それでも養殖サケを食べますか?

暮らし

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サケの美味しい季節です。

自然界広しといえども、水面を跳ねるサケの姿ほど心打たれるものは、そう多くありません。サケの泳ぎそれ自体が十分に英雄的なのです。ある時は、尾びれでバランスをとりながら、どんな障害物があろうとも全力で上流目指して突き進んでいきます。

またある時は、猛烈なスピードで突っ走り、最後の瞬間、行く手にある岩を飛び越えます。子孫を残すというただひとつの目的のために身を粉にしても使命を果たそうとするその心意気に打たれます。

 


 

■養殖サーモンがおかれている悲しい現状■

・・・そんなサケですが、数年前、あるクライアントさんから思いもよらない話を聞いたことがあります。

そのクライアントさんは、札幌市内で長年、鮮魚店を営む男性。治療中、とあることからサケの話になったのですが、彼曰く、「自分は養殖サーモンは絶対口にしない」とのこと。

養殖モノの魚については、昔、抗生物質大量投与というハマチの悲惨な飼育状況を知ったことから、我が家ではスーパーで養殖モノを購入することのないよう気をつけていたのですが、昨今の回転寿しブームやデパ地下の惣菜ブームで、脂の乗った養殖サーモンが広く市場に出回っている状況には違和感を感じていました。

ところが、続いてクライアントさんが発した言葉に、私は思わず息を飲みました。

 

「今、流通している回転寿しのサーモンの9割、個人の寿司屋さんで7割、スーパーやコンビニの折詰のほとんどすべてが輸入した養殖サーモンを使っているんだけど、そのサーモンに食べさせる餌、何だと思います?」

 

「う〜ん、何なんですか?」

 

「狂牛病で問題になった肉骨粉なんです」

 

「肉骨粉?牛の?」

 

「そう。肉骨粉。アメリカやカナダで海外に輸出するために取り除かれた牛の危険部位があるでしょ。脳みそとか、脊髄とか目ん玉だとか。それらの部位を牛の飼料にすることはもちろん法律で禁じられているけれど、牛以外の家畜の飼料にすることは違法じゃない。だからそれを肉骨粉にして鶏に食べさせたり、買い手がつかなくなった肉骨粉はよその国のサーモンの養殖業者に安く流して、養魚場ではそれが使われてるの」

 

「この頃の輸入サーモンって、やたら色ツヤ良くて脂乗ってると思いません?」

 

「思います」

 

「色はもちろん着色してるし、サケに肉骨粉食べさせると異常に脂が乗るんだよね。それをまた最近の消費者が好むんですよ。それを知ってる関係者は天然モノしか食べません。」

 

・・・その時、このような会話を交わしたことを思い出しました。

 

■ノルウェーでは、政府が養殖サーモンに害ありと認める■

養殖サーモンで有名なノルウェー。

以前、ノルウェー政府が、同国で養殖されたサケが人の健康に害を及ぼす可能性があると認めたことがありました。

汚染物質を多く含む養殖サーモンは、特に妊婦、幼児、未成年者に害を及ぼすことがあるというのです。ノルウェーの新聞社が養殖サーモンの危険性を告発する記事を掲載したことがきっかけでした。ノルウェーにおけるサーモンの売り上げは、年間290億ドル。ベルゲンクリニック研究所につとめるAnne-Lise Bjorke Monsen教授は、「養殖サーモン内に確認された汚染物質は、脳の発達を遅らせる」と述べ、妊娠中の女性や幼児に注意を呼びかけました。

同教授によると、養殖されたサケが体の免疫システムやホルモンバランスにも悪影響を及ぼすことがわかっているため、たとえ成長途中の未成年者であっても、摂取は極力避けるべきだと主張しました。

ノルウェーサーモンの売り上げは、世界シェア率60%。特に欧州諸国では欠かせない食品になっており、政府も養殖業者も苦渋の選択を迫られているところです。

 

狂牛病の原因となった肉骨粉について、現在、各国はどのような立場をとっているのでしょう?

日本についていえば、今年の4月1日から農林水産省が「狂牛病の病原体が魚からヒトに広まるのは非常に困難なこと。安全上は全く問題がない」とし、使用を14年ぶりに解禁しました。

前述したアメリカ、カナダ、オーストラリアも養殖魚の餌に牛肉骨粉を使用することは国が認めています。しかし、EU(欧州連合)は依然として禁止したまま

 

いくつかある選択肢の中から、今、「あなたは一体何を選ぶか?」が問われています。

 

■生命は秩序に従い生きるべきではないか?■

この宇宙には、ある種の秩序が存在します。

私たちの住むこの惑星の運行も、四季の変化も、生命の誕生や死もすべてこの秩序の中で営まれます。秩序は厳粛なものであり、私たち人類の浅知恵で自由にできるのものではありません。

自らの能力を過信し、その秩序を破った生命体が真の繁栄を謳歌できるはずなどないことは火を見るよりも明らかです。

この厳しい季節、冷水の流れを漕ぎ、生命を次の世代へとつなげるため、命がけで川へと戻ってくるサケは、牛など食べる食性を持ってはいません。

サケが主食にするのは,主に比較的栄養段階が高い魚類やイカなどの頭足類、それにタラやホッケの稚魚、オキアミやクラゲ、プランクトン。

牛を食べるサケなどこの世に一匹たりとも存在しないのです。

そんな存在しないはずのサケが色鮮やかに市場に出回り、ファミリーが回転寿し屋さんで養殖サーモンを美味しそうに頬張るこの国の不思議。

 

それは、サケという種に対する冒涜ともいえるのではないか。

私は決して良い悪いを論じたいわけではありません。多分に感覚的なものです。私たち人類はずいぶんと、「食物」として頂いている生き物たちの「生命」を考慮せず、目先の繁栄ばかりを追いかけてきたのではないかという疑念を抱いているのです。

 

北海道に暮らし、子供の頃からサケと親しみ、畏敬の念と感謝の気持ちを持って食してきた自分ですが、昨今の食糧事情には驚嘆を通り越して悲しみを感じます。すべては人間の意識通りにカタチになります。この世界をどんな世界にしたいのか?

 

私たちの望んだ世界が時を経て現実となるのです。

ぜひ、立ち止まって考えて頂きたいと思います。

あなたは、それでも養殖サケを食べますか?

 

 

 

 

★大切なのは、もはや良い悪いではない。たくさんある選択肢の中から、「あなたは何を選ぶか?」だ。知るべきことを知り、避けるべきことを避け、自らの健やかな生命を次世代へとつなげていこう。

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