女性はキッチンの神様です

つくづく思うのですけれど、人生における「食」の意味というものは、とても深い。

しょんぼりした気持ちがお母さんの手料理でしゃんと立ち直ったり、苛立った気持ちが奥さんの愛情のこもった一皿でふんわり和んだり、病めるカラダも栄養満点の料理によって本当に健康になります。

美味しい料理というものの効果・・・それはまるで「魔法」に近い。私自身、今までそうした女性たちの作ってくれた愛ある料理のおかげで、健全な精神とカラダを養い、この世界を生きながらえて来ました。

・・・だとするならば、その「食」を司る女性たちは皆、「魔法使い」とは言えないでしょうか？

でも、自分のことを魔法使いと思ってキッチンに立つ女性はどれほどいるでしょう？

共働きが当たり前になり、女性も男性並みに社会に出て働かなければならない慌ただしい現代社会において、そうした食の価値と女性が食に関わることの意味が忘れ去られているように感じます。

■テーマは家族と幸せの食卓■

そこで今回２回目を迎えます黒柳眞理さんの「女神塾」はテーマを「家族と幸せな食卓」としました。

眞理さんは、ご存知タレント黒柳徹子さんの妹さんで美容家にしてタンゴダンサー＆エッセイストという才能あふれる女性。知恵の木では、「女性たちが自らの女神性に目覚め、周囲に美と幸せを振りまくことで、自分も周囲もそして世の中も輝き出す」というコンセプトのもと、「愛」と「食」と「美」を女神の３本柱に、各回ごとに人生の先輩・眞理さんからテーマに沿ったお話しをして頂いています。

今回は中でも「食」をメインテーマに取り上げ、黒柳家に代々伝わる名物料理をご紹介して頂きます。あの徹子さんもお母様の朝さんから作ってもらったという黒柳家秘伝の野菜料理を再現し、実際に皆さんにも食して頂きます。

美容師として母親として子育てと向き合って来られた眞理さん。どんなに忙しい毎日でも、娘さんたちには必ず手料理を作って食べさせることを怠らなかったとか。そしていつの間にか「食」は母と子の強い信頼関係を築き、娘さんたちにとって眞理さんは、今でも愛する母であり、信頼すべき教師であり、目指したいと願う女性の理想像となりました。

人間にとって食とは何か？幸せとは何か？健康とは何か？女性としてどんな心構えで日々の食と向き合えば良いのか？そこから見えてくる家族のカタチとは？

・・・眞理さんのお話からそれらのヒントをお聴きします。

■美と健康の陰に「食」あり■