奥さん！布団を干しても春ダニはやっつけられません！

暮らし

2019.01.152017.03.15

春はとてもさわやかな季節です。植物は芽吹き、今まで眠っていた動物たちが目を覚まし、活動を始めます。

しかし、そんなプラスのイメージとは裏腹に、自然界にはちょっと困った現象というのも起こります。目を覚ますのは動物ばかりじゃないのです。なんだと思いますか？

それは、「ダニ」。

私には子供の頃こさえたダニにまつわる「あるトラウマ」がありまして、以来、ダニを、まるで「恐怖の星からやってきた超絶エイリアン」くらいに感じて恐怖しています。

彼らが活動する季節として、一般には梅雨や夏と思われる人が多いかもしれません。しかし、ダニは春からすでに増殖の準備をはじめているのです。例えば、「寝具」。

「なんだ。うちは問題ない。布団はいつもベランダに干しているから」

そう思われたあなた！実は、それ、ほとんど意味がないってご存知でしたか？

■外の布団干しはダニにとってはただの日光浴だった？■

寝具からダニを除こうと思うなら、まずはじめに「布団を外に干して天日に当てる」ことを考える人は多いと思います。しかし、私、最近その効果に疑問を持っているのです。

布団を天日干ししても、ダニは生き物なので、日の当たっている表面から裏面へと逃げてしまいます。裏返しても、また逃げます。直射日光の温度くらいだと殺菌消毒はできても、ダニという生き物を殺傷するまでの力はどうやらないのです。

以前、日経新聞が行った実験では、「４時間の天日干しの前後でダニによる布団への汚染量には変化がみられない」という残念な事実が明らかになりました。もし、ダニを殺そうと思うなら、55度の温度で20分間も加熱しなければ効き目はないそうです。その前に私たち人間がダウンしそうですよね。

ならば、布団叩きでダニを追い出せば良いのではないか？そう考える人もいるかもしれません。しかし、同じく、日経新聞の実験結果では、天日干しをした後、さらに布団を叩いてみたところでダニの汚染量に変化はほとんど見られなかったのです！それどころか、逆にダニの糞や死骸が布団の表面に浮かび上がってきて、肌に触れたり吸い込んだりしやすい状況になってしまうのです。

そんなお布団の上で寝ていたら、アレルギーを引き起こしたり、悪化させる原因となることは火を見るよりも明らかであります。医学的には、小児ぜんそくの約７割がダニが原因との調査報告もあります。

ご自身やご家族を、そういった心配がないようにするためには、多少の手間がかかってもダニ駆除を敢行する必要があるのです。では、具体的にはどのようにしたら良いのでしょう？

■春ダニにご用心！■

以前、姉妹ブログ「noahnoahの21世紀カラダ島」に『春ダニにご用心！』という記事を書いたことがあります。そこでは、私が子供の頃に体験した恐ろしいダニにまつわる出来事と、ダニ撲滅のための対処法について解説しました。それは、こんな記事です。

姉妹ブログ「noahnoahの21世紀カラダ島」『春ダニにご用心！』より抜粋〜

私が、あまり好ましくないと感じるものの一つに「ダニ」があります。

昔、子供の頃、小豆をしきつめた枕を使っていました。

実家が農家もしていたため、祖母が収穫した小豆を布袋に入れて私のために作ってくれた手作りの枕だったんです。それを気に入って洗わずに何年も使っていました。

ところがある晩、寝ていて何か生き物の「気配」のようなものを感じ、それがどうも枕の中から発しているように思われ、気になって眠れなくなり、真夜中に思い切って枕にはさみを入れ、蛍光灯の下でぱっくりと開いてみたんです。

・・・そこで私が目にした光景は、とても言葉にできません（汗）。

でも、できないとブログが進んでいかないので無理矢理言葉にすると、そこでうごめいていたものは・・・

なんと、おびただしい数のダニの群れだったのです！

それ以来、「ダニ」という言葉を耳にするだけで、あの光景を思い出し、背中のあたりがモゾモゾして震えがきてしまいます。あれは丁度今くらいの時期でした。

一般的に梅雨時期から秋にかけて多く発生するといわれるダニですが、実は案外、気温が上がり始める今くらいの時期も注意が必要なんです！

特に私の暮らす北海道は冬寒いため、窓を閉め切り、高気密で温かな室内で過ごすことが多いです。けれど、これはダニ君たちにとっても快適な環境であるため、彼らはこの温かな環境の中で大量繁殖する機会をうかがっているのです。

そんなダニ君たちの最も好きな根城は、はたしてどこだと思いますか？