宇宙の法則・相生関係

カラダの哲学

地球に暮らす私たち

私たちは地球という惑星の上に暮らしています。そして、地球は宇宙空間の中に浮かんでいます。そこにはある種の「法則」があって、何人たりともこの法則の外では生きられません。ならば、この法則を十分に知って、まるごと受け止めてしまうと、生きることがずいぶんと楽になります。

その法則の一つに「相生(そうしょう)」があります。意味は、互いが互いを生み出し、活かし合う関係ということ。

すべては対極あってこそ

朝になれば、陽がのぼってきます。すると、木立ちや家や車のそばには陰が生じます。 昼に近づくにつれ、だんだんと太陽の日差しはより強くなり、それに合わせて陰もまた濃くなります。

左側というスペースは、右側というスペースが決まらなければ、示すことができません。あるいは逆に、右側というスペースも左側というスペースが決まらなければ示すことができません。

人間には酸素が必要で、呼吸を通じて息を吸うけれど、そのまま吸いっぱなしでは、やがて死んでしまいます。だからこそ、次に続けて息を吐き出すのです。けれども、息を吐き出し続けてもやはり人間は死んでしまいます。そこで今度は逆に息を吸うわけです。

光や、左側や、吸うことだけが、単独で生まれてくることは決してありません。この世に死なない肉体があるのと同じでなんだか違和感を感じてしまうでしょ。

必要とし、支え合う関係

光は陰から、左側は右側から、吐くことは吸うことから生まれます。 陰は光から、右側は左側から、吸うことは吐くことから生まれます。こちらが生まれればあちらも生まれ、こちらが消えればあちらも消えます。光陰も、左右も、呼吸も、互いを生み出し、互いを必要とし、さらには互いを支え合って存在します。すべてはセットなのです。

同じように、健康は症状や病気から生まれ、症状や病気は健康から生まれます。どちらかが欠けても、どちらも存在できません。

健康を強化するものとは?

私たちはお母さんのお腹から生まれ出でた後、無数のホコリや雑菌や光や重力などであふれかえるこの環境に適応するために、さまざまな症状や病に見舞われます。そこでからだを伸ばしては縮め、縮めては伸ばししながら、これら環境の負荷を乗り越え、確かな免疫力を養い、丈夫なからだを育てていくのです。このようにして私たちの健康は、症状や病気によって育てられ、強化されていくのです。すなわち、症状や病気は大恩人。私たちはそれに感謝しなければなりません。

けれども残念なことに、年齢を重ねるうちにどうしてもその途中で十分あったはずの健康という貯金がこときれて、より重い症状や病気に見舞われることもあります。でもね、これをうまく受け入れて対応しいくことで、再び健康という貯金が貯められるように思います。

繰り返しますが、「相生」とは、互いが互いを生み出し、活かし合う関係。症状や病気あってこそ心もからだも強くなり健康もまた、高められるのです。相生、それは自然と自分のつながりを深められる大切な法則。

これが理解できると、苦しみは喜びの、不幸は幸せの親だということがわかります。のぼりの先にはくだりが、くだりの先にはのぼりがあります。今がつらくたって大丈夫、必ずお日様はのぼります。宇宙法則に沿って、尊いこの人生を味わいながら進んでいきましょう。

 

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