耳は、えらいよ。

導引

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私たち人間のカラダのパーツというのは、それぞれに「えらい」のだけれど、中でも私が特にえらいと感じ、偏愛しているパーツがあります。

それがどこかというと・・・

 

「耳」

 

よく、男性が女性を見る時に「一番最初にどこを見ますか?」という質問があります。

多くの男性は、「胸」とか「顔」とか「目」とかいう風に答えられると思います。

 

ところが、私は「耳」なのです。何がなんでも「耳」なのです。

ゆえに、女性と対面した時に視線が両サイドに流れてしまうらしく、女性から「なんか目がヤギみたい」と言われたことがあるくらいです。

 

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 ●八丈島のヤギ

 

■耳は福運をあらわす鏡■

人相学的に見ると、耳にはその人の福運があらわれます。

「福耳」という言葉があるように、耳たぶの肉の厚い女性には福運があり、一生を通じて物質的にも人間関係にも恵まれます。耳の肉の薄い女性は、幸薄く、財産を受け継いでもそれを減らしてしまったり、大金を得てもすぐに失うと見ます。

一般的には、耳がたっぷりしている人は、親がゆとりのある生活をしているときに生まれ、耳が貧弱な人は親が困窮しているときに生まれたと見ます。やはり、耳が大きくたっぷりとした女性は、気持ちにもゆとりがあって、優しい人が多いという印象を受けます。

耳の色が良いのも、健康であって運が良い証。耳の色がすすけたように汚れているのは、十分な栄養がとれておらず、金運が衰えている証。

けれど、たとえ福相でなくても、食生活を整え、日々の思いを修正していくことで貧相を福相に転じていくことは可能であるとマクロビオティックでは考えます。耳の肉の薄い女性も決してがっかりしないで下さい。

 

さて、福耳の中でも最も良い相というのは、耳たぶの下端がまっすぐに垂れずに、口のほうに向かっていて、その上に米粒が乗る位「くの字」に曲がっている相です。

こういう耳の女性は、度胸があり、財産を増やしてゆく手腕もあります。男運も良く、資産家と結婚したり、パトロンに恵まれたりします。

 

良い耳を持った女性でまず最初に思い浮かぶのは、スケートの浅田真央選手。

 

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●浅田真央選手

 

たぶもぷっくりとしていてくの字。米粒が乗りそう。

こういう女性は感情豊かで、交際していても楽しいものです。

しかし、耳はそうした占術としての活用法のみならず、健康法としても活用できるところがまたえらいのです。その健康法とは・・・

 


 

■導引でも重視されるのが耳■

私が好んで行っているものに「導引」なるものがあります。

導引は古代中国で生まれたタオイストの養生法の一種で、気功法のベースとなるものです。野生動物の動きを手本にした動法と呼吸法とを組み合わせたもので、後に禅仏教の思想などとも合わさり、関節の屈伸や摩擦法などを加えながら発展した健康法とも言えます。

その導引の中でも、耳は特に重要視されるパーツ。なぜなら、耳には全身が投影されるからです。

しかも、耳は小さいながらも365個のツボが存在する場所でもあり、耳上部は自律神経、中ほどは首や肩、背中、下部は脳と対応しています。

肩こりや腰痛の治療点、血圧安定、ダイエットにも効果のあるポイントがこの耳に集中しています。おまけに東洋医学的には腎臓のエネルギーと関係が深い場所。

腎臓のエネルギーは、先天の気と言って、成長や発育、セクシャリティーと関わり生命力を蓄える役割を担っていることは以前にもお伝えしました。

つまりは、耳を刺激することが生命力を鼓舞することにつながるわけです。さて、そんな耳に対しての導引には様々な刺激法があるのですが、今回は最もシンプルで基本的な方法をお伝えします。

 

■耳の導引・その手順■

①両耳の耳たぶを指でつかんで斜め上に引っ張る。(各10回)

・引っ張る場所は、耳のたぶの上部、真ん中、下部の3カ所。

・好きな所からからほぐして良い。

・捻ったりしてアレンジを加えても良い。

 

②両耳の横側をつかんで真横方向に引っ張る。(10回)

・耳たぶから少し上の位置にある耳の横部分をつかむ。

・①とは違って真横に引っ張る。

・真横方向に引っ張ることで、耳が最も伸びて、刺激が強まる。

 

③両耳の上端をつかんで斜め上方向に引っ張る。(10回)

右耳なら右上方向に、左耳なら左上方向に引っ張る。

 

④中指を両耳の穴に差し込み、ぐるぐると回し、

繰り返した後、ぐーっと押し込んでパッと放す。(3回)

これらを行うだけでも、視界が明るくなり、すっきりした気分になります。

 

もうすぐ立冬ですが、冬は、五行学説で考えると「腎」にあたる時期。腎は寒さに弱いため、身体が冷えたり、この時期に不摂生な生活を続けたりすると、機能が衰えやすくなってしまいます。腎とつながりの深い耳を導引で刺激することが積極的な養生へとつながります。

えらい耳を大切にケアし、これからの季節、腎を健やかに保ちましょう。古代中国の有名な医師・華佗(かだ)が教えた導引を来る日も来る日も真面目に続けた弟子の呉普は、齢90歳に至っても、耳も目も問題なく、歯も抜け落ちることがなかったと言われています。

・・・耳の導引。その恩恵には計り知れないものがあるのですから。

 

 

 

 

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