私たちが、この世界の「色彩」や「美」を感じとれるのも、健康なふたつの目があるおかげです。
しかし、パソコン、スマホ、テレビゲームなどハイテク機器の登場で、この頃、目の悩みを訴えられるクライアントさんが増えています。
目の悩みは大きく分けると、白内障や緑内障などの「病的疾患」と、「視力の問題」の2種類があります。
白内障や緑内障などの目の疾患は目だけの問題ではなく、内臓を整えていかなければなりません。白内障は肝臓、緑内障は腎臓の原因が考えられます。長年の食べ過ぎによって肝臓や腎臓を酷使した結果ですから、これらに対しては、食べ過ぎを控え、少食にすることが大切です。
また、多くの人が視力の問題にも悩んでいますが、遠視も近視も実は治し方は同じです。単純な話、目を酷使した後は、十分休めれば良いのです。
もちろんパソコンやスマホなどの使用により、目が酷使されるわけなのですが、それを逆手にとって、もっと積極的に目を動かしながら使うことにより、その行為そのものを「目の改善法」にすることも可能なのです。
パソコンを使う時、画面から離れてしまうと視点が固定されてしまいますが、少し画面に顔を近づけると表示に合わせて眼球を動かさざるをえません。そうやって、十分に眼球を動かした後で、たっぷりと目を休ませてやるようにすれば、パソコンやスマホを使いながら視力を回復させることも可能です。
ただ、ハイテク機器には、「電磁波」という困った問題もあるので、電磁波防御用のシールドスクリーンを使うなどして環境を整えてから行う必要があります。けれども、目に悪いと思いながら恐る恐るパソコンやスマホを使うよりは、よほど精神衛生上良いのではないかと思います。
また、どうしても電磁波が気になるという人は、画面のかわりに本の活字を用いる方法もありますので、今回はそれをお伝えしましょう。
①まず、本を一冊用意し、目の前に置き、ページを開きます。
②本に目を近づけて、その中の一文字をじーっと凝視します。
③しだいに疲れてくるので、疲れを感じたところで、今度は遠くを見ます。
④再び本の文字を見、これを交互に6回繰り返します。
⑤この後、眼球運動を行います。上下左右に6回眼球を動かし、最後に時計回り・半時計回りに回します。
これに加えて、目の3点体操を行うとさらに良いです。
①左右の耳のふちの中ほどを持って、5秒間引っぱります。
②中ほどよりも上のエリアを5カ所ほどに分け、それぞれ5秒ずつ引っぱります。
③左右の上まぶたのところの骨のくぼみ=眼窩を5秒押すのを5回行います。
④目をつぶり、手のひらのつけ根=手根で左右の眼球の上から30秒ぐーっと押さえます。
*コンタクトレンズを着用している時は行わないで下さい!
「耳のふちを引っぱる」「眼窩を押さえる」「眼球を押す」これら3点がセットになって、目の悩みを解消する基本の体操となるのです。
目が疲れてくると、首の上部も硬くなり、肩、背中、腰(腰椎1番)という順番に目の疲れがおりて来ます。そうすると、姿勢まで前屈みになり、何をするにも意欲が湧かなくなります。また、腰椎1番は「睡眠」とも関係するため、ここが硬くなると、眠りが浅くなってしまいます。
そんな時に、先ほどの目の3点体操を行うと、目の疲れがとれるのみならず、熟睡できるようになります。
東洋医学的には、春は「肝臓」、肝臓は「目」を支配すると考えます。そのため、今回は目を取り上げました。肝臓の支配ゆえ、アルコールや油物を摂りすぎず、酸味を含んだ食物を摂ることを心がけるのも目の薬となります。
どうぞ、これらのことを頭において、ぜひ日常生活にお役立て下さい。
あなたが目の健康を得て、この世の色彩や美を、より多く感じ取られますように。
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