緊縛の輪ゴム療法

リラックス

2019.01.172016.03.28

この異常とも言えるストレス社会において、「何の努力もなしに簡単に超リラックスの世界に誘ってくれる道具をドラえもんが出してくれたら良いのにな・・・」、日々ストレスに悩まされているあなたは、きっと今までの人生で一度や二度、そう考えたことがあるでしょう。

しかし、悲しいかなこの世にドラえもんは実在しません。ならば、私がそのドラえもんになってしんぜよう。鼻の頭を赤く塗り、頰に３本のヒゲを描き、全身真っ青なグンゼの長袖肌着とステテコを身につけた私は、真っ白な腹巻から５本の輪ゴムを取り出し、大山のぶ代さんそっくりの声でこう叫びます。

「超リラックス輪ゴムーっ！！」

・・・あなたは信じられますか？

実は、この取り出したる５本の輪ゴムこそは、あなたをストレス社会から救い出し、究極のリラックス世界へと連れ出す乗り物なんです。これを体験したら、あなたもきっと私のことを実在するドラえもんと信じて疑わないのび太です。さあ、それでは私と一緒に参りましょう、現存する藤子ワールドへ。もとい、楽チンワールドへ。今回はそんな簡単にできるリラックス法のお話です。

■ゾーンセラピーを活用する■

ゾーンセラピーってご存知ですか？日本では、反射区療法と言ったりもしますが、カラダを１０の電磁ゾーンに分け、手足の特定の部位を通して、それぞれのゾーンに当たる部分を刺激し、内臓や器官や神経の働きを改善させることを目的とします。

例えば、右手の親指なら、脳下垂体、松果体、甲状腺、喉、すい臓、膀胱などとつながっていて、親指を刺激すれば、こうした臓器や器官を全て刺激することになるのです。ゾーンセラピーの専門家は、このようにして自分の健康維持のために両手の指全部に毎日、マッサージを施すと言います。何も他人の手を煩わせることなく、自分自身で最も簡単に全身をリラックスさせることができるからです。

しかし、「専門的なことを学ぶのは億劫だし、技術を要するものは苦手です」、そうおっしゃるあなたのためにお伝えしたいのが、今回ご紹介する「超リラックス輪ゴム法」(命名noahnoah)なのです。

■秘伝・超リラックス輪ゴム法■

これは、特別な知識も必要なければ、技術も要りません。努力さえ無用なのです。５本の輪ゴムを指に巻きつけるだけでいいのですから。

上の写真のように、指が紫色になってしまうくらいきつめに巻いて下さい。（とは言ってもあまり無理せず、不快であれば、途中で止めて下さいね）そして、３分間、拳を握りじっとがまんの子（このフレーズ、古いよね）。この時、輪ゴムを付けたまま手をきつく握りしめておくこと。そして、３分経ったら力を抜きます。これを片方の手が済んだら、もう片方の手にも行います。時間に余裕があれば、足の左右の指にも試してみましょう。

これを、輪ゴムを外して５分おいた後、もう一度繰り返し行うのです。たったこれだけ。毎日続けると、驚くほど神経がリラックスしてくるのをあなたも体感されることでしょう。ストレスにも俄然強くなります。

■無意識の反応には意味がある■

これらの行為は、ストレスや緊張が起こった時にカラダが自然と示す反応に似ています。無意識に手をぎゅっと握りしめる動作です。ストレスの多い環境においては、人は無意識のうちに拳をぎゅっと握っては緩めるという動作をして、リラックスしようとするのです。これを意識的に強調して行うことで、さらなる効果が期待できるというわけです。

この方法は、オーストラリア生まれのポール・ウィルソンという医療コンサルタントの方が独自に編み出したリラックス法なのですが、実は彼自身が子供の頃から極度の緊張しいで、それを克服すべく古今東西のリラックス法をくまなく調べ上げ、自分で実験してみてこれは使えるというものをさらに改良して体系化することをライフワークにしている「健康オタク」なのです。

身近に緊張している人を見れば、近づいて解決方法をそっと差し出す。言ってみれば、彼こそが「オーストラリアの健康ドラえもん」。この世にドラえもん的人物は実在したのです。ただし、彼が全身真っ青なグンゼの長袖肌着とステテコを身につけているかどうかは知るよしもありませんが・・・

そして、私自身も密かに「日本における健康ドラえもん」の座を狙っているのはあなたの御察しの通りです。

⭐️ オーストラリアのドラえもんが書いた役に立つ本。しかし、中古本の価格というのは、なぜこんなに安いのでしょう。購入する方はありがたいのですが、著者の労力を考えると本当に申し訳なく思います。実際はこの中古価格の3000倍はしても納得の内容です。