初夏になると果物屋さんの店先に並ぶ夏みかん。
あの質感と香りが何とも言えず好きです。
夏みかんは日本の山口県が原産で、明治時代に栽培され普及したもの。
多くの人は、夏に実がなるので「夏みかん」と思っているのですが、
本当は、秋に実がなるのです。
けれど、収穫の後、酸味を少し抜き、春から初夏にお店に並ぶので
このように呼ばれているのです。
夏みかんと言えば、あの酸っぱさが特徴だったのだけれど、
近頃は酸味が極端に少なくなり、甘みがずいぶん増したように感じます。
酸味が苦手という人は多いのですが、
実は、あの酸味こそが命です。
酸味の主成分は、クエン酸とビタミンC。
疲労回復、動脈硬化の予防にはうってつけなのです。
クエン酸成分は、疲労の原因となる乳酸を分解し、
エネルギー代謝を円滑にしてくれます。
また、動脈に蓄積される乳酸も分解する働きがあるため、
動脈効果予防にも効果あり、というわけなのです。
豊富なクエン酸を取り込んで疲労回復を望まれるなら、
生のままで食べるか、サラダが良いですね。
りんごやキーウィフルーツ、いちごなどと一緒にフルーツサラダにすると
酸っぱさもほどほどに食べやすくなりますね。
また、ヨーグルトを合わせても爽やかさが増し、
さっぱりとした味になります。
けれど、サラダはドレッシングなどで、ついつい油を多く使ってしまいがち。
夏みかんの「酸味」は肝臓にとって薬となりますが、
油を多く使うと、逆に脂肪を分解する肝臓の仕事を増やしてしまうことになり、
それじゃ本末転倒です。
そこでおすすめなのが、マクロビオティック風にアレンジしたサラダです!
夏みかんのサラダをマクロビオティック風にアレンジするために
何を使うかと言うと、切り干し大根。
夏みかんも切り干し大根も、どちらも脂肪の分解・消化を助け、
魚や肉など動物性タンパク質の毒消しをしてくれる組み合わせなのです。
<材料>4人分
•切り干し大根 40g
•夏みかん 1個
•梅酢 小さじ4
•リンゴ酢 小さじ4
①切り干し大根を洗ってざるにあげておく。
②夏みかんの皮をむき、実を食べやすい大きさにほぐす。
③これらを梅酢とリンゴ酢で和えるだけ。
ただこれだけ。簡単でしょ。
ノンオイルなので肝臓に負担をかけず、とてもヘルシーな一品です。
できれば無農薬のものが手に入ると良いです。
なぜなら、皮も使いたいからなんです。
サラダを作った時、むいた皮は捨てずにとっておいて下さい。
夏みかんで決して見逃してならないのが、皮の効用なのです。
皮には精油成分が含まれています。
お風呂に入れると精油成分がお湯に溶け出して、毛細血管が広がり、
神経痛やリウマチ、筋肉の痛みを緩和してくれるのです。
また美肌効果をもたらすビタミンAとC、
それに、体臭を消し疲れを取ってくれるクエン酸も豊富。
さらには、ポリフェノールが血圧上昇を抑えたり、血中の中性脂肪を分解したり、
毛細血管を強化する働きもあるのです。
おまけに、テルぺイドと呼ばれる成分にはリラックス効果もあります。
いかがですか?この効用。
実だけ食べて皮を捨てたんじゃもったいないのです。
どんな風に利用するか、その方法は以下の通り。
①塩をふって皮をよく洗う。
②水分をふきとり、皮を3センチ大くらいにちぎり、4、5日ほど天日に干す。
③布袋かガーゼに入れてお風呂に入れる。
④香りを楽しみながら湯船につかる。
夏みかんの良い香りに包まれて、
カラダの芯から十分リラックスなさったことでしょう。
さて、湯船から出て、浴槽の栓を抜こうか・・・
おっと!
ちょっと待って下さい。
皮を捨てるのはまだ早いんです。
オレンジ成分は洗浄剤として使用されることからもわかるように
強い洗浄効果があるんです。
皮も湯も、お風呂の掃除にそのまま利用できるのです。
ぜひ、皮を捨てる前に、体ポカポカ、肌スベスベ、
お風呂はピカピカにして、夏みかんの効用を十分味わいつくしましょう。
こうして、夏みかんと親しんだら、毎年きっと、
果物屋さんの店先に並ぶこの季節がとっても待ち遠しくなりますよ。
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