今、山梨県小淵沢市のホテルの一室でこれを書いております。
ボディワーク講師の仕事で来ているのであります。
ちなみに、ちょっとしたアクシデントから、
超高級ホテルのスウィートの一室に
たった一人で宿泊しているのです。
昨日は、風の音治療院さん主催の「札幌スウィーツフェス2015」の最後のワークショップで
性愛についてお話しさせて頂きました。
ご参加下さったオーディエンスの皆様、
そして、主催された安部さん、ちっこさん、
この場をお借りしてお礼、そしてお詫び申し上げます。
講話は1時間で終わる予定が、禁欲生活の話になり、
自分の若かりし頃に出会った風俗嬢の話になり、
それから「宇宙」に飛び、
収拾がつかなくなって30分以上オーバーランしながら、
無人島の密林に不時着した。
・・・そんな印象の講話になってしまいました。
昨年、マクロビオティックのカンファレンスで
初めて「性愛」について講義させて頂いた時にも、
予定の半分の内容もお伝えできずに不時着。
以来、二回目の不時着。
もう完全に不時着グセがついております。
いや、もはや私なんか不時着が服を着て暮らしているようなもんだ。
けれども、オーディエンスの皆様は、
そんなやさぐれた私の講話を興味を持って聴いて下さり、
「楽しかったよ」と声をかけて下さいました。
嬉しくて心の中で男泣きしましたよ。
やはり「性愛」って、壮大で実に深いテーマです。
短い時間で語り尽くせるような簡単なテーマじゃないかもです。
今回もそれを痛感しました。
いつか性愛については「本を書いてみたい」と本気で思ってます。
で、ですね。
タイミングってやつは本当に不思議なもので、
実は今日、こちらへ向かう電車の待ち時間があったもんで、
何か良い美術展でもやってないかしらと探してみたら、
なんと!
東京目白の永生文庫という資料館で偶然
「春画展」を開催していたんです。
本展は国内初の大規模な春画展で、
海外は大英博物館やデンマークから選りすぐりの春画の名品だけを集めた
物凄い展覧会!
なんというこのタイミング。
性愛評論家としては見ない手はないでしょう。
喜多川歌麿、葛飾北斎、歌川国芳ら錚々たる絵師たちによる
色鮮やかな春画作品群が大名家が特注で作らせたフルカラーの春画や、
絵に仕掛けがあって、一部をはずすと局部が見える変態的な屏風絵も展示されています。
前から一度観たかった北斎の「タコと海人」も展示されていました。
このイマジネーションと描写力はすごい!
●葛飾北斎「タコと海人」
作品の完成度にも驚いたけれど、会場のあまりのカップルの多さにも驚きました。
若いカップルから、高齢者カップルまで、様々な年齢層の男女が作品を楽しんでました。
主催者側も異例の入場数とのこと。
場内、とても活気があって男性も女性もなんだか楽しそう。
やはり、性愛には人間をワクワクさせてしまう何かがあるんです。
もともと日本には、今よりもっとおおらかな、性に対する人々の意識がありました。
遊郭文化に代表される、女性には悲しく辛い時代があったのも事実ですが、
長い間、多くの民衆にとって、性愛は人生における喜びであり、
生命エネルギーが交流する大切な場でありました。
戦後、西洋の宗教的・思想的影響を受け、
性がタブー視されて久しい日本ですが、春画に代表される
生き生きとした性愛賛歌の精神を私たち現代に生きる日本人も
復活させなければならないと改めて強く感じた次第です。
最近、イベントが続いて少々停滞気味のブログですが、
今、気になっているテーマがいくつかあるので、
また改めてじっくり書いてみたいと思います。
それにしても、今、泊まっているスウィート・ルーム、
高級感が半端ないです。
世界的に有名な北川原温という建築家の手によるデザイナーズ・ホテル。
でも、こんな部屋に一人というのも寂しいもんです。
スウィーツもスウィートも、
一緒に楽しむ人がいてこそ価値があるもんだと実感しました。
今度、ここに泊まる時には、最愛の妻を連れて来てあげたいと思いました。
まずは、近況報告まで。
noahnoahでした。
★春画は日本で生まれた世界に通用するアートだ!漫画の次は春画。めくるめく性愛の世界にあなたの心の奥深くに眠る野生が咆哮する!
新品価格 |
★ついでにポチッとして頂けたらうれしいです。ありがとうございます。
コメント