中国人の暮らし方に学ぶ

暮らし

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中国の人は、一般に早寝早起きです。

夜という陰の気の強い時間帯に植物を置いている部屋に眠るのは、「陰の気」をさらに強めて良くないことから、夜は近くに植物を置いて寝ないほうが良いということは前回にお話しましたが、そのほかにも中国で言い伝えられている夜の注意点というのがあります。

何かというと、「夜は少なくとも11時には眠りについたほうが良い」ということです。

カラダを修復できる時間というのがあって、それは午後11時から午前3時までの時間帯。ただし、午後11時にはすでに熟睡できていることが前提となります。

現代人の生活では、夜が落ち着く時間帯という人も多いと思いますので、11時就寝というのはちょっと無理という方もあるでしょう。けれども、出来ることなら午前0時までには眠りにつきたいものです。

 


 

■現代医学も証明する成長ホルモンの重要性■

現代医学でも、「成長ホルモン」がカラダの修復にはとても大切ということが言われています。成長というからには、成長期の子供たちがカラダを育て作り上げてゆくのに必要なホルモンであるのは当然ですが、同時に、成長期をとっくに過ぎてしまった私たち大人にとっても、日常生活でたまった疲労を回復させたり、故障した箇所を修復・修理するために使われるのがこの成長ホルモンなのです。

そして、成長ホルモンが最も盛んに分泌される時間帯というのが一般に、午後10時から午前2時の間と言われているので、中国で古くからおじいちゃんやおばあちゃんによって言い伝えられてきた健康の知恵とほぼ一致するのです。

どの国においてもお年寄りというのは、知恵を持っているものなのだあと感心させられます。何も生化学的な知識をもたずとも、経験的にカラダに良い暮らし方を知っていて、次の世代へと伝えているからです。

もし、午前0時までの就寝さえ無理と言われるのなら、せめて「昼寝」をおすすめします。

10分でも20分でも構いません。疲れが重なっている時は、それだけでもずいぶんと楽になり、元気が出てくると思いますよ。中国のお年寄りに言わせれば、午前0時と正午、つまりは1日のうちの節目に当たる時間には、寝なくてはいけないとのこと。

そういえば、中国では一部の観光地を除けば、お昼には昼寝をするという人が案外に多かったことを思い出します。お昼には連絡がつかなかったり、夕方も残業などせず夕方5時半には仕事を終えて、家に帰ってしまう人も多いのです。そして、よく食べ、きっちり休むのが彼ら中国人。

残業疲れをためて、日々、疲労感をにじませている私たち日本人は、彼らの暮らし方を少しは見習わなきゃ、とも思う今日この頃なのです。

 

 

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