住まいの「氣｣を正そう！

暮らし

2023.06.102023.06.05

思うに、人間を含めたあらゆる生き物は、目に見えない「氣｣によって生かされています。そしてこの「氣」によって、健康も、運命も、人生も大きく左右されるのです。今回の記事では「氣」という文字を使っていますが、もともと日本人は長い間この字を使ってきたのです。ところが戦後、米軍のある意図により改定され、現在ではほとんどの人が「気」の字を使うようになっています。

「氣」とは、天の氣を表す部首である「气（きがまえ）」と、大地の氣のシンボルである「米」が合わさった文字であり、それはすなわち「天地の氣が交流してできた万物の根源」という意味を持ちます。なお「米」の字は氣のエネルギーが四方八方に放射されている様子を表しているとも伝えられています。

不足を補い、氣を正す

食べ物について考えた時、その本質というのは実は形にはなく、その中に含まれている「氣」にこそあるのです。人間の生命だって「氣」です。それはエネルギーであり、エネルギーそのものが宇宙の本質といえます。いくら見た目に美しい食べ物でも、そこに氣が充実していなければ、人は元気になれません。私たちは食べることによってそのものの氣を取り込んでいるからなのです。また、氣が満ち満ちている状態だと人は心身ともに健やかでいられます。

昔、気功法流行し、ずいぶん治療にも取り入れられました。もともと病気は「氣」の不足から起こりますし、氣のエネルギーを補給してやることで状態が良くなることも誠に理に叶っています。

例えば、木や花を芽吹かせ、大きくさせる力というのは目に見えません。人間の生命も目に見えません。こうした自然界における全て生命の根源は、目に見えない「氣｣なのです。であるならば、治療についていえば、目に見えないものを正す医学こそが本当の医学といえます。自然医学とは、すなわち氣を正す事に有るのです。

住まいの氣が乱れていませんか？

そのような観点から私たちの周囲を眺めてみた時、大変気になるのが「住まい」です。近年、生活環境の氣　の乱れが原因となって病気になっている人が多く見受けられます。

基本的にコンクリートは、モダンで見た目もスマートなのですが、氣の観点から波からみると、波動が粗く氣の流れが停滞してしまう恐れがあります。新築病、ホルムアルデヒド症候群、有害な新建材による中毒症状、鉄筋コンクリートマンション病、電磁場公害などが報道されています。

氣の充実した住まいとは？

見た目や外見だけで家を建ててしまい、その家の氣の低下と、気の乱れによって病気になっているということです。住まいの本質を忘れた住まいに暮らしていたのでは、人は到底健康にはなれません。では、良い住まい、氣の充実した住まいにするにはどうすれば良いのでしょう？

ずばり、風通しの良い「自然素材」が最高です。風通しが良いということは、氣の流れがあるということ。それには、古くから先人たちが建材として使ってきた木や土、紙、石などの自然素材を材料に用いることです。また、これから建てる予定があるという人は、床下全面に「酸化還元作用」のある木炭や水晶、トルマリンなどを埋めるか、敷きつめると大変良いのです。その土地の波動が変わり、酸化作用の強いシックハウスから、還元作用の強い健康ハウスに変わります。

本質を見つめる重要性

人間というのは非常に愚かなもので、多くの人は、目に見えない氣や本質を理解しようとはしません。私たちのこの目に見える肉体だって、本当は目に見えない氣のエネルギーによって生かされているのですから。見てくれの良いものにばかり心を奪われ、本質を見ないでそれを求めれば、当然、外見と体裁ばかりの家を建て、「新築病」になってしまうのです。

真実を求めて、真に心身が喜ぶ、氣の充実した住まいに暮らしましょう。

（＊トプ画写真はアトリエDEF のハルニレの森の家サイトより拝借）

⭐️ すでに家を購入し、長かった子育てを終えつつある私だが、もしもこの先、建て替えということになったなら、本書とじっくり睨めっこして最善の選択をしたいと思っている。医師が監修し、あらゆる角度から安全性、快適性、そして総合的な居住性の良さを吟味し、推薦する住宅を一挙公開。一日中眺めていても飽きない本なんてそうあるまい。