毎日を愉快に生きる方法〜胃を整えれば元気も蘇る

自分でできる調整法

 

人間が生きていく上で一番大切なこと、あなたはそれが何だと思いますか?

それは「毎日を愉快な気持ちで暮らすこと」

人生というものは、なかなか自分の思い通りにはいきません。しかし、うまくいかない時だって、心に愉快な気持ちさえ湧き起これば、人が活き活きと元気に生きることは可能なのです。

「そんなこと言ったって、嫌なことが起こっている時に愉快な気持ちになんてなれるわけがないだろう!」そうおっしゃるあなたの気持ちもわかります。けれど、決してそんなことはありません。

心とカラダの真ん中に「愉快」が存在しないから、嫌な気持ちや目の前のうまくいかないことにとらわれて、抜け出すことができなくなっているだけなのです。




■愉快の鍵を握るのは「胃」

愉快とは、なにも大げさに笑ったり、騒がしく動き回ることではありません。もっとこまやかで爽やかなことです。

例えば、「ご飯が美味しい」と感じたり、朝起きて「今日は何か良いこと起こりそう」と思ったり、人に会って「この人とおしゃべりしていると楽しいな」と感じたり、そんな些細なことなんです。そんな時は少しばかり、心やカラダに気持ちの良い風が吹き抜けていくような清々しい気持ちになりますよね。

それがいわば「愉快」の本質です。

では、一体どうすれば心もカラダも愉快な状態になれるのでしょう?

その鍵を握るのは「胃」です。

誰でもお腹いっぱい美味しいものを食べた時には「幸せ」を感じますよね。また、胃が調子の悪い時には「胃が痛んで気分がすぐれない」なんて言ったりもします。でも、たとえ気分の悪い人でも、胃を調整して良くなれば気持ちだって晴れてきます。

赤ちゃんだって、お母さんのおっぱいを飲んだ後にゲップが出ると、すぐに愉快になって笑い出します。あなたもそんな光景を目にしたことがあるのではないでしょうか。だから、愉快になろうと思ったらまず「胃」の調整。

 

■胃の不調2つのタイプ

胃は、体調や感情の影響を受けやすく、機能が低下しやすい繊細な臓器です。胃もたれ、食欲不振、キリキリ痛む、などの胃の不快症状には大きく分けると2つあります。

 

①胃の機能低下によるタイプ

胃に強い炎症や潰瘍などがあるわけでなく、たんに胃の機能が低下して起こるタイプ

 

②胃の粘膜が傷ついて起こるタイプ

ピロリ菌やストレス、鎮痛剤など長期間の薬の服用により、胃酸と胃を胃酸で溶かさないための防御機能とのバランスが崩れ、胃の粘膜が傷ついて起こるタイプ

胃には、食べ物を貯える機能、食べ物に胃酸を混ぜて消化する機能、胃そのものを動かして十二指腸へと送り出す機能などの複雑な働きがあります。

いずれにしても人間は食べ物からエネルギーをとり込み、それを全身に分配して活動しています。その要となるのが消化器で、これらが十分機能しない状態では、エネルギーが心にだって十分行き渡りません。結果、愉快になれない。

それゆえ、愉快になりたければ、まず「胃」の調整が大切なわけなのです。先にあげた2つのタイプの不調も、軽いものであれば次にお伝えする調整法できっと改善します。

 

■胃を整えて愉快になる方法

野口整体の創始者・野口晴哉先生の孫弟子にあたる方で、「うえだまゆみ」先生という方がいらっしゃいます。

うえだ先生は、ご自身の持病を野口整体との出会いで完全克服されたのをきっかけに整体指導家になられた方で、1977年に東京の四谷に「指導室」を開室され、以後、長年にわたり、健康指導、美容指導、子宝指導、カウンセリング、講習会を開催し、多くの女性に「美しく健康で生きる方法」を伝える活動をされています。

そんなうえだ先生がおすすめする愉快になる方法」というのがありまして、これがそのものズバリ、胃を整えて愉快になる方法でもあるのです。非常に簡単な方法なので、あなたも覚えて試してみてください。やり方は次の通り。

 

①ゆっくり息を吸い、少し止めてゆっくりと吐く。これを5~6回繰り返す。すると気持ちが静かに落ち着いてくる

②少し気持ちが落ち着いたら、再び大きく息を吸い、お腹に「ウム」と息を入れたまま、小さな声で「大丈夫」と呟いてからゆっくり息を吐く。

③左右片手ずつ、中指を曲げ、指先を手のひらにくっつける。指先がついたあたりから、ほんの少し人差し指よりのところに、もう片方の手の親指を当て、残りの指を手の甲に当てる。これを左右の両手で行ってみて、どちらか硬くなっているほうを選ぶ。

④硬くなっているほうの手に、再び③のように親指を当てる。そして、深く深呼吸をする。この時、親指の先に意識を集中し、親指の先で呼吸をしているつもりで深呼吸を1分間繰り返す。

⑤右ひじを曲げ、人差し指から肘へ向かって延長線上を探して行くと、人差し指をそらしたり戻したりすると皮膚がピクピクと動く場所がある。(*下図参照)そこを左手の親指で軽く触れるようにして20秒ほど押さえる。(決して強く押さないこと)。

 

 

これらの調整法を思い出した時で構わないので、毎日続けて行ってみてください。きっと、「なんだかこの頃、愉快だぞ!」そんな風に感じられる瞬間が多くなってくることと思います。私自身もすでに体験済み。不愉快を感じた時、少し生きることに疲れた時、思い出しては行っています。心身に深く気が通って行くのを感じられますよ。

 

■今ここに生きている、本当はそれだけで大愉快

考えてみれば、「自分」という存在が、今ここで、「カラダ」という道具を手に入れて生きている。それそのものが大いなる神秘であり、愉快なことであります。ところが、体調が悪い時というのは、意識がカラダの不調にばかりフォーカスされて、なかなかその神秘や愉快を感じられないもの。

だからこそ、生きることの中心となる消化作用、その消化作用の要となる「胃」の反射点がある手のひらに意識を集注し、刺激し、機能を高めることによって心身にゆとりをつくり出すというのは大いに納得がいきます。

このシンプルな調整法が、あなたの暮らしの中に愉快をつくり出すきっかけとなりますように。

 

 

⭐️ 本に書かれていることを実践すればするほどに、気の通りが良くなり、あなたのカラダが変化していきます。一家に一冊常備して欲しい、これは心とカラダの救急箱です!

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