きっと誰もが、いくつになっても美しい姿勢でいたいと思っているのではないでしょうか。美しい姿勢はその人を若々しく元気に見せ、いつもやる気に満ちている雰囲気をかもし出します。
背中を丸めてうつむき加減の暗い表情の人と、背中まっすぐで明るくスッキリした表情の人。さて、あなただったらどちらと友達になりたいですか?
誰もが生まれたての赤ちゃんの頃は、クセのない柔らかなカラダを持っていたはずです。ところが長い年数が経つにつれ、動きのクセや思いのクセが姿勢に反映し、人それぞれの姿勢をつくっていくのです。
意識しなければ、クセのついた姿勢はずっとそのまま。悪い姿勢は見た目に良くないばかりでなく、骨盤や関節のアンバランスを生み、それが内臓の働きにまで影響して痛みやしびれ、感覚異常や慢性疲労のもととなってしまいます。
だからこそ、自分自身の姿勢に注目。毎日の「ほんの少しの努力」で、人のカラダは見違えるように美しくなるのです。
「ほんの少しの努力」と申し上げましたが、それは難しい話ではありません。シンプルに表現するなら、「まっすぐに立つ」、これだけです。
しかし、とは言っても大切なのは心構えです。いつも美しい姿勢でいるために美しい姿勢を強制的につくり、必要最低限の筋肉を強化していくのです。
とてもシンプルな行為ではありますが、大切なのは目的をしっかり持ってそこに向かって努力するということであります。
現代はすべてがイージーな方向へと流れ、何の努力もせずにただ良い思いにあずかりたいという人が増えています。その結果、医薬や健康器具に頼り、副作用で困ったり、新たなトラブルを招いたりしてしまうのです。
そうならないためにも、筋肉を積極的に使い、自分自身でカラダを創っていくという意識が大事なのです。特別にスポーツなどしなくても、日常生活において乗り物に頼らず自分の足で歩くとか、掃除や日曜大工をしたり、カラダを動かせる場面というのは結構あるものです。
そうした機会を利用して、正しい姿勢や動きをするために必要な最低限の筋肉を自分で創っていこうとする意識、それこそが美しい姿勢を生み出す土台となるのです。さて、そこを理解していただけたら早速始めてみましょう、まっすぐ立つためのエクササイズ。
このエクササイズを行うには、まず面が平らで寄りかかれるような壁や柱を見つけます。
①肩幅の1/2くらいの幅に両足を広げて立ちます。この時、踵は壁面につけます。
②臀部(お尻)・背中・後頭部を壁面にぴったり密着させます。背中の最も出っ張っている部分、肩甲骨の間あたりの背骨を凹ますようにして若干反らします。この時、膝が曲がらぬよう気をつけてください。
*反らすことにより、仙骨部と背中の反らしたところの2点に「緊張感」が生じると思います。実はこの緊張感が大切で、慣れてくればこれがカラダに安定感をもたらします。
さらに仙骨部の上部と後頭骨の下部を壁にぴったりと密着させようと意識すれば、仙骨が引き締まり、背筋を伸ばすのがさらに楽になります。
③呼吸をゆったりと意識して、3秒間背中を緊張させます。
④次に3秒間背中を緩ませます。
⑤この背中の3秒の緊張と3秒の弛緩を1回として10回ほど繰り返します。
⑥これを朝晩1セットずつ行います。
以上がまっすぐ立つためのエクササイズです。
慣れるまでは筋肉痛になるかもしれませんが、無理をせず回数を増やすようにしてみてください。やがて、自然とできるようになったなら、背筋を伸ばす時に両足の親指で床を掴むようにすると末端の血行が良くなって冷え性の方は改善の助けになります。
時間にして1分程度のエクササイズではありますが、これを継続することにより着実に姿勢に対する意識が変わり、カラダが変わってきます。姿勢が変わるだけで腰痛や膝痛をはじめ、便秘や下痢だって改善し、根本から健康になるのだって夢ではないのです。
こうしてまっすぐに立つことができるようになったなら、実は次のステップが用意されています。次のステップに進むことで美しい姿勢をつくる上でのさらなる飛躍が期待できます。
その内容についてはまた別な機会に本ブログでお伝えしたいと思います。どうぞお楽しみに!
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