人間、生きていると、ストレスと無縁なんてこと望むべくもありません。誰でも多かれ少なかれ日々ストレスを抱えて生きているもの。
しかし、過度のストレスは心身の健康に多大な影響を与えるもの。本来はストレスを感じないよう弾力のある心身を持つことが理想ですが、そのためには一体どうすれば良いのでしょう?
私は、まず第一に「逃げる」ことをおすすめします。
ストレスのダメージを最小限にする方法、それはズバリ「戦わない」「逃げる」の2ステップなのです。
決して、ストレスに負けないように頑張ってはいけません。無理をしちゃいけないのです。
あなたは、もし食べ過ぎて調子を崩したならどうしますか?そんな時は、断食するか食べる量を減らしてお腹を休めますよね。それと同じように、心がストレスを感じて折れそうになったなら、無理をせず休養を取って心をゆっくりと休めることが必要なのです。
休養を取ることにより、それまで100感じていたストレスが、70とか半分くらいに感じられるかもしれません。
ストレスを感じないように小手先の技で対応するくらいなら、「休む」のです。
まず心身を休め、そして時間が経って少し余裕が出てきたら、次にやることは、ストレスの捉え方を変えてみるのです。
これを心理療法の世界では「リフレーミング」といいます。別な言葉でいえば「視点を変える」ということです。
人は誰しも何らかの思い込みを持っています。「こうしなければならない」、「ああすべきだ」、「これをしたら笑われる」などなど・・・。
そうした思い込みが新しい可能性の芽を摘んでしまう場合が多々あるのです。なので、たまには逆転の発想で状況を捉え直してみる。すると思わぬ解決策に気づいたりするものです。
嫌なことを克服しようとすれば、かえってそれがより大きなストレスになってしまったりする。それよりは、心が弱っている時には、ひたすら楽な方へ逃げる。そんなリフレーミングが新しい展開を生むのです。
例えば、取り組まねばならない案件が目の前にあったとして、多くの人は「何がなんでも今日中に仕上げなければ」と思って取り掛かることでしょう。しかし、ムキになればなるほど、案外何も手につかなかったりする。
ところが、「明日できることは今日しなくてもいいや」と決め込んで気持ちが楽になったとたん、急にできるようになったりすることって多いと思うのです。
もしもあなたがストレスに見舞われ、逃げを決め込んだ時には、どうか「まぁ、いいか」とマントラのように唱えてみてください。これはある意味、自己受容の言葉なのです。気持ちを軽くし、心身を柔軟にする効果があります。
さらには、「ごめんね」と「ありがとう」という言葉をその後に付け加えてみてください。さらに気持ちが軽くなり、大きなものに許されているような安心感を得られるでしょう。
こうした言葉を発したことで得られる安らぎの感情が、目の前のモノゴトを好転させるきっかけを創るのです。なお、これらの言葉は一見場違いなシチュエーションにおいて使っても効果があります。
また面白いことに、どこかカラダに痛むところがあるような場合でも、そこに手を当て、先の言葉たちを唱えるだけで痛みが軽減したりすることがあるのです。これはすでに何人かのクライアントさんに試してみて実証済みです。
ストレスの捉え方を変えてみる。視点を変えてみる。これらのリフレーミングによって、人は、失敗を、学びのチャンスに変えられます。逆境を、成長のチャンスに変えられます。挫折を、新しい人生へのパスポートに変えられるのです。
それにより、いつの間にか自分自身が変わり、真に仕事や人生の価値を共有できる良き人々の出会いが得られるのです。
つまりは、この世に本当の意味での失敗や逆境、そして挫折なんてネガティブな要素はなくなり、あなたの仕事や人生に起こる一つひとつの出来事があなたを成長させる糧となるのです。
もしもあなたが、人前に出ると緊張して顔が赤くなってしまうタイプの人ならば、それを恥ずかしいと考えずに、「赤くなってしまう私って、なんて可愛いの!」と思ってください。会社でミスをして上司に怒られたなら、「たまにミスをする自分て、なんて人間らしいんだ!」そう思ってください。
ポジティブとか、ネガティブといった表面的なものだけじゃなく、あなたが生きる世界観さえ変える力をリフレーミングは持っています。
それをぜひ、あなた自身のために、そして、あなたの大切な人たちのために、役立ててみてください。
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