そろそろ暖かくなってきて、街行く若者たちの中にもサンダル履きの人が増えてきました。
足の爪もネイルアートで美しくお化粧した女の子や、セレクトショップで扱っていたイタリア製高級サンダル履いて足元のおしゃれを欠かさない男の子などなど、地下鉄に乗っていても様々な足が目に入ってまいります。
しかし、私が注目するのは、そんなネイルアートでも高級サンダルでもありません!
それは・・・
「足の2番目の指」なのです!
なぜゆえなのか?
それについて今回はお話いたしましょう。
昔から「足の親指よりも2番目の指が長い人は、親よりも出世する」なんて言われていたのを知る方もいらっしゃるかもしれません。しかし、望診法から言えば、これは大きな間違い。
マクロビオティックの大御所で、奈良を中心に活躍されている松岡四郎先生によれば、足の親指よりも2番目の指が長いのは「胃が伸びて弱い証拠」とおっしゃいます。
●親指よりも長い2番目の足の指
実際、東洋医学的には足の2番目の指には「胃経」と呼ばれる気の通り道が走っています。例えば、窮屈な靴を履いて2番目の指がつかえてしまったら胃もおかしくなる。また、胃の不調や胃の病気になる方は2番目の指先が開いていたり、根元がすいてきたりということが起こります。
さらに甘いものを食べ過ぎたり、ご飯を噛まずにお茶漬けや麺類ばかり食べていると、ここの関節が腫れてきたりして周囲の指にも波及していきます。こうなってしまうと自律神経も失調してしまいます。
仕事する気力や学習意欲がなくなったり、モノゴトを深く考えられなくなったりしてしまうのです。これらをどうすれば改善できるかと言えば、やはり少食にしてよく噛んで食べることです。
性格診断の中には、こうした2番目の指が親指より長い足のタイプの人は「ギリシャ人型」で、リーダーシップの素質があり、行動力があって、才能や想像力が豊かな人が多く、ワガママで亭主関白の傾向があるなんていう見方もあるようですが、私は松岡先生のマクロビオティックの望診法を参考にして足の指を観るようにしています。
また、足の指を横から見た時に、2番目の指が山型になっていて関節が硬くなっているようであれば、必ず胃になんらかの問題があるとみます。そして、3番目の指なら十二指腸、4番目なら胆のう、5番目なら腎臓または婦人科に問題があるとみます。
5番目の指の裏側に硬いタコができていたり、4番目の指の下に指が入り込んでいる方は女性なら婦人科がよろしくない。現在、女性の4人に一人は子宮筋腫と言われています。これがカラダに影響するかしないかは別の問題ではありますが、小さくても筋腫を持っている方は増えているようなのです。
婦人科の弱い方は、かなりの確率でこの5番目の指にタコができている。あるいは、ここにタコができてしまって指がほとんど動かせない、または爪がなくなってしまっているという風なことが起こります。
では、男性で5番目の指に問題のある方は、どうみれば良いのでしょう?
それは腎臓や泌尿器です。男性でこれらの臓器やエネルギーに問題が生じても、やはりだんだんと気力がなくなっていきます。
こうした腎臓や泌尿器の疲れをどうすれば改善できるかと言えば、アルコールや水分の取りすぎに気をつけ、小豆を摂って腎臓の働きを助けてあげることです。
マクロビオティックの考え方では、がんでも膠原病でも病症名はそれほど関係なく、病気になるのは五臓六腑のバランスが悪いからであって、それを整えるにはまずその方の内臓の強弱を観て、各々の臓器のエネルギーを整えていけば、自然に病は回復へ向かうと考えます。
そのためには、まず相手の好きな食べ物を訊いて、一番好きな食べ物をしばらくの間止めて頂く。それで多くの病気は回復するのです。しかし、その好きな食べ物の中に、その人のカラダを養い守ってくれるものというのも存在します。要はその選別ができれば良いのです。
食べ物は私たちの生命とカラダそのものをつくってくれているもの。病気になりやすいカラダも、なりにくいカラダも、もとはと言えばすべて食べ物が材料なのです。食べ物を選別していく能力をしっかりつけていく。そうすれば、病気の克服はそれほど大変なことではありません。
日頃、私たちのカラダはそのためのサインを示してくれているのです。これから肌の露出が一年で最も多い季節がやってきます。サンダル履いて意気揚々と通りを闊歩するあなた。たまにはふと立ち止まり、ご自分の足元を見つめてカラダの声に耳を傾けてみて下さい。
きっと、そこには貴重なメッセージがあることをあなたも発見されるに違いありません。
⭐️ 子宮内膜症で子宮全摘出を医者に勧められたものの足もみの治療家と出会い、足をもんだことで半年後には腫瘍がなくなり、子供を授かり出産した著者。その後、サロンを開業して37年。10万人の足をもみ、足に触れている筆者だからこそわかる足の秘密!
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