腎臓病の妙薬・すいか糖

暮らし

watermelon

 

 

子供の頃、夏に外で遊んでいて、かるい日射病のようになり、カラダが暑く、ぐったりしたことがありました。

そんな時、母は、私に冷やしたすいかをたくさん食べさせてくれました。実家が農業をやりながらの治療院だったために、夏になるとわが家の畑には大きなすいかがごろごろと横たわっている環境だったのです。

後からわかったことですが、すいかには熱を下げ、暑さを忘れさせてくれる効果があるのですね。昔の人は暮らしの知恵として、すいかを栽培し、厳しい夏に備えておいたというわけです。

 

■すいかの歴史とその効用■

すいかは漢字で「西瓜」と書きますが、これは中国に伝えられたままの名前を用いたもの。原産地はアフリカで、中国へは西から伝わって来たのと、ウリ科の果物だったため、この名前がつけられたのでした。

 

日本へは平安時代にはすでに入っていましたが、16世紀の終わりに再び、今度はオランダ人によって伝えられたそうです。

すいかの効用。それは優れた利尿作用によります。アミノ酸の一種であるシトルリンが含まれていて、これが利尿作用に働くため、昔から腎臓病の妙薬として重宝されてきました。

また、それだけでなく、心臓病や高血圧などにも効果があります。中国では暑気あたりや糖尿病に用いられる漢方薬に「白虎湯(びゃっことう)」という薬がありますが、それと同じ働きがあるとして「天然の白虎湯」とも呼ばれているそうです。

おまけにすいかは、思いのほか栄養的にもバランスがよろしい。水分のほか、ビタミンA、B1、B2、C、カルシウム、カリウム、リン、鉄分、アミノ酸が含まれています。

ただ、胃腸の弱い人や、冷え性のある人は食べ過ぎに注意が必要。かえって逆効果になるのです。

 

■すぐれた薬効のすいか糖■

その昔、すいかがとれない季節に、腎臓病の人の妙薬として創り出されたのが、「すいか糖」。心臓病や高血圧、そのほか、水分の取り過ぎからくるむくみにも優れた効果があります。薬のない時代には日本各地で、このすいか糖が作られ、庶民の健康に寄与してきました。

市販されたものも手に入りますが、量を考えると、それほど安いものではありません。少々出来上がるまでに時間はかかるのですが、なにも難しいわけではありません。

 

今がちょうど、すいかの季節。この時期にたくさんすいかを手に入れて、すいか糖を作ってストックしておくのはいかがでしょう。以下、作り方をお伝えします。

 


 

■すいか糖の作り方■

①すいか2〜3個の果肉をしぼり、そのしぼり汁を鍋に入れて、中火で焦がさぬようにかき混ぜながら煮詰めます。

②5〜6時間かけて200ccくらいまでにし、汁にとろみがついて水飴状になったら火を止めます。

③これを冷やしてビンに詰めたら出来上がり。

 

 

*すいか糖は、種を一緒に煮るとより薬効があります。煮詰めて、果汁が3分の1のところで種を取り出し、さらに煮詰めると良いでしょう。種には、止血、痛み止めの効果があるんです。飲むときは、1日3回。1回にすいか糖10ccをお湯に溶いて頂きます。

 

また、このすいか糖を1日3回、スプーン1~2杯ずつなめると、むくみが取れます。単に利尿効果があるだけでなく、体内の余分な塩分を外に排泄する働きもありますので、高血圧で悩んでる方は常食すると血圧が安定してきます。

のどの病気にも効果があり、風邪でのどが痛いときや、たんが絡んで苦しいときなど、すいか糖をなめると、たんの切れがよくなり、熱を持っていたのども改善されます。

 

 

たんに夏に楽しむのみならず、すいか糖にすれば、一年中その恩恵にあずかることができます。おまけに甘くて美味しいお薬です。あなたもぜひ、作ってみませんか?

 

 

 

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