小さな巨人・ゴマを見直そう

野菜の効用

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人間は、とかく見た目にごまかされやすいものです。

背広を着ている人は皆、紳士だと思ったり、カラダが大きな人は皆、強いと思ったりします。その反対にスエットパンツにランニングシャツを着ている人は皆、ルーズな人だと思ったり、カラダの小さい人は皆、弱いと思ったりします。

はたして、見た目と本質はイコールか?

「否!!」

往々にして本質はその逆ということだって多いのです。

 

■ゴマの効果は素晴らしい■

例えば、あのマ」

ゴマを考えてみて下さい。ゴマほど、その小ささから軽視され、実力に見合った評価を受けていない不憫な食材はないのではあるまいか?そんな可哀想なゴマのために、私は今回、あえてゴマの素晴らしさを皆さんにお伝えすべく、パソコンのキーボードを叩いておるのです。ゴマの名誉回復のための一歩がここから始まることを信じて、ではお読み下さい。

 

中国の薬物学の古典に『本草綱目』(ほんぞうこうもく)という書物があります。

そこには、こうゴマが賞賛されています。

「これを百日間連続して摂れば、いっさいの持病が治り、一年続ければ、カラダや顔にツヤが出て、若々しい肌になる。二年続ければ、白髪が黒くなり、三年続けると新しい歯に抜け替わる。四年続けると火や水に負けない強いカラダになり、五年続ければ走っても馬に負けない足、息切れしない強いカラダになる」と。

 

・・・最初の二年目までは良いのですが、三年目以降はなんだか眉唾とおっしゃるあなたの気持ちは分かります。確かに現在では、この記述をこのまま信じる人はいないかもしれません。ゴマはカラダには良い食品かもしれないが、不老長寿の食品などではないというのが、大方の解釈でしょう。

しかし、最近になって、この話もまんざら嘘ではないことが分かってきたのです。

老化の原因には色々ありますが、その中の一つにフリーラジカル説と呼ばれるものがあります。これは、「活性酸素」という攻撃性の強い酸素分子によって、カラダの細胞や遺伝子が破壊されたり、傷つけられてカラダの老化が進むという説です。

私たちのカラダはいつでも、この活性酸素と戦っています。そして、活性酸素が必要以上に発生してしまうとカラダの老化が進んでしまうのみならず、がんを始めとするさまざまな成人病も起こりやすくなるのです。

しかし、最近、ゴマに含まれる成分のセサミン、セサモール、セサミノールなどの物質が抗酸化物質であり、実際にカラダの老化を防ぐだけでなく、成人病の予防にも効果があることが分かってきたのです。

マウスを2つのグループに分け、一方にはゴマを混ぜたエサを与え、もう一方にはふつうのエサを与えて飼育し、その老化度を比較してみたところ、ゴマを与えたマウスは毛並み、肌の状態、活動性、繁殖力などあらゆる点において、ふつうのエサだけを与えたマウスのグループよりもはるかに勝っていたという実験結果があるのです。これは当然、人間にも当てはまるというわけです。

昔の中国の人々は、実験・分析などを経なくても、きっとゴマの効力を十分に理解していたのでしょう。

 


 

■ゴマリグナンの働きとは?■

最近の研究では、ゴマに含まれるゴマリグナンという成分が特にその働きにおいて素晴らしい物質ということも分かってきました。前述したセサミンもこのゴマリグナンの中に含まれる成分です。どんな働きがあるかというと・・・

 

①優れた高酸化作用を持つ

②肝臓の機能を改善する

③コレステロールの上昇を抑える

④血圧低下効果がある

⑤二日酔いの予防になる

⑥抗アレルギー作用を持つ

⑦脂肪の代謝を促進し、肥満予防に効果がある

⑧美肌効果があり、肌にツヤをもたらす

いかがですか。これだけ効果を並べたら、中国の古典『本草綱目』にも負けない勢いではありませんか。

 

■1日に最低大さじ1杯のゴマ生活■

ただ、大切なのはその摂取量。

もし、ゴマの健康効果を感じられるくらい摂ろうと思えば、一日に10〜20gは摂りたいところ。これは大さじ1〜2杯の量になります。けれども、サプリを摂ることを考えれば、ずっと安上がりかもしれません。

しかし、丸ごと食べる食品ゆえ、海外から輸入したものは農薬の使用が心配なものが多いのも事実。可能であれば、検査をしっかりしているオーガニックのものを選びたいですね。

あなたも今日から始めてみませんか?ゴマ生活。

試しに、毎日五年間食べ続けてみて、走っても馬に負けない足を手に入れたなら私にご一報下さい(笑)。

もし、そのたとえが大げさだったとしても、小さな巨人・ゴマの優れた効果は知っていてきっとソンはないと思います。

 

 

 

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