クシマクロビオティックスクール開校!

お知らせ

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この度、長年来の友人で、マクロビオティック教師&トレーナーシェフのパトリシオ・ルシア・デ・パレデスが東京・代々木上原で「クシマクロビオティックスクール」を開校いたしました。

過去10年間にわたり、ビオクラ食養本社さんがスポンサーとなって展開してこられたKIJ(クシ・インスティテュート・オブ・ジャパン)のプログラムが昨年終了し、その後のスクール再開を求める生徒さんたちの声が高まりつつあった中、パトリシオがプログラムの内容を実質的に引き継ぐかたちでの独立、開校とあいなりました。

スクールの規模は今までよりも小さなものとなりますが、その分、アットホームできめ細かい指導が期待できると思います。パトリシオはクシマクロビオティックスクールの設立者であり、講師でもあります。

今回は、そんなパトリシオとスクールについてお伝えしたいと思います。

 





 

■料理名人パトリシオとの出会い■

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●パトリシオ・ガルシア・デ・パレデス

 

私が彼に出会ったのは十数年前にさかのぼります。

私が家族をともなってマクロビオティック(以下、マクロに略)の武者修行のためにアメリカへと渡り、当時の世界的リーダー・久司道夫先生(故人)所有の大邸宅、通称「クシハウス」に居候した際、ハウスメイトである彼と知り合いました。

第一印象は、なかなかにイケメンの優男。

その昔、彼のお母さんが深刻な腎臓病を患っていたのをマクロの食事法で完治したのをきっかけに、家族でマクロを学ぶため母国スペインからアメリカへやってきたのでした。

観光ビザでアメリカに入り、期限が切れても内緒でマクロの施設に潜伏し、長い年月学んでいたところ、幸運なことに潜伏10年目にして政府からグリーンカードをもらい、なんのおとがめもなしに永住権をとってしまったという不思議な親子なのです。

 

■誰もが愛したパトリシオのマクロビ・スウィーツ■

彼のお母さんはマクロの料理講師として施設で活躍し、パトリシオは子供の頃からお母さんの料理する姿を見て育ちました。そして、彼が仕事として選んだのもマクロ教師&料理人。

私たち家族がクシハウスに滞在していた頃、すでにパトリシオはハウス一の料理名人として、ハウスメイトからも絶大な人気を得ていました。ハウスの食事は、ハウスメイト全員が分担制で受け持つのですが、誰もが彼の当番日を心待ちにしていたほどです。

料理が美味しいのはもちろんのことですが、彼は食品倉庫にある食材を上手に使って、毎回、誰もがうっとりするようなマクロビお菓子をデザートに作ってくれたのです。特に女子などは皆、夢見心地でそれを召し上がります。

そんな彼の作った極上のデザートを食べながら、ハウスメイト皆で食卓を囲んだあの幸せな風景を今でも時々思い出すことがあります。彼とは、毎晩のように遅くまで三年番茶を飲みながら互いの夢を語り合ったものです。

 

■ハウスで夢を語り合った日々■

外国人のマクロビアンにとって、日本はマクロビオティックの「聖地」そのもの。誰もが一度は、日本人のマクロ生活を見学しに日本へ行ってみたいと願います。彼も例外ではなく、常々こう言ってました。

「僕も一度、日本へ行ってみたい。今、日本では国民全てがマクロ的な食事をしているわけではないらしい。そんな日本人にマクロビオティックの素晴らしさを僕が先生になって伝えたいと思うんだ。そして、いつか日本人の女性をお嫁さんにもらって、素敵なマクロの家族を作るのが夢なんだ」

「・・・ところで、君の夢は何?」

彼にそう訊かれて、私はこう答えました。

「僕の祖父もマクロビオティックに出会って心臓病が良くなった。それがきっかけで治療家となり、人々にマクロを伝え始めた。その意志を継いで僕も今、治療家をしている。僕の夢は、これからマクロを人様にお伝えし、いつかは小さくてよいからカフェを持ちたい。そこで妻とマクロを世の中に広める活動がしたいんだ」

「・・・いつかカフェ主催のイベントをできる日が来たら、パトリシオ、その時は君が講師としてかけつけてくれるかい?」

「もちろんだとも!お互いの夢が叶うと良いね」

「玄米の不思議なチカラは君のお母さんと僕の祖父の病を治し、人生を好転させた。そのチカラは、きっと将来、僕らの夢も叶えてくれるに違いない」

「そうに違いない。素晴らしいね!」

私たちはそう言って固く握手を交わし、三年番茶を飲み干して寝るのが常でした。(クシハウスには、お酒がありません・笑)

 

■夢は語っておくものです■

・・・あれから十数年。

彼は来日してマクロ教師となり、クシ・ガーデンやチャヤ・マクロビオティックレストランなど、日本におけるマクロレストランの創設に大きく寄与し、その後はKIJの講師となり、プライベートでは素敵な日本女性と結婚。五人の可愛い子宝にも恵まれました。ともにマクロビオティックを学んだ夫人も、現在、講師として活躍しています。

・・・そして、私はといえば、勤務する治療院の隣に小さいながらもカフェを持ち、ディレクターとして妻とマクロを地域に広める活動をしています。昔々、二人で語り合ったそれぞれの夢がいつの間にやら実現しているわけです。つくづくもって、人生は物語。夢は語っておくものです。

 

■スクール開校します!■

そんなパトリシオがこの5月から開校いたしました「クシマクロビオティックスクール」。

私も仕事で少し前に上京した際、準備途中の校舎を訪れたのですが、代々木上原駅からほど近い住宅街の中にある古い昭和の民家で、とてもいい感じ。近くには自然食品店「ガイア」さんやオーガニック系のカフェやレストランが点在し、食に関心のある方が多いようです。

その時は、パトリシオと、義父で同じくマクロ講師の坂口先生が大工道具片手にリフォームの最中だったのですが、きっと今頃は手作り感たっぷりの温かで素敵な校舎が完成していることと思います。

私もボディワーク講師ということでスクールのプログラムに協力させてもらうことになりました。今までKIJで学んで来られ、さらに深いところを学びたい方、また、マクロビオティックの勉強をこれから始められるという方は、ぜひこちらのスクールへ!

プログラムの内容につきましては、ホームページ冒頭のご挨拶から抜粋しますと・・・

 

このコースは、マクロビオティックを総合的かつ奥深く学べるように、久司道夫・アベリーヌ夫妻によって開発されたものであり、1970年代からアメリカのクシインスティテュートで使われています。その基本的な部分は変わりませんが、最新の情報を加味し生徒さん方の興味にも応えながら、現代のライフスタイルに合うよう考慮して定期的に改訂しています。

講師との距離も近く、生活に役立つ実践的な実習を通して、多くの情報やマクロビオティックの知識が得られるように作られています。学び、経験し、スキルアップすることで、いろいろな場面であなた自身を助けてくれることでしょう。日々の食事やライフスタイルを調整して、より健康で穏やかな毎日を送るために、バランスのとり方やホールフーズ・ナチュラルフーズを使ったお料理を身に着けたい人。マクロビオティックスを夢とライフワークに取り入れて、人生の視野や可能性を広げたい人。リーダーシッププログラムは、そんなあなたのためのコースです。

〜引用終わり。

今月はオープニングイベントとして、パトリシオの手がける世界のマクロビオティック料理とSweets、お飲み物をビュッフェ形式でお楽しみ頂けるパーティーもあります。また、今後は単発のスペインやイタリアのヘルシークッキングのクラスも予定されていて遊び心満載、バラエティーに富んでいます。

恩師・久司道夫先生から受け継いだ食の知恵を、日本を舞台にこれから世界へ向けて伝えようと奮闘する心優しきサムライ、パトリシオを皆さんで応援して頂きたいと思います。どうぞよろしくお願いします!

 

クシ マクロビオティック スクール

水曜日~土曜日 11:00~18:00

☎ 03-6326-6746(TEL/FAX)

〒151-0066 東京都渋谷区西原3-14-16

 クシマクロビオティックスクールのホームページ

 

 

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