夜遅く食べる怖さ

カラダの哲学

NightEating

 

 

「飲んだ後には、やっぱり締めのラーメンだよね」

「お腹が空いてると眠れなくなっちゃうから、つい何か食べちゃうんだよね」

 

若者たちのこんな会話を聞いていると、

彼らの未来の健康について、大きな不安を感じてしまいます。

深夜の食事、それに食べてすぐ寝る行為ほど、

カラダにとって負担がかかるものはないからです。

 


 

■夜は休息のための時間■

1日は24時間ありますが、それを3つに分ける生理的リズムがあります。

 

①午前4時〜正午   排泄のための時間

②正午〜午後8時   栄養摂取と消化のための時間

③午後8時〜午前4時 代謝と休息のための時間

 

それぞれの時間帯には、固有の目的と意味があるのです。

 

本来は、代謝や休息にあてなければならないはずの時間を

食べ物を食べてしまい栄養摂取に使うことは

体内リズムを狂わせる要因になり、健康を害する危険があります。

 

昔は、食べてすぐ横になると、

「牛になるから止めなさい!」と周囲から叱られたものです。

 

実は、この指摘は理に適ったもので、

人は夜眠りにつくと、体内の消化酵素も眠りにつくのです。

ところが、食べてすぐ眠りについてしまうと、

休息してもよいはずの消化酵素が活動を続けなければなりません。

 

その時の消化酵素のチカラはとても弱く、

それゆえ消化不良の原因になってしまうし、酵素の無駄使いといえるわけです。

 

また、夜食べると良く眠れるという人もいますが、これも危険です。

 

食べることで急激に血糖値が上昇します。

それがまた急激なインシュリンの分泌を招き、低血糖を招きます。

それにより眠気が生じ、

血糖値が急上昇するほど眠気を誘うことが体験的に分かってくると、

人というのはそれがだんだんエスカレートしてきます。

 

眠気を誘わないと眠れないというのは、

考えてみると栄養的には食べる必要性はありません。

決してカロリーが不足しているからではないからです。

 

プロボクサーの試合前の減量ならいざ知らず、

ふつうの人なら、夜少しくらい空腹でも、全く問題なく眠れるはずです。

これは低血糖症であることを自覚しなければなりません。

低血糖症は糖尿病に繋がります。

 

私の知る方で、現在、糖尿病を患っていらっしゃる方の多くは、

このような夜遅い食事が習慣となってしまっていた方ばかりです。

 

 

 

夜型中心の現代人の生活リズムを改善するのは、

なかなか難しいかも知れませんが、

「栄養摂取と消化のための時間」である正午〜午後8時までを過ぎた飲食は、

できるだけ避けたいものです。

 

 

現在、体調不良でお困りの方は、ご自分の食事の時間を見直してみて下さい。

食事時間を変えることは、全くお金がかからず、

今日からでも始められる健康改善法となります。

 

あなたが夜遅い食事を改め、

健やかな毎日を過ごされることを願っています。

 

 

 

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