もうすぐお盆ですね。この季節になると楽しみなのが「桃」。
あの色といい、カタチといい、香りといい、申し分ない愛らしさと魅力をたたえたフルーツです。
子供の頃、病気で寝ていた時、お母さんが冷たく冷やしてくれた桃の缶詰を食べさせてくれた、なんていう思い出を持っている人もいるのではないでしょうか。
缶詰に限らず、桃はきめ細かく果肉の喉ごしも良いため、食欲がない時でも美味しく食べることができます。甘く熟した桃は贈り物にしても大変喜ばれますよね。私も大好きです。
でも、あの存在感から何かを連想しません?
・・・そう、「女性」なのです。
桃の旬といえば夏ですが、私はあのフォルム、どうしても「女性」を連想してしまうのです。
いえいえ、でも私だけが特別じゃないようです。欧米では女性を褒める時には「She is a peach!」と言います。「peach=魅力的」という意味になり、美しく健康でセクシーな女性の褒め言葉として桃が使われているのです。
洋は違えど、私たち男性の描くイメージにはどうも共通のものがあるようです。
東洋に目を転じてみても、3月3日のひな祭りは「桃の節句」と呼ばれ、女の子の成長を祝う伝統行事として伝えられてきたではないですか。
昔、中国において桃の木にはカラダの中の悪いものを取り除く力があると考えられてきました。桃が魔除けの力を持つというその考えがやがて日本に伝わり、桃の花の可愛らしさとあいまってひな祭りの代名詞となったのでしょう。
ほのかにピンク色、甘い果汁と柔らかな果肉。これはどうみても女性的なフルーツですよね。けれど、どうもそれはイメージだけの話ではないようです。
というのも、桃が実際に女性を美しくする成分を含んでいるから。
代表格はビタミンC。ビタミンCには肌をきれいにしたり、老化防止の働きがあります。甘い香りを放つ果肉は不足した体液を補い、皮膚に潤いを与えて肌を若返らせてくれます。
また、カリウムには血圧を下げる作用があり、高血圧の予防、さらには便秘の改善などにも効果的。便秘といえば、食物繊維のペクチンも多く含まれているため、便秘で困っている方は果肉を食べると大変良いのです。
さらに、食べた後に捨てるあの種を割ると、中からさらに数個の種が出てきます。これは「桃仁」といって脂肪油やアミグダリンなどを豊富に含み、血液循環を良くし、生理不順や生理痛、更年期障害の不調改善に効果があるため、漢方では婦人病の薬としてとても重要視されているのです。
そんな桃、夏ですから大いにいただきたいものですね。スーパーでは、やや大玉のもので桃色が鮮やかな、ふっくら丸みが整っているものを選びましょう。
しかし、桃は基本的に病気や害虫に弱いデリケートなフルーツなので、殺菌剤や殺虫剤などの農薬を使うことが多く、特に表皮や表皮下のクチクラ層に化学物質が残留している可能性が高いのです。
でも、ちゃんと洗って皮をむいて食べれば大丈夫です。柔らかく傷みやすいのでタワシでゴシゴシと洗うわけにはいきませんが、それでも皮についた農薬やダイオキシンの心配をなくすために、そっと撫でるようにして丁寧に洗いましょう。
桃を丁寧に扱うそんな優しい所作が、きっとあなたの女性性をさらに高めてくれますよ。
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