自宅のお風呂を健康ランドにする方法〜温冷浴のススメ

健康への道

 

この世の全てのことは、異なる性質である「陰」「陽」とで成り立っています。どちらか一方に偏ればバランスが取れません。

そこである時、思いついたのが入浴時の温冷浴。これを家庭で行うことで日々の健康増進に活用することができるのではないか?

たまに銭湯や健康ランドなどに行くとサウナがあって、その側には浴槽に冷水がはってありますよね。あれをサウナ、冷水と、交互に繰り返し入った後って独特の爽快感とカラダに活力がみなぎる感じがしませんか?

実は、温かさと冷たさの感覚を皮膚に交互に与えることが健康にとって良いことは、科学的にも証明されています。おまけに温冷浴は家にサウナがなくたって実現可能なのです。この方法を使えば、あなたの浴室も健康ランドに早変わり。今回はそんなお話です。




■温冷浴は日本に古くからある健康法です!

温かいお湯と冷たい水を交互に浴びる入浴法。実はこれは日本でもかなり昔から一部の健康マニアの間で長く奨励されてきた健康法です。

温冷浴では、入浴による自律神経への刺激血管の伸縮作用による血行促進を利用します。血行が良くなることにより、疲れの原因となる乳酸や、体にたまった疲労物質を素早く取り除くことができるのです。よって自然治癒力を最大限に高め、自律神経の働きを活発にして生理機能も高まります。

銭湯や健康ランドなどサウナが併設されているところでは水風呂が用意されています。そんな場所では温かい湯船と水風呂が別々にあるので気軽に実践することが可能です。けれど、よほどの健康オタクでない限り温冷浴するために自宅の浴室に湯船を二つも用意する人はいますまい。かと言って、温冷浴するために毎日健康ランドに通うことも大変です。

しかし、あなたのご自宅でも温冷浴は可能です!水風呂の代わりに水シャワーを使えば良いのです!

 

■温冷浴の効果と禁忌

方法についてお伝えする前に、この温冷浴がどれだけカラダに良いものであるかをまずご説明したいと思います。期待できる効果をざっとあげれば次の通り。

 

血行が良くなる

●ホルモンの分泌が調整される

●メラトニンの分泌を促し情緒が安定する

●免疫機能を高める

●細胞の抗酸化作用を高める

●寝る前に行えばぐっすり眠れる

 

しかし、大きな効果がある反面、次の状況下にある方はカラダへの負担が大きくなります。なので当てはまる方は、温冷浴を控えてください。

 

●高血圧や心臓・循環器疾患の持病がある

●肉離れや捻挫など重度の炎症がある

●発熱があったり、体調不良が長引いている

●長い間薬を服用している

●食事してすぐ(食後1時間はあけること)

●アルコールを飲んですぐ

 

■温冷浴の方法と手順

では、いよいよその方法についてですが、まずは入浴する前に必ずコップ1杯の水分補給をしてそれから臨みます。

 

①40℃〜43℃のお湯に1分ほどつかる

②10℃位の水で1分ほど水シャワーする

③これを1分交代で交互に5分から15分間位続ける

④最後は必ず水シャワーで終えること

⑤入浴後は水分を補給し、リラックスして安静に過ごす

 

実にこれだけです。水シャワーで終えたにも関わらず、カラダの内側からポカポカしてきて血流が良くなっていることを誰もが体感できることでしょう。特に疲れがひどい時や、どうにかしなければならないような問題を抱えている場合はこれを20分位できるとさらに良いです。でも、あまり長すぎるとカラダに負担がかかるので気をつけて。

もしも、お腹とか、背中とか、膝が悪いなど患部がはっきりしている場合は直接その患部に水シャワーを当てます。別にそんなに痛い所がないという時には全身に行います。

最初は、水シャワーがかなり冷たく感じられるかもしれませんが、その場合は無理せず、短い時間で温かい湯船に移って構いません。回数を重ねるうちに次第に血行も良くなり、冷たさが心地良く感じられるようになります。慣れないうちは、手や足だけ水シャワーを浴びる「部分浴」でも効果があります。どうしても温冷の差が辛い方は極端な差をつけずにやっても良いです。

また、人によっては最初、鼻水が出てきたり、頭痛がしたり、風邪をひいたような感じになる場合があります。でもこれらはカラダにとって必要な反応なので驚かないでください。無理せず少しずつでも続けることが大切です。

家ではどうしてもできないという方は、サウナのある銭湯や健康ランドに行かれた時、サウナを用いて温冷浴を行うことも可能です。

最初サウナに8〜10分ほど入り、次に水風呂に入ります。冷水に浸かった後しばらく休憩し、再び熱いサウナに入ることを何度か繰り返します。湯船を使った温冷浴と似た効果があります。

 

■温冷浴は「陰陽」を活用した免疫力をアップする健康法

温冷浴は 1 日 1〜2 回が基本。調子の悪い方は可能であれば3〜4 回できるとなお良いです。続けることにより体内の血液循環がものすごく良くなります。

冷たい刺激を受けると血液は心臓に向かい、逆に熱い刺激を受けると血液は全身の末端へと向かいます。この効果はまるで血管のマッサージ。全身の血管がギュッギュとマッサージされてパンプ機能が高まり、栄養が全身の細胞にまわるのです。

また、足の裏と手のひらにはカラダの各内臓に対応する「反射区」と呼ばれるツボに似たエリアが多くあります。この反射区を刺激することで血管にたまる老廃物を取り除き、マッサージ同様の効果が期待できます。

さらには自律神経を整える効果も見逃せません。自律神経は、カラダの緊張を解きほぐしリラックスさせる「副交感神経」と、血液循環を活発にしエネルギーを充満させる「交感神経」が交互に切り替わってバランスを保っています。

温かいお湯は副交感神経を、冷たい水は交感神経を刺激します。温冷浴によって副交感神経と交感神経を交互に刺激することで、自律神経の働きを高めたりバランスを整えることができるのです。

温冷浴は、まさに「温」を受け持つ「陽」と、「冷」を受け持つ「陰」の両方をうまく活用した健康法。私もこの温冷浴を知ってからは、自宅の湯船とシャワーを活用して続けています。毎日行うと必ず良い効果が現れます。基礎代謝の向上や免疫力アップにもつながります。あなたもこれから冬に向かう今の季節、カゼの予防のためにも始めてみませんか?

 

 

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