつぶせになり、両肘を合わせて揃え肘を立てる。

②手のひらは握って天井の方へ向ける。

③片足をカエル足のように外側へ曲げる。

④肘を中心にして、上体を左右へ倒す。しっかり肩が床に着くように。

⑤この動作を30往復繰り返す。

⑥倒しにくかった側には10回程多く行ってみる。

⑦片足が終わったら、今度は反対側の足をカエル足のように外側に曲げ30往復。

⑧倒しにくかった側には10回程多く行ってみる。

 

腰の骨がひねられている感覚で、痛みや違和感がないようにゆっくり行います。

慣れてきたら、しっかり肩が床に着くように徐々に倒す角度を広げていきます。

 

重くない症状であれば、これまでの3つの運動を順番に行うだけで、

かなり多くの症状が改善に導かれます。

 

ただ、ゆるめるまでは楽で効果も実感しやすいのですが、

矯正した骨の位置をキープするには、ある程度の筋力が必要。

筋力がなければ、やがて骨が歪んで症状が再発してしまいます。

 

不調の完治を望むには、

合わせて筋力トレーニングが必要なのは言うまでもありません。

 

筋力トレーニングの仕方については、ここではこれ以上言及いたしません。

背骨コンディショニングの発案者・日野秀彦先生の書かれた本を求められるか、

ワークショップに参加して、直接、指導者の先生から学んで頂きたいと思います。

 

私もワークショップには参加させて頂いたことがあるのですが、

とてもためになりました。

 

ご自身の不調改善のために、また、ご家族の健康へのサポートのために、

ぜひ、活用してみることをおすすめします。

 

あなたが健やかで、人生における自由と喜びを、

最大限受けとることができますように。

お祈りしています。

 

★背骨コンディショニングについての詳しい解説。

指導機関についてはこちらのサイトをご参照下さい。

http://www.sebone-c.com/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0/rom%E9%81%8B%E5%8B%95/

 

 

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