食べ物があなたの人生を左右する！

食と健康

2023.06.112023.06.09

食が血となり、血が肉となり、健全なる肉体には健全なる精神が宿ります。つまりは、心のあり方や思いのあり方、想念すらも食べものによって決まるということです。心が不正な人は、結局その原因は、その人の間違った食べものにあります。運命の展開を望むなら、先ず日常の食べものを改めることが先です。

自由自在に食を選べる現代日本

食べることについて、私たち日本人は本当に自由です。お腹が空いたら食べたいものを好きなだけ食べられます。お金さえ払えば、日本にいながらにして世界中のどんな料理でも食べられるのです。

「今日のお昼は何を食べようかな？」と街を見渡せば、ハンバーガー店や牛丼チェーン店、ファミリーレストランがいくらでもあります。お金に余裕があるなら、おしゃれなイタリアンやフレンチ、高級寿司店など、世界中のグルメを楽しむことができます。

「お腹がいっぱいになるなら何でもいい」というなら、コンビニエンスストアに行けば、おにぎりや弁当、あるいはカップ麺や菓子パンが所狭しと並んでいます。

食べられない人々

しかし広い世界を見渡すと、さまざまな事情で３度の食事さえ満足に食べられない人々がたくさんいます。干ばつのため作物が育たず、飢えに苦しんでいる人々だってたくさんいます。あるいは国と国とが戦争をしていたり、極度の貧困のために、まともな食べ物が手に入らず困っている人々もいます。

世界的にみれば、食べ物に困っている人々のほうがはるかに多いのが現実です。１日３食食べられる人というのは、地球の全人口98億人のうち３分の２にすぎません。今こうしている間にも、全世界で６秒間に１人の子供が飢餓で命を落としているのです。

でも、日本という国にいると、食べ物に困る状況など想像することもできません。どこか遠い外国の出来事としか思えないでしょう。自分とは関係のないことと思われる人が大半なのでないでしょうか。大きな災害に直面した場合は例外としても、１日３食の食事さえ不自由している人という人はごく少数だからです。

自由すぎる食の危険

毎日たっぷり食べられるのは、外国との比較をするまでもなく幸せなことです。「今日、食べる物がない」という状況ほど不安で辛く悲しいことはありませんから。でも、もし仕事のことを考える前に、食べ物の心配をしなくてはならないとしたら、どうでしょう？まずお腹を満たしてからでないと、行動する気持ちだって起きません。

けれども、自由に何でも食べられるということは、果たして良いことばかりなのでしょうか？食べることが自由になりすぎて、無秩序な食生活が当たり前になってしまっていないでしょうか。たとえば、食事の前にスナック菓子を食べるとか、アイスクリームを１日に何個も食べるとか、ベッドに入る前に冷蔵庫を探して何か食べるのが習慣になっていませんか？あるいは、立て続けに好きなものばかり食べてしまったり、お昼ごはんはハンバーガー、夜はフライドチキンなど、ファストフード三味という人もいるのではないでしょうか。

そんなふうに自由すぎる食生活を続けていたら、いったい人間はどうなってしまうでしょう？きっと体調を崩して人生さえ思い通りにいかなくなってしまうのではないでしょうか。

健全なる肉体に健全なる精神は宿る

人生が何かうまくいっていないとか、体調がいまいちすぐれない、なんていう時、結局その原因は、その人の間違った食べ物にあるという場合は多いのです。運命の展開を望むなら、先ず日常の食べ物を改めてみることが先です。

すぐにキレる若者は野菜が少なく肉食過多だったりします。「ヤサイを食べれば、やさしくなる」とか、「肉を食べれば、にくらしくなる」なんていったりしますが、一面の真理だと思います。草で育っている牛や馬は吠えません。肉食の犬やトラやライオンは吠えます。肉食動物というのは、顔も声も表情も動作も険しく、荒々しく感じます。人間の場合も全く同様で、母親が何を食べて子を産んだか、何を食べさせて子を育てたか、によって子供の性質というのは異なるものです。それはやがて性質のみならず、人生にも大きく影響を与えます。

「健全なる肉体に健全なる精神が宿る」

自分自身の性質を変え、人生を変えようと思ったら、まず食べ物を変え、体内環境を整えることです。やがて人生も大きく開けていくものです。

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