人間は肉を食べるべきか?食べざるべきか?

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食生活について考えた時、動物性食品は全く必要ないと言う人と、健康にとって動物性タンパク質は必要なものだから欠かしてはいけないと言う人と両方がいます。果たしてどちらの考えをとったら良いのでしょう。

私としては、どちらも正しいと思います。必要かそうでないかは、何を優先するかによって異なりますし、どのような状況で誰が食べるかによっても変わってくると思うからです。

食について論じる時にまず考えなければいけないのは、その人が生まれ育った環境です。例えば、こうして周りを海に囲まれ、山も川も豊富で自然豊かな国土を有する日本で、私たちの先祖が全く魚介類を口にしなかったとは考えにくいもの。逆に四方を砂漠に囲まれ、長い歴史の中で山羊を飼って移動する遊牧民たちが全く肉や乳製品を口にしないのも考えられません。

人間も生まれた環境の産物なので、まずはじめに環境ありきだと思うのです。何を食べるか食べないかは、そこに人間が暮らし始めた中から文化を生み出し、思考した結果の産物だから、様々なカタチがあって然りと思いますが、基本は生まれ育った環境にあるものをいただくのが理に叶っている。




■環境が人の土台をつくり、人は食によってつくられる

人間は皆、身近にあるものを食べて成長し、やがて個々の価値観や考えというものを持つようになります。どんな人になりたいとか、どんな風に暮らしたいとか。食べものは人間の心身を養う材料となるがゆえ、ある程度カラダや考え方の土台ができたなら、それから先は個々の必要性に応じた食生活へと切り替えて行くことが良いのではないかと思います。

先に述べたように、日本は四方を海に囲まれ山海の幸に恵まれた土地柄ゆえ、そうした長年の環境や歴史がある以上、完全穀物菜食というのは理屈に合わないのではないかとも思います。

しかし、私は過去にマクロビオティックを通じて、玄米と野菜の味噌汁を中心にした完全穀物菜食を一定期間食べ続けた経験があります。その時、体験した感覚はとても不思議なものでした。まず心身ともに爽やかで軽かったこと。睡眠時間が少なくてもあまり疲れを知らずに動けたこと。そして、感覚が冴え渡って、先に起こることが色々と予測できるようになったこと。「あの人、どうしてるかな?」と思うと、直後にその人から電話がかかってくる、なんてことが怖いほど頻発したのです。

その時、肉や卵、乳製品、魚介類などの動物性食品を摂らないことで、血液の内容が綺麗になり、精神面でもクリアになっていくのが体感できたのです。

■世界の聖者にベジタリアンが多い理由

過去に活躍した歴史上の聖者の多くがベジタリアンであったとの記録が残っています。ブッダやキリストもそうでしたし、マハトマ・ガンジーやレオナルド・ダ・ヴィンチ、それにアルバート・アインシュタインも肉食が環境・社会に害を及ぼすとの考えから周囲にベジタリアンになることを勧めていました。私の大好きな宮沢賢治もある時期、ベジタリアンとなり、その時の経験を題材に『ビジテリアン大祭』という作品を書いています。

ちなみに普段は穀物や野菜しか食べないという人の中にも、五葷(ごくん)抜きという食の戒律があって、ネギ、玉ねぎ、ニラ、にんにく、らっきょう、あさつき、これらのものは決して口にしないという人もいます。これらは人間が本来持っている生命エネルギーを傷つけてしまう特殊な野菜とされるのです。

確かに植物性に属するこれらの野菜でも、ベジタリアン的食事を続けていると
口にした時に感情が不安定になったり、カラダや気が重く感じてしまうことがあります。心身がクリアになるゆえにそれらの性質を敏感に感じ取ってしまうのです。いずれにしても、そうした食の傾向が心身に作用してマイナスをもたらしたり、逆にプラスに作用して大きな意識の改革や精神的変革をもたらすきっかけとなったりすることは、私自身の体験からもあることだと思います。

それらのことを考え合わせると、動物性食品が良いか悪いか、また必要か必要じゃないかということも答えはひとつではないと思います。それぞれの人がおかれた環境、考え方、どんな人になりたいかという理想や価値観、ライフスタイルにより、その答えは異なるし、大いに変化するものだからです。

もしも仮に肉食は絶対にダメなもの、食べていいのは玄米だけ、と限定してしまったら周囲を氷に覆われた環境に生きるイヌイットの人たちはまず生きてはいけません。

■わが家の食育

なので、わが家でも子供たちが小さな頃は、穀物菜食をベースにそこに少し動物性食品を加えたものを食の基本におき、カラダがある程度できてからは個々の要求に応じた食生活へと切り替えていきました。なので完全ベジタリアン食というわけではありませんが、よその家と比べ、食卓に動物性食品があまりないという状態が長く続いたため、おかずが目玉焼きというだけで歓声がわき起こることもありました。

それでもその都度、子どもたちの理解度に応じて食の重要性について話し、質が大切だということは伝えてきたつもりです。今では、各々、体調が良くない時には動物性食品の摂取を減らし、断食をして回復を待ちますし、スーパーで買い物をする時には必ずラベルを読んで食材について調べてから選ぶようにしているみたいです。

おかげでどの子も虫歯がなく育ち、一番下の子はまだ高校生なのですが、今年も学校を一日も休まず、皆勤賞間違いなしと目されています。子どもの頃はわが家の食生活が窮屈で苦手だったようですが、成長するにつれ、親の考えを理解し、現在は食についても大いに関心を持ってくれているようで親として嬉しく思っています。

■ホルモン剤漬けの牛肉が日本の食卓に

子どもたちは、どうしても自然な要求として肉を好むものです。なのでわが家でも料理に用いることはあります。ただ、近年、畜産、食肉産業の大規模化でその質は大きく変わりました。

一般的には、農薬と聞けば野菜や果物をイメージしますが、実は食肉が最大の農薬汚染源です。 実際、アメリカでは農薬汚染源の90%以上が肉と牛乳といわれています。 なぜなら、農薬まみれの飼料を食べた牛や豚の体内で濃縮され、蓄積されるからです。

今は日本でも各国から食肉を輸入し、スーパーには外国産の食肉が多く並んでいます。アメリカでは、牛を短期間で大きくさせる成長促進剤として、日常的にホルモン剤の投与が行われています。それによりアメリカ産の牛肉には、女性ホルモンの一種であるエストロゲンが国産牛肉の約600倍も含まれています。

エストロゲンは、女性の成長に必要なホルモンでありますが、外部から摂取することは、ガンの発症リスクを高めると考えられているため、日本やEUの畜産業では基本的には使用を禁止されています。

EUでは厳密にホルモン剤を使用した牛肉の輸入も禁止しているのですが、日本の場合は基準値をもうけ、それを下回る限りは輸入を許可しています。この辺りは政治的な理由もあります。日本はアメリカに対してかなり譲歩しているようなのです。そのため、成長ホルモンを使って大量生産された安いアメリカ産牛肉は日本に輸出されることが多いのです。資料を調べてみると、牛肉消費量の増加とともに、ホルモン依存性のガンの患者数も約5倍に増加しています。それでもあなたは肉を食べますか?

肉を食べる食べないは個人の自由ではありますが、食べる場合は、良くその出所を確認しておかねば健康が保てない時代に私たちが生きてることは確かなようです。

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