クランベリーで本当に尿路感染症は防げるのか?

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植物が私たち人間の健康にとって欠かすことのできない存在であることは、世界中、様々な地域に長く伝わる食生活や手当て法をみてもわかります。現在、最先端の科学技術によって食物の栄養成分について細かく分析できるようになってからは、それらの豊富なデータが改めて伝統的に用いられてきた植物の価値を裏づけています。

また、逆に今まで効果ありと言われてきた植物の中に、分析の結果、思ったほどの効果がないとして、従来の評価が覆されるケースも増えています。

秋になると収穫の時期を迎えるクランベリー。あの可愛らしい赤い実が「泌尿器疾患」を改善する働きがあるとして、一部の健康マニアの間では評判になっていました。しかし、その評判が最近は少し変化しているようです。




■クランベリーは尿路感染症に有効?■

クランベリーは、もともと日本やヨーロッパ、北アメリカの寒冷地に自生するツルコケモモ科の小さな果実です。色はさくらんぼに似た鮮やかな赤色です。現在はアメリカで何度も品種改良が行われて世界各地幅広い地域で栽培されるようになりました。

今ではジャムなどの原料としても利用されることがありますが、実は古くからアメリカ先住民にとっては生薬として用いられてきた歴史があります。その効能は多様ですが、中でも尿道炎や膀胱炎をはじめとする泌尿器疾患にとても効果があると長い間言われ続けてきました。

尿路感染症には、一般的に酸性物質である馬尿酸が有効とされていますが、クランベリーはそのもとになる「キナ酸」という成分が豊富に含まれているのというのがその理由です。

キナ酸は、肝臓で代謝される時に馬尿酸に変化し、尿のphバランスを正常に保つ働きがあります。それによって炎症をもたらす細菌の増殖を抑え、老廃物の排出を助け、症状の改善を促してくれるというわけです。

と、ここまでは今までの栄養学で言われてきたことです。なので、栄養学に詳しい方であれば、クランベリー=泌尿器に効く植物、と思われる方もいらっしゃることでしょう。

しかし、最近行われたある研究で、尿路感染症に対してクランベリージュースと他の治療法を比較してみたところ、残念ながらその効果に大きな差はなかったことが明らかになりました。さらにはジュースだけでなく、錠剤においても有効性が十分ではないという結論が出てしまったのです。あくまでも尿路感染症に対しての結果ではありますが。

■豊富な栄養成分が酸化と菌からカラダを守る

だからと言って、クランベリーが人間の健康に寄与しないわけではありません。キナ酸が含まれているのは事実ですし、そのほかにも沢山の有効成分が含まれています。ずいぶんその名が知られるようになったポリフェノールや、プロアントシアニジンは抗酸化作用と抗菌作用がありますし、口の中では歯周病のもとになる歯垢を防ぐ働きも期待できます。

また、赤い色素のもとになるアントシアニンもポリフェノールの一種で、抗酸化作用が強いことからコレステロールの上昇を防ぐ効果が認められ、心臓病が多いアメリカでは以前から一般的な民間療法として人気がありました。さらにクランベリーに含まれるビタミンCは、その含有量がオレンジやアセロラよりも高く、壊血病や風邪の予防にだって効果があります。

また、プロアントシアニジンには運動時の筋力低下を抑えたり、筋力の回復を早める効果を持つこともわかっています。ゆえに疲労回復には効果ありというわけなのです。

■クランベリーのサプリメントも多種あります

では、そのクランベリーを実際どのように摂れば良いのでしょう?アメリカでの品種改良が進み、ずいぶんと食べやすくなったクランベリーではありますが、そのまま口にしたのでは酸味、苦味、渋味、その全てが強過ぎて難があります。また、日本では果実のままの状態で手に入れるのはなかなか難しいもの。アメリカの場合は、お菓子などの加工品や調理用のソースとして摂られることが多いです。

なお、栄養成分を重視するのであれば、多めに摂取する必要があります。そこで利用したいのがサプリメントやジュースという手もあるでしょう。最近ではその栄養成分の高さからクランベリーのサプリメントも販売されています。サプリメントであれば、 一日の目安量が確認しやすいため、摂り過ぎる心配もありません。ネットでは様々な製品が紹介されているので試してみるのもありでしょう。

■クランベリーのまとめ

もしもクランベリーを美味しくいただきたいというのであれば、ドライフルーツはお勧めです。生と異なり、賞味期間が長い上、 果実を乾燥させているので、栄養成分がギュッと凝縮されており、そのまま食べても大変美味しいです。

ただ、ビタミンCの摂取を目的とされる方は、残念ながらドライフルーツゆえ十分望むことはできません。その部分を差し引いても栄養価は高い上、美味しいので、加工されたお菓子を食べるくらいであれば、クランベリーのドライフルーツの方が価値は高いと思われます。

結論。クランベリーは尿路感染症には飛び抜けた効果は期待できないけれど、栄養食品としては優れていて、ドライフルーツにしたものは美味でもある、ということになります。

⭐️  アメリカ産のドライクランベリー。砂糖による甘味と植物性油脂で食べやすい状態に加工されています。調理用としても使えますし、そのままヨーグルトにかけて食べることもできます。1kgあれば、しばらく何とかなります!

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