美女と鼻毛と大気汚染

迷作アーカイブス

2019.01.152017.03.05

いつもブログをお読みくださりありがとうございます！

もうすぐ春。読者の皆さまはいかがお過ごしでしょうか？

私にとっては少々憂鬱な季節がやってまいりました。高く積まれた領収書の山に囲まれながら、入り乱れる数字と格闘し、帳尻を合わせなければならない苦痛の作業・・・そう、その名も「確定申告」。日々きちんと帳簿をつけ、その日その日の問題をその日のうちに整理しておけば良いものを、それができない私はB型（笑）。結果、溜まりに溜まったタスクに喘ぎながら、会計ソフトとにらめっこする毎日。

申告書提出締め切りの今月15日までは、しばらくそんな格闘が続きます。

よって、本ブログもしばらく更新ができません。しかし、この4月で開設3年目に入る本ブログも、最近やっと閲覧者数が増えてきたところゆえ、この勢いを落としたくないのも本音。なので、確定申告の作業が終わるまでは、以前、姉妹ブログに連載していた過去記事を「迷作アーカイブス」と題してお届けしたいと思います。

私の姉妹ブログにはアメブロの『noahnoahの21世紀宝船』と『noahnoahの21世紀カラダ島』というのがあるのですが、そこから選りすぐりの迷作記事をチョイスしてさわりの部分をお伝えします。いずれも長い文なので、続きを読みたいと思われたら本編へクリックを押していただけたらと思います。

今回は、大気汚染と鼻毛の成長、そこに私の青春時代の淡い恋愛感情が交錯する『美人の鼻毛と大気汚染』をお送りします。大気汚染と鼻毛の関係は理解できても、そこに美人が入る理由がわからないとあなたはおっしゃるかもしれません。しかし、最後までお読みいただくと点と点が結ばれて、鮮やかな地平線が開け、きっと清々しい読後感があなたを優しく包むことでしょう。

■鼻毛で知る世界の大気汚染■

姉妹ブログ『noahnoahの21世紀宝船』「美人の鼻毛と大気汚染」より抜粋〜

今、アジアの大気汚染が相当にやばい感じである。

中国、ベトナム、東南アジア、インド・・・。新興国における製造業が隆盛を極め、日々、さまざまな化学物質が大気中に放出されているだろうことは想像に難くない。

しかし、これほどまでに深刻だとは思わなかった。

なんとアジアにおける都市の大気汚染のうち、７０％が警戒レベルクラスにあるというのだ。

先日、偶然見つけたサイトに「鼻毛で表す世界大気汚染地図」なるものがある。

各都市の空気の汚染状況を鼻毛の長さで知らせてくれるという大変ユーモアに富んだサイトである。ちなみに北京などは、もう相当に鼻毛が長い。

●北京の鼻毛模様　相当に長い！

これは面白いと感心して鼻毛のチャートを眺めながら、私はふと、以前親しくしていた一人の女性のことを思い出した・・・

■運命の再会で出会ったものとは？■

彼女とは、まだ私が独身だった頃、心理学をテーマにした市民サークルで出会った。

少し年上の彼女は、大阪生まれ大阪育ちの会社員。関西に本社を持つ企業に命ぜられて札幌勤務となり、もうすぐその任期を終え、大阪に戻る予定でいるとのことだった。

お互い関心があるものが似ているせいかすぐに意気投合し、よくサークルが終わった後、ふたりでお茶したものだった。

彼女の容姿は、スレンダーで、今風にいえば、新垣結衣に良く似た感じの美人さんだった。性格はさっぱりしていて、ものごとを常に前向きに捉えるタイプ。凛とした存在感を醸し、バリバリ働く仕事のできる女性社員という雰囲気を常にまとっていた。

●新垣結衣（１９８８－　　）

注：本文中の女性が新垣さんに似ているというだけで、新垣さんご本人と文中の内容は一切関係がありません。

きっと、つき合っている男性もいるのだろうと思いながらも、私は彼女と過ごす時間が楽しくて度々そうして会っていた。

私に彼女に対する恋心がなかったかと問われれば、否定できない。彼女のほうも或いは、私に対していくらかの好意を持っていてくれたのかもしれない。しかし、そんな気持ちを確かめる機会もないままに、やがて彼女が任期を終えて、大阪へ帰ってしまった。

ところがそんな彼女と私は数年後、大阪の淀屋橋で再び再会することになる。はたして、私がそこで出会ったものは！？