舌にできた口内炎に悩まされ続けた3日間。救ってくれたのは、ホーリーバジルでした!

薬草ハーブ

 

先日、知恵の木主催の「ワクチン講座」が無事終了しました。たくさんのお申し込みをいただき盛況のうちに終えることができました。講師でやまびこ小児科クリニック院長・横地真樹先生が、ワクチンの裏に隠された真実をとても大きな視点からわかりやすくお話くださり、ご参加くださった方々から「とてもよかった!」「素晴らしかった!」「もっと聞きたい」というご感想をいただきました。

当日ご参加くださった皆さん、誠にありがとうございました!

講演後、私も横地先生とお話させていただく機会があったのですが、大変素晴らしい方でまたお会いしたいと思いました。先生には再び札幌に来ていただきたいです。今回参加できなかった方も、次回はぜひご参加ください。




■突然発生した口内の激痛

さて、このところブログの更新ができずにおりました。

なぜかと言えば、体調不良。

先週から突然、口の中と舌が痛くなり、喋ることも食べることもままならず、大変辛い思いをしました。私にとって、話をすることは仕事の一部。しかし、クライアントさんとお話するにも大きな声を出すと痛むため、蚊の泣くような小さな声しか出せず「先生、いつもの軽快なトークはどうしたんですか?」とか「今日はなんだか元気がありませんね」とか言われてしまう始末。

おまけに食べ物を噛むと激痛が走るため、柔らかなものを少しずつ溶かすようにして流し込む以外になく、食事がちっとも楽しめません。ところが口の中を見回してみても、特に赤く腫れ上がっているところや傷ついているところがあるわけではなく、見た目にはいつもと変わらないのです。

しかも症状は時間を追うごとに強くなり、一日仕事を終えた夜にはかなり体力的にも消耗し、一晩中痛みで眠れませんでした。一体原因は何だろう?と考えた時、頭に浮かんで来たのは妻の言葉でした。

「この頃、お酒の量が多いんじゃない?そろそろ年齢のことも考えて養生してくださいね」

 

■気がつけば増えていたお酒の量

しかし、健康に自信のあった私はずっとその言葉を無視し続けていました。もともと胃腸が弱く高校生の頃から胃薬を常用していた私でしたが、マクロビオティック生活法のおかげですっかり体質が変わり、胃薬と無縁の生活が始まってからは特に消化器に問題を感じることもなく、今まですこぶる元気に過ごしてこれたのです。

ところが、です。取り組むべき問題がなければ人間というのはどこまでも堕落する生き物です。

最近私は、健康に問題がないことを理由に好きなお酒の量が次第に増えていったのです。しかも、好むのもビールのようなアルコール度数の低いものから、次第にウィスキーのような高いものへと移行し、この頃はボトルを一週間で1~2本あけてしまうような飲み方をしておりました。

夜帰宅してから、食後にウィスキーをロックで飲りながら、ブログなどの原稿を執筆したり、読書したり、音楽を聴いたりするのが心地良いと感じるうちに量が増えていったわけです。でも、元気だし睡眠時間だって4時間くらいあれば足りていました。しかし、カラダには大きな負担になっていたんですね。

治療家でありながら、そして健康ブログの執筆者でありながら、本当にお恥ずかしい話です。

 

■世界で年間330万人がアルコール過飲で亡くなる現実

最近のWHO(世界保健機関)のレポートによると、現在アルコールの消費量は世界的に増加傾向にあると言います。194ヵ国を対象に行われた調査ではアルコールが原因で死亡する人の数は世界中でなんと年間330万人!

実に年間、札幌市の人口の1.8倍の人々がアルコールで亡くなっていることになり、その数は結核やエイズなどを上回ります。

 日本では、アルコール摂取量の年間平均は、飲酒習慣のある人に限れば、男性は平均13.7ℓ(1日に缶ビール2.1本)、女性は平均6.7リットル(缶ビール1本)のアルコールを消費しています。本来カラダに負担のかからない摂取量から見れば、世界人口における飲酒習慣のある人のうち、男性の36.9%と女性の12.0%は、アルコールを飲み過ぎているという指摘もあります!

「お酒は百薬の長」という言葉もあるように、お酒を飲み過ぎたり、まったく飲まないよりも、適度に飲むことで死亡率は低くなる、という調査結果も発表されてはいます。適度なアルコール摂取には、血液中の善玉のHDLコレステロールを増やし、動脈硬化を防ぐ効果があるのも事実です。

しかし、アルコールが健康増進を助けるのは「適量を飲んでいる場合」に限られます。明らかに自分は飲みすぎておりました。「量は質を殺す」。いくら適量なら良いものとは言っても、量が過ぎればそれは毒になります。

 

■私が取り組んでみた4つのこと

とにもかくにも、痛くて生活に支障をきたしているこの状態からなんとか脱出したい。そこで私は痛みを「誤った生活を正せとのカラダからのサイン」と捉え、今までの生活を反省しました。

そして、口の中に異常が起こったのはアルコール過飲と睡眠不足による免疫力低下と判断し、改善のためにいくつかのことを試してみました。それは次のようなことです。

 

①しばらくの期間、完全にアルコールを断つ

②粘膜を刺激しないため、あらゆる刺激物やスパイスを断つ

③サプリメントによって、ビタミンB群、亜鉛とL-リジンを補給。(*亜鉛補給は口内炎、L-リジン補給は口内ヘルペスの治癒の助けになり、ビタミンB群はその働きをサポートします)

④カフェイン飲料を控え、ホーリーバジルのお茶を飲む

 

単に炎症を改善する目的であれば、過去にブログでお伝えしましたようにゴボウの絞り汁ですとか、ウコンですとか、色々なものがあるのですが、とりあえず直感的にピンとくるものをラインナップしてみた結果、先の4つの項目となりました。

L-リジンを含む食品には魚介類、小麦胚芽、蕎麦、大豆製品、肉類全般、卵などがあります。この栄養素はアルコールを摂取しすぎると大量に消費されることが知られています。亜鉛と並んで肝臓を強化するのに必要な栄養素であるにも関わらずです。自分の場合、連日の飲酒により不足していたことは確かです。それを、毎日サプリメントで補給することにしました。

 

■「不老不死の薬」と呼ばれるハーブ

あと、自分が気になったのは、この頃、カフェインなどの刺激物を欲することが多くなっていたこと。一日に飲むコーヒーの量も確実に増えていました。コーヒーを飲むと口の中のpHが低下し、酸性に傾くことは知られています。また、唾液には殺菌作用のあるラクトフェリンが含まれていますが、困ったことにコーヒーを飲むとこの唾液の分泌を抑制してしまうのです。ゆえにこの二つの理由からコーヒーの過飲も口内環境の改善にはよろしくない。そこで、しばらくは控えることにしました。

しかし、飲み物によるブレイクタイムやリラックスは大切なこと。そのコーヒーの代わりにと選んだのが「ホーリーバジル」のお茶だったのですが、これがとても良かった!

アジアの熱帯原産のこのハーブは、帰化植物として世界中に広がったシソ科の植物で独特の芳香を持ちます。サンスクリット語で「トゥルシー」とも呼ばれ、宗教用や医療用にエッセンシャルオイルの抽出を目的として栽培されています。インドではアーユルヴェーダでも薬用に使われ、ハーブティーの材料としても人気が高いです。また、タイ料理で有名なガッパオライスは、このホーリーバジルを白飯と肉と合わせて炒めた料理です。

 

●ホーリーバジル

 

知る人ぞ知るホーリーバジル。インドではその効能の素晴らしさから「不老不死の薬」とも呼ばれています。一体このハーブ、どのようなことに優れているのか?その効能をざっとあげてみれば次の通り。

 

■ホーリーバジル5つの効能

①消化器の働きを活発にする

口は消化器の始まり。その口に問題が起こったとなれば、やはりそれは消化器系のトラブルの一つとも考えられます。ホーリーバジルをハーブティーにして飲めば、消化器を整え、新陳代謝を上げ、おまけに余分な脂肪の燃焼も助けてくれるので、このハーブはダイエットにも良かったりします。

 

②デトックス効果

ホーリーバジルには、体内にとり込まれた化学物質や重金属などの異物を速やかに体外へと排出してくれる働きがあり、腸内を清潔な状態に保つのに働きます。腸は免疫力とも関係が深く腸内環境を整えることは健康改善の基本です。

 

③リラックス効果

不安やトラウマ、精神的ストレスへの抵抗力を高め、興奮状態にある神経を鎮める効果を持つというホーリーバジル。まさにストレス時代のハーブと言えます。「私のお酒の量が増えていったのも、もしかしたらストレスから?」そう考え、リラックス効果を期待しハーブティーにして飲むことにしました。

 

④免疫力増強

オイゲノール、ウルソール酸、ロズマリン酸、カルバクロール・・・これらは全てホーリーバジルに含まれる抗酸化作用の高い成分。殺菌作用もある上、免疫力を高めるのにも有効です。

 

⑤肝臓の機能を整える

亜鉛やL-リジンなどと同様にホーリーバジルの成分にも肝臓の機能を整え、働きを強くする効果があるようです。私の肝臓もアルコール過飲によりかなり疲れていたはず。これを用いない手はありません。

 

<飲用する上での注意>

*ホーリーバジルティーはカフェインを含まず、大きな副作用は報告されていないようですが、ブロッコリーやキャベツにアレルギー反応をお持ちの方や、まれに生理を起こし、陣痛を促す場合があるようなので妊娠中の女性は飲用を避けられた方が良いでしょう。

 

■ホーリーバジルをハーブティーで飲用する

今回、口内及び舌の痛みを治す目的で初めて口にしたホーリーバジル。たまたま妻が以前買ってあったドライタイプのハーブティーがあったことから飲用してみました。

ティースプーン1杯分のホーリーバジルの乾燥葉をティーポットに入れ、そこに沸騰したお湯を注ぎ、5分程蒸らすと良い香りが立ち込めてまいります。

それを一口口に含むと、なんとも言えない爽やかで優しい風味が口内全体の粘膜に沁み渡ります。しばらくそのままおいて、そっと飲んでみると、何かホッとするような甘みが喉を静かに通り過ぎて行きます。

「これは好きな味!」

私は二度三度と続けざまにティーを口に運びました。不思議なことに飲めば飲むほどに胸の奥底から安堵の感情と感謝の気持ちが自然と湧き起こってまいりました。

「アルコールの量がいつのまにか増えていったのも、自分でも気づかぬ何かしらのストレスがあったためではなかったか」

ホーリーバジルの甘く優しい香りは、心の中の余計な荷物を下ろして、そっと背中を後押ししてくれる不思議なチカラを持っているように感じました。実際、それを飲んだ夜は、痛みを感じずとてもリラックスして熟睡することができました。

ホーリーバジルの別名「トゥルシー」には、「比類なきもの」という意味があります。他と比べものにならないくらい霊験あらたかな植物であるという含みがあるのでしょう。私はハーブティーも好きで時々飲むことがありますが、このトゥルシーには他のハーブにはない何か特別な役割があるように感じます。

 

■三日目の夜、完治しました!

さて、アルコールを止め、刺激物を止め、然るべきサプリメントを摂って、ホーリーバジルティーを飲み続けた私が、結果どうなったか?

めでたく三日目の夜には、それまで悩まされていた痛みはきれいに消え、食べることも、喋ることも問題なくできるようになりました。その後、定期的に診ていただいている歯科医院に行く機会があって、口内の痛みがあったことを担当の先生にお伝えすると、舌の両端の隅のほうに口内炎の治った跡を発見してくださいました。原因不明の痛みの正体は、なんと舌にできた口内炎だったのです。

「これは、かなり痛かったでしょ。発見しづらい場所なのだけれど、かなりデリケートな神経が張り巡らされている場所ですから」とのこと。しかも、睡眠中かなり緊張して眠っているらしく、噛み締めて歯で舌を傷つけた跡まで残っているそうで「何かストレスをお持ちなのではないですか?」とも訊かれました。

ストレスを感じている自覚などありませんでしたが、アルコールの量が増えていたのには、そんな理由があったのかもしれません。しかし、量が増えていたということは、アルコールがちっとも心身にリラックスをもたらしていなかったことの証とも言えます。むしろ、内臓にかなりの負担をかけていたのでしょう。

 

■「カミの教え」にしたがって生きる

妻が前から口にしていた「この頃、お酒の量が多いんじゃない?そろそろ年齢のことも考えて養生してくださいね」の言葉を素直に聞いていたならば、きっと今回のようなことにはならなかったと思います。本当に「カミさんの言葉」は「神さまの言葉」に通じると痛感しました。これからは「カミの教え」にしたがって生きて行こうと反省しきりです。

けれど、刺激物やアルコールをしばらく遠ざけたことで、味覚に対する繊細な感覚を取り戻せた感じがするのと、感情面で随分と穏やかになり、心に静けさを得られたように思います。これらのことは、ある意味、人生において刺激物やアルコールよりももっとご馳走です。

さらにはホーリーバジル。

今回のことが起きなければ、特別選んで飲むこともなかったことでしょう。舌の痛みの改善もこのハーブのみの力によるものではなく、全てのことが複合的に作用して治癒へと導かれたのだとは思います。

でも、このハーブに知り合えて本当に良かったし、気に入ってます。あなたもお飲みになればきっとわかります。このハーブがカラダのみならず、心や霊的ボディにも作用する不思議な働きを持つものであることが。まさにそれは「Holy」=神聖な植物

ホーリーバジルティーはこれから暮らしの友として、しばらく愛着を持って飲用していきたいと思っています。

 

 

 

⭐️ ホーリーバジルティーを手に入れたいと思っても、なかなか近所のスーパーにはおいてないもの。でも、楽天さんなら大丈夫!品質の良いものが注文するとすぐに届きます。

【あす楽】MAGI(マギー) ホーリーバジルティー(トゥルシー) 60TB

価格:2,592円
(2017/6/17 14:35時点)
感想(104件)

 

にほんブログ村 健康ブログへ

★ついでにポチッとして頂けたらうれしいです。ありがとうございます。

にほんブログ村

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました