ブログをお読みのクライアント様から、「更年期を快適に過ごすために、食べ過ぎを戒め、朝食を抜いてみるというのはわかった。しかし、何も食べないでいるというのはあまりに辛すぎる。朝ごはんの代わりに摂っても良いものは何かありませんか?」という非常に欲深い(笑)ご質問を頂きました。
そこで私はこう申し上げました。
「食べないのが辛いなら、どうぞ今まで通り食べて下さい。無理に食べないのは無理です。長続きしません。新しいことにチャレンジするには遊び心が必要です。その遊び心が芽生えたら始めて下さい」
朝食抜きは我慢で始めるものではありません。不安や不満があるとモノゴトは長続きしません。そして、どこか他人に「させられてる感」がつきまとうものです。これが良くありません。
モノゴトを始める時は、いつだって自分自身で主体的に行うべきです。
いくつかある選択肢の中から、あえて「食べない」という選択肢を自分で選んだという自覚が大切なのです。人生の操縦士はいつだって自分なのですから。
私はそのクライアントさんにその後、こう付け加えさせて頂きました。
「朝ごはんの代わりにというわけではありませんが、おすすめできるものでしたら、白湯をおすすめいたします」
白湯は、私自身が毎朝愛飲しています。過去のブログでも何度か触れてきましたが、今回、更年期という問題と絡め、再度おさらいしてみたいと思います。
引用:『noahnoahの21世紀宝船Blog』から「朝、一杯の白湯を」〜
朝起きてから、必ず飲むものに「白湯」があります。
ただお湯を沸かすだけではなく、インドのアユルヴェーダの作法に則って作るのです。
ヴェーダの考え方では、この世界を構成している要素には3つあるといいます。それは、「火」と「水」と「風」です。これらが互いに作用しあって万物を生み出します。
私たち人間もこれらの要素がミックスしてできたもの。その配合の比率が異なることで、様々な性格や体質が創られるわけです。そして、そのバランスが崩れることで、病気が生じると考えられています。
そうならないために、「白湯」を飲んで3つの要素のバランスを整えようというのです。さて、ではどのようにして作るのか?
まずは、やかんに水を入れ、ふたを開けます。この「ふたを開ける」というのが重要です。そして、ガスの火にかけます。この「ガスの火」というのがまた重要です。最後に換気扇を回します。この「換気扇を回す」というのが更に重要です。
お気づきでしょうか?ここに先ほどお話しした「火」、「水」、「風」の3要素がそろうのです。火はガスの火、水はやかんの中の水、そして、風は換気扇を回し、やかんのふたを開けることで、ぶくぶくと水が煮立ち、湯気が舞い上りますが、これが風なのです。
さて、このようにしてお湯を沸騰させること10~15分。こうしてできたのが「アユルヴェーダ式白湯」ということになります。
これを、フーフー言いながら、湯呑茶碗に一杯頂きます。体の中からじんわりと暖かくなり、すっきりと目覚めることができます。よく、起き掛けに冷たいミネラルウォーターを喉に流し込む方がありますが、あれは内臓にとって良くありません。良い子の皆さんは真似しないように。
そして、熱い白湯はそのまま保温ポットに入れ、多くて800ccまでを一日かけてちょこちょこ飲み干します。食事をとる時も一緒に飲んで構いませんし、喉が渇いた時ももちろんOKです。
こうして作る白湯は、とろんとして甘く、私にはとても美味しく感じます。ヴェーダの考え方では、これを飲むことで、3要素のバランスが整う上、白湯が体の内部の汚れを洗浄してくれるといいます。洗浄ですから、コーヒーやお茶だとダメなのです。コーヒーやお茶でシャワーする人はいませんもんね。
白湯ができあがるまでの時間もゆったりとしていて好きです。これを飲むようになってから、すっきりとした気分で過ごせる時間が増え、あまり疲労を感じません。
朝、すっきり目覚められないという方、試されると良いですよ。
ちなみに、朝に最適と思われているコーヒーですが、起床してから30分以内に飲んでしまうとコーヒーに含まれるカフェインの作用で、急激に血糖値を上げてしまうので体に良くありません。朝は絶対コーヒーという方は、起きて30分経ってからが良いでしょう。
また、メリットばかりが強調されるコーヒーですが、マイナス点を挙げると、血糖値が急激に上昇することから糖尿病を悪化させる。うつ傾向や情緒不安定になりやすい。ホルモンバランスを崩す。中毒性がある、など。
しかし、メディアが伝えるコーヒーについてのトピックスは、メリットばかりです。これは、ちょっと不自然。もしかしたら、食肉や乳製品同様に、医学界と産業界の癒着があるからかも知れません。もちろん、時々少量取るくらいなら問題はありませんが。
けれど、この頃、体調が思わしくないとお感じの方は、ちょっとコーヒーをやめて、今回ご紹介した白湯をぜひお試し下さい。きっと、新しい世界が開けて来ますよ。
〜引用終わり
ブログをお読みになって、この白湯を飲むようになってから、冷え性が改善したとか、すっきり痩せられたとか、内臓の調子が良いようだとか、クライアントさんからも色々と嬉しいお声を頂きます。過去に頂いたご感想を少し列挙すると以下の通り。
●血行が良くなったような気がする。
●代謝が上がった。
●ダイエット効果があった。
●肌荒れが改善した。
●冷え症が良くなった。
●むくみがとれた。
●寝起きが良くなった。
●便秘が改善した。
●更年期の症状が改善した。
①飲み過ぎに注意
また、白湯を飲む上で気をつけて頂きたいことがいくつかあります。いくら良いものだからといって、飲み過ぎは良くありません。あまり飲みすぎるとかえってむくみを招いてしまいます。白湯は一日に多くて800ccまでが適量です。これはあくまでも上限であって、カラダが要求しないのであれば800ccまで飲まなくても良いのです。また、逆にカラダが欲するのであれば、必要な量をお取り下さい。私たちの体調だって日によって違います。
先日、治療院を利用して下さっている方が、ブログを読んで白湯を始めてみたところ、すっきり体重が落とせて調子が良くなったと実感しているとのこと。ところが、夜におしっこに起きるようになってしまったとおっしゃる。けれど800cc飲み干さねばならないと思って続けているそうなのです。
そういう場合は、少し飲む量を減らすか、夕方以降の飲用を控えるなどして、夜起きなくても良い量をご自分で見つけてみて下さいとお伝えしました。
②白湯は栄養ではありません
断食(ファスティング)に白湯を用いようとする人がいますが、これは絶対にNGです。白湯はカロリーゼロの飲み物であると同時に、体に必要な栄養分も含んでいない飲み物です。
胃の中に白湯を入れることで、ある程度の満腹感を得ることはできるのは確かです。また、体内の温度を上げるため代謝を良くする効果があり、体内を洗浄するシャワーの役目があることから私は愛飲しています。
栄養という観点からは、人間のカラダは糖質や脂質、タンパク質やビタミン・ミネラルといった栄養素を必要とします。白湯はその代用にはなりません。そこを間違えると、人によっては、低血糖や貧血で倒れる可能性もあるので注意が必要です。
あくまでもふだん食べ過ぎが原因と思われる体調不良や更年期の辛い症状で悩んでいらっしゃる方が、朝食を抜いてみようと考えた時、同時に白湯を飲まれるとさらに体調改善の助けになりますよ、ということです。
そのへんを踏まえ、力まず楽しみながら続けると思わぬプラスをもたらしてくれる飲み物です。興味のある方はぜひ試してみて下さい。
★「からだをあたためることで代謝や消化力が上がる」と評判の白湯飲み。未消化物である毒を排出し、からだの中からキレイに健康になると評判!著者の蓮村先生はアユルヴェーダ医師で、白湯飲み健康法の第一人者。正しい白湯の作り方から飲み方・効用までを徹底紹介。私も参考にさせて頂いてます。
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