ケーキは油断大敵!お嬢さん!糖化を放っておいちゃいけません!

糖化

焦げるからだ

人間が老化していく原因にもいろいろあります。昔から「酸化(=サビる)」は有名ですが、その酸化以上に最近大きく話題になっているのが、何だかわかりますか?

…そう、「糖化」です。糖化は簡単にいえば「焦げる」こと。例えば、パンをトースターで焼くとこんがりと焦げ目がつきますよね。あれ、糖化です。あと、バナナなんかをずっと常温でおいておくと、だんだん皮が茶色くなってきてベロベロになっちゃいますよね、あれも糖化です。

パンもバナナも共通点は「糖質」であり、急激に血糖値を上げてしまう食べ物です。で、そのような食べ物を摂ると、食べ物の中に含まれる「糖」がからだの中のタンパク質と結びついて炎症を起こすのです。それが結局老化を早め、からだの構造と機能を傷つける糖化最終生成物 である「AGEs」をたくさん増やしてしまうのです。これは劣化変性したタンパク質で、これが増えた肌には女性に大敵のシワやたるみ、シミなどが増え、おまけに血管や筋肉、骨も硬くなって変性し、アルツハイマー病や骨粗しょう症の原因にもなるのです。

だからこそ、大口開けてガトーショコラ頬張ろうとしてるそこのお嬢さん!将来の美肌維持のためにも、骨折予防のためにも、毎週のようにケーキバイキング行ってちゃいかんのですよ。

白い食品にご注意を!

糖は本来、細胞のエネルギー源となるものでもありますから、まったく摂っていけないというわけではありません!むしろ、炭水化物は不足なく摂らないといけないものなのです。穀類、いも類、果物などに多いですが、問題は現代の食生活において、白いご飯、白いパン、白砂糖など極端に精製・精白した炭水化物が増えていることです。これらはせっかくの食物せんい、ビタミン、ミネラルがそぎ落とされているものなので、体内で素早く分解されて「糖化」の原因になりやすいのです。

特にケーキは、精製した小麦粉に加えて、牛乳や卵のタンパク質、それに白砂糖も使っているでしょ。あなたのその若さと美しさに対してダブルパンチ、トリプルパンチ、それに加えてコークスクリュー・ブローをくらわせるわけなのです。もちろん美味しいのはわかります。私だって食べないわけじゃないんです。でも、多く摂りすぎることがないように気をつけています。それは今の健康と引き換えに味わう禁断の果実なのですから。

私たちのからだの筋肉も、髪の毛も、爪もすべての組織はタンパク質から構成されます。そして私たちの日常には、主食になるパン、パスタ、うどんなど、精白された小麦粉が原料となるものが溢れている上、砂糖には中毒性もあるのでそれらを完全に遠ざけるのもなかなか難しいといわざるを得ません。だからこそ、ちょっとの意識とコントロールが大切なのです。

どうすれば糖化しないですむか?

生きていくには糖が必要であり、それが体内のタンパク質と結びついて炎症を起こし、なおかつAGEsが増えて糖化が進む、このプロセスはまさに私たちが生きることの裏側にいつだってまるで影のようについてまわります。しかも加齢とともにAGESはますます増えていくのですからたまったものではありません。特に肌のコラーゲン繊維に溜まったものはなかなか分解されず、肌の弾力を失わせ、シワやたるみを増やしますから、美容を気にする人にとっては、ヒタヒタと忍び寄る姿なき殺し屋みたいなものです。

さらには糖化の問題以外にも、精製糖などの白い炭水化物は血糖値を急激に上げやすく、炎症を起こし、血流を悪くします。急激な血糖値の上昇は、その後急激な低血糖も招きます。まるでジェットコースターみたいに血糖値が乱高下を繰り返すわけですから、当然キレやすくなったり、イライラしたり、感情が不安定になり、精神の健康にもかなり影響するのです。

がんやウイルスのえさを取り込むな!

白砂糖の成分で最も多いショ糖は、胃腸や血中で真菌や悪玉菌、ウイルスのエサになりやすいといわれています。これはイコールがんも誘発しやすいということです。さらに問題になるのが糖尿病。欧米人に比べて日本人は血糖値を下げるインスリンを分泌する能力が約半分とも言われ、糖尿病患者も多いのです。

考えなければならないのは、健康のためにも、炭水化物との良い付き合い方を学ぶことです。一般的に、主食であるご飯やパン、パスタ、うどんなどの炭水化物は、分解されると最終的に多くが糖となります。からだには必要でも、糖化を招きやすいこれらの食材を選ぶ場合、もし可能であればできるだけ精製度の低いものを選ぶことです。理由は、精製度が低いもののほうが食物せんいが豊富で血糖値を急激に上げないので比較的糖化が進みにくいからです。

できるだけ精製度の低いものを!

ご飯ならば玄米や、5分づき、7分づきを選ぶようにしましょう。最近ではパスタも全粒粉原料のものが自然食品店で手に入りますし、パンも全粒粉やライ麦パンのようなものがあります。また、選択肢があるなら、うどんよりもそばを選ぶほうが良いでしょう。

けれどいくら精製度が低くても、量を食べすぎてしまうと確実にからだの糖化は進みますので、炭水化物の食べすぎや、多くの男性が大好きなラーメンとチャーハンのセットなど、炭水化物を重ねて摂る習慣やメニューはやめましょう。

芋は芋でも料理法で変わります!

あと、芋類についてですが、例えば、ジャガイモ、サツマイモ、里芋の3種類があったとしたなら、糖化を防ぐ上で最も避けるべき芋はこれらのうちどれでしょう?

…答えは、ジャガイモです。北海道在住の私がいうのも、身内の悪口をいっているようであまり気分が良くはないんですけどね、ジャガイモはこれら3種のうちで最も血糖値を上げやすい上、さらにフライドポテトやフレンチポテトなど高温で揚げる機会が多いため、食品そのもののAGEsを急増させてしまうのです。その点、サツマイモや里芋は食物せんいやムチンの働きで、血糖値の上昇はゆっくりなのです。でも、サツマイモに白砂糖をたっぷり使ってつくる大学イモは、例外的にAGEs急増料理となってしまいますのでほどほどにしてください。

ちょっとこのテーマ重要なので、次回また攻めてみたいと思います。あ!次回のタイトルが今、浮かびました!

ズバリ、「にっくき糖化をやっつけるには?」

乞うご期待!

 

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