食事をいただく前に観察すべき3つのポイント


ものごとを理解する上で「3」という数はたいへんユニークで役に立ちます。す。なぜなら安定した骨組みを構成しつつ、変化の予兆をも内包しているから。

ちょっと難しい表現でごめんなさい。わかりやすくいえば、ものごとを存在させる基本単位にもなり、変化にも対応できる数といえる。

例えば、一輪車。一輪車に乗れると、走るよりもずっと早く移動できて便利です。しかし、それを上手に乗りこなそうと思うならまず技術が要りますし、何より車輪が一つだと安定性に欠けます。乗る人がいなければ一輪車は倒れてしまいますから。

そこでもう一つ車輪を付け足せば、二輪車となります。安定性もグッと増しますが、スタンドがついていなければやはり手を放すと倒れてしまいます。

さらにもう一つ車輪を付け足せば、三輪車となります。こうすれば手を放しても三輪車は倒れない。はじめて安定感を得られるわけです。しかも車輪のどれか一つに負荷をかければ傾く変化への自由をも有している。これが四輪車になると、安定性は増すけれども逆に変化への自由度は三輪車よりも劣るといえる。

つまりは、3という数は、安定しつつも変化にも柔軟に対応できるものごとの基本的最小単位である、といえるのです。なので、この世の中にある様々なものごとを3つに分けて理解するとたいへんしっくりきます。

例えば、私たちが毎日お世話になる「食事」。これを3つのポイントを設定して観察してみると、バランスの取れたものか否かがわかるのです。今回はそんなお話。


■さまざまな食事法の洪水の中で

現代栄養学、マクロビオティック、東洋の食養生法、糖質制限食、酵素健康食・・・、この世にはさまざまな食事の捉え方や情報があります。

それぞれの食事法が理想とすべき食事のガイダンスを提案してはいるのですが、それらの詳細をいちいち気にしていたのでは、食べる前に気持ちがげんなりしてしまいます。

かといって、何も気にせず好きなものだけ好きなだけ食べていたのでは季節や地域問わずなんでも手に入る現代においては必ず偏食に陥ってしまいます。

では、何を基準に毎日の食事と向き合えば良いのか?

そんな時、活用できるのが前述した「3つのポイントで食事を観察してみること」なのです。

■自然食療法の大家・東城百合子先生

自然療法家の東城百合子先生をご存知ですか?

東城先生は健康運動を立ち上げて60年以上になられる食事療法の大御所であります。

栄養士だったご自身が若い頃、重度の肺結核を患い、当時、日本の栄養学の草分けだった佐伯矩(ただす)博士と世界的な大豆の権威だったミラー博士に出会ったことから、穀菜食を中心とした食事へと切り替え、大病を克服されました。

その体験をきっかけに食の大切さを世に広めるため、92歳になられた現在も月刊誌『あなたと健康』の発刊や料理教室、講演活動などを通じて人々の健康のため情熱を燃やし続けておられます。

その食事療法の要点は桜沢如一先生の提唱されるマクロビオティックと共通するところが多くあります。時代が重なることもあり、その思想面や方法論においては随分と影響を受けたところもおありだったのではないかと思います。

東城先生の書かれた『家庭でできる自然療法』は初版発行が1978年ながら現在でも売れ続けているロングセラーです。食事療法に関心のある方のご家庭なら本棚に必ず一冊あると言っても大げさでないくらい、売れに売れた健康本でもあります。

東城百合子著・『家庭でできる自然療法』

■食事のバランスをみる3つのポイント

さて、そんな東城先生が提案されている「食事のバランスをみる3つのポイント」というのがあるのですが、これがなかなかシンプルにして奥深く、日常で大いに活用できるのです。私自身も、この視点から毎回の食事と向き合わせてもらっています。それをぜひあなたにもお伝えしましょう。

<食事のバランスをみる3つのポイント>

①その食事には旬のものが入っていますか?

旬の食べ物にはその季節ごとの最も盛んなエネルギーが凝縮されています。しかも豊富に採れるものゆえ、価格も安く大量に購入できます。身近な場所で採れた新鮮な旬の食材を大いに摂るようにしましょう。

②海のもの(小魚や海藻)と里のもの(穀物や野菜)が両方入っていますか?

海に囲まれ、山里に恵まれた日本という風土では、海と山里両方の恵みを食べ物とすることでバランスが調うのです。

③五味と五色のバランスはとれていますか?

五味とは「甘い・辛い・酸っぱい・塩辛い・苦い」の味覚のことで中国の食養生法に由来します。それぞれの味覚は「脾・肺・肝・腎・心」という各内臓を働かせるエネルギーと関連し、その働きを調節してくれます。

また五色とは「赤・青・黄・白・黒」のことで、野菜はそれぞれ持っている色により含まれる栄養素が異なります。なので、彩りを良くすることにより栄養バランスも自然に整います。

■自分の中に食の三輪車を創る

・・・いかがですか?

目の前に出された料理をいきなり食べるのではなく、一呼吸おいて上記の3つのポイントを観察することで、視覚と頭(思考・分析)の両方を使うトレーニングにもなりますし、何より食事内容改善のヒントが得られます。

これに加えて「よく噛むこと」、これが大切です。何を食べるべきかがわかったら、どのようにして食べるかにも意識を払いましょう。

脳の前頭前野から出る神経伝達物質には、ドーパミン・ノルアドレナリン・セロトニンの3種があるのですが、ドーパミンは意欲をかきたて、ノルアドレナリンはストレスに対して屈しない反発力を高め、セロトニンは優しさや他人を思いやる共感力を高め、ウツを予防してくれます。

これらは皆、脳を健康にするために働いてくれる物質。これらの物質が食べ物をよく噛むことによって脳内にもたらされるのです。そのためにも喜びと感謝を持ってリズミカルによく噛むこと、これが大切なのです。

忙しい日々の暮らしの中で、私たちの食事はついつい脇に追いやられがち。しかし、私たちは皆、生命体。食なくして生命現象なし。

①旬のものは入っているか?

②海と里のものの両方が入っているか?

③五味・五色のバランスはとれているか?

この3つのポイントを柱に今あらためてご自身の食と向き合ってみてください。きっと基本が整って、安定と変化を兼ね備えた食の三輪車が完成し、より健康な心身へと変化していくのを感じられることと思います。

あなたのより良き健康をお祈りしています。

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