私も実践している忙しい時に心を落ち着ける極意

心と体

 

誰にでも忙しい時というのはあるものです。

限られた時間の中で、大量のタスクをこなさなければならないとか、試験日が近づいているのに覚えなければならない項目を山ほど抱えている、とかね。でも、そんな時こそ心を落ち着けてことにあたらなければ逆に大きなミスをおかしたりするものです。

今、現代社会に生きる誰もが、ちょっとした不安や疲れ、忙しさや悩みを持っています。そして、きっとあなたも「毎日が忙しいのは当たり前」とか、「ストレスなんてなくならないものだ」と、半ば諦めムードで思っているのではないでしょうか。しかし、こうした精神的に落ち着かない日常が実は大きく健康を害する要因にもなるとしたならどうでしょう?

そう。不安で忙しすぎる生活は、確実にあなたの心とカラダを蝕んでいくのです。




■自律神経をいかに整えるか、それが肝心

私たちのカラダの調子をコントロールしている最も大きなものは自律神経。例えば、心臓や胃腸などの内臓を動かしたり、血液をつくって血管の収縮を管理し、血行を促したり、自分で考えたり意識しなくても、すべての身体的活動を担ってくれている立役者がこの自律神経です。

なので、自律神経が乱れると途端にカラダの調子はおかしくなり、その状態が長く続けば果ては病気になってしまうのです。しかし、現代人の生活はこの自律神経を乱す要因に溢れかえっています。

多くの人が送っている、忙しくて落ち着かない生活こそが実は最も自律神経を乱すライフスタイル。それにより、心臓や胃腸など内臓の調子が悪くなり、それにより血液の質も劣化し、血行も悪くなります。その結果として、心臓や脳の疾患、血管系の病気や胃腸のトラブルなどを起こしやすくなるのです。

心身ともに忙しすぎる日常がどれほど健康を害してしまうのか、逆にゆっくりと余裕を持って生きることが健康にとってどれだけ大切か、このあたりのことを私たちはしっかりと意識して毎日を暮らさねばなりません。

では、どうすれば忙しさを感じた時に心を落ち着けられるのかということですけれど、私には色々と実践してみて「これは効果あり!」と感じ、普段から活用させてもらっているいくつかの極意があります。その方法は10個を下らずあるのですが、その中から今日は誰でも簡単にできる方法をひとつセレクトしてお伝えしたいと思います。

 

■心を落ち着けるための方法とは?

自律神経のメカニズム解明を極めた医師に小林弘幸先生がいらっしゃいます。

小林先生は順天堂大学医学部教授で、日本体育協会公認スポーツドクターも兼任され、多くのアスリートのメンタルケアも担当されています。自律神経についての著書も多く、そのほとんどが優しい言葉と表現で一般の方にもわかりやすく書かれています。「健康のあり方」というものを一度ざっくり捉える上で大変有益な情報が満載ですので一読をおすすめします。

何を隠そう今回お伝えする心を落ち着ける方法も、小林先生のご著書に書かれていたこと。簡単なわりに大変効果を実感しやすく、私も普段から活用しています。ぜひあなたも試してみてください。

それは、「空を見上げること」

 

 

 

■自然を感じると自律神経は整う

健康法のひとつとして「空を見上げてごらん」と言われても、あまりピンとこないかもしれません。「それが本当に健康に良いの?」と疑問に思われる方も多いことでしょう。しかし、実はこれがなかなか侮れないのです。

空を見上げたり、風の音に耳を傾けたり、自然を感じることは私たちの心とカラダにも大きく影響します。例えば、朝、会社へ行く時に、もしも雨降りならば「雨か、いやだなあ」とかくらいは思うでしょうが、普通は天気のことなどあまりに日常的すぎて特別意識する人は少ないでしょう。

ところが、「今日は雲ひとつなく晴れ渡っていて気持ち良いなあ」とか、「風が肌に心地良く当たるなあ」とか、「おや、こんなところにたんぽぽの花が咲いているぞ、キレイだなあ」とかいう風にして、自然を感じ、それに対して自分なりに良い感情を喚起することができれば、その瞬間にリラックスを司る副交感神経がぐっと上がって、自律神経は整うのです。

まずそれだけで血行が良くなりますし、免疫力は向上し、良い心身の状態で一日のスタートを切ることができるのです。決して気分だけの問題にあらず、こんな風にちょいと自然に意識を向けるだけでカラダが良い方向に反応することは科学的な実験でもしっかりとその効果が証明されています。試してみない手はありませんよね。

 

■悪天候により起こる症状もある

ちなみに私の暮らす札幌は今日も憂鬱な曇り空。この頃はまるで本州の梅雨なみに雨続き。

「空がお天気じゃないと、自律神経は整わないのか?」って?

ま、確かに低気圧が原因でカラダがだるい、めまいがする、気分が落ち込むといった不定愁訴や、頭痛、古傷の痛みなどで悩まされる人がいるのも事実です。データによれば、日本人の約6割が気圧の低下によって何らかの不調を感じるとのこと。これらを「気象病」とか、「天気痛」と言ったりもします。

気圧の変化が気象病を引き起こすメカニズムは、まだしっかり解明されてはいないけれど、例えばめまいなら、内耳にある気圧を感じるセンサーがうまく脳に情報を送れない場合、脳が混乱してめまいが起こるようで、これにもやはり自律神経が関与します。補足すると、自律神経には交感神経と副交感神経があり、この2つのバランスが良く活発に働くことでカラダはベストな状態に保たれます。

それでは悪天候により乱れがちな自律神経を整えるためにはどうしたら良いのか?

そのあたりのことも小林先生は的確にアドバイスされています。その方法についてはまた別の機会にお伝えします。

まずはあなたも今日から始めてみてください、空を見上げること。きっと、果てしなく広がる視界の中で、落ち着いた心を取り戻せるはずです。

 

 

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