肝臓の状態を知るには①


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日本では、命にかかわるような大切なことや、なくてはならないことを肝心要(かんじんかなめ)といいますが、私たちのカラダにある臓器の中でも「肝臓」ほど多岐にわたって様々な仕事をし、休みなく働く臓器もないのではないかと思います。

西洋社会でも、英語では「生きる人」という意味と「肝臓」とは、「Liver」という同じ単語を用います。このように洋の東西を問わず、肝臓は需要で命そのものとまで考えられていた大切な臓器なのです。

その肝臓の仕事は、なんと500種類を超える!と言われていますが、おもな働きをざっと12ほど挙げてみれば以下の通り。

■肝臓の働き12■

①食物として口から摂った糖質をグリコーゲンに変える。

②口から入った植物性・動物性のタンパク質の分解成分であるアミノ酸から人間自身のタンパク質を再合成する。

③糖分やアミノ酸が余分にカラダに入ると、脂肪に変えて皮下などの貯蔵庫に送り届ける。

④老廃物を無毒化する。

⑤胆汁を作り、胆管を通して腸へ送り、脂肪の消化・吸収を助ける。

⑥古い赤血球を壊し、血液の貯蔵を行う。

⑦胎児の時は、血球も作る。

⑧ビタミンA.D.E.B12などを貯蔵する。

⑨ウィルスや細菌を食い、その毒素を処理する。

⑩薬物の副作用を緩和したり、毒物を中和して無害化する。

⑪がん細胞の毒素に対して抵抗する。

心臓や腎臓に関しては、人工心臓や人工腎臓が開発され、一命をとりとめたり、延命している人が世界中数十万人にものぼっていますが、この肝臓だけは、その複雑多岐にわたる機能ゆえ、未だに「人工肝臓」なるものは作られずにいます。


■化学調味料が数値を上げる■

それほどまでに大切なこの肝臓。ところが私たち現代人の肝臓は、昔に比べ急激な食生活の変化で多大な負荷をかけられています。

例えば、化学調味料のグルタミン酸ソーダ。一般家庭で常備しているのみならず、市販されている加工品の多くにこれが旨み調味料として使われています。

これが、肝臓病の有無について調べる時の検査で使われるGOT、GPTの数値を上げてしまうのです。

GOT、GPTはともにさまざまな臓器細菌の中にあり、カラダの重要な構成要素であるアミノ酸をつくる働きをしています。血液中にも常に一定量が出ていますが、臓器や組織が損傷するとその分量が増加します。
GOTは心筋、肝臓、骨格筋、腎臓などに多く存在するため、これらの臓器の細胞に異変が起こると血液中のGOTの量が増加します。そのため、肝臓障害、心筋梗塞、溶血などの診断に有効な検査となります。またGPTは、とくに肝細胞の変性や壊死に鋭敏に反応するので肝臓・胆道系の病気の診断に有効な検査となっています。

基準値は・・・

基準値
●GOT 8~33 IU/L
●GPT 6~32 IU/L 

これらの数値を超えるようであれば、慢性・急性肝炎、脂肪肝、肝硬変、溶血、肝がんなどが疑われます。

ところが、大量に化学調味料を長期で摂取していると、この数値が上がるのです。なぜなら、肝機能検査の数値であるGOT、GPTの頭文字の「G」とは、グルタミン酸の「G」なのです。

化学調味料そのものが肝臓に負担をかけるのはもちろんですが、摂取そのものが、その原料を取り込むことにもつながるので当然数値も上がってしまうわけです。アルコールや油物を控えているにも関わらず、これらの数値が上がってしまうという方は、化学調味料が原因かもしれません。そこのところをチェックしてみて下さい。

さて、そんな肝臓ですが、実は簡単な望診法により、その不調を知ることができるのです。それは次回にお伝えしてみたいと思います。

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