こんにちは!ツボ侍・のあ太郎のワンポイントツボ治療のコーナーであります。
今回のテーマはズバリ「低血圧症」。
低血圧症で悩んでらっしゃる方って、案外多いです。低血圧症とは、最高血圧が90mm以下で、肩こりやめまい、頭痛、動悸、不眠、疲労感など不快な症状をともなうのが特徴です。
何かしらの疾患を持っていることから起こる場合もあるのですが、その多くは体質的なもので、脈拍や体温もやや低め、フラフラとして元気のないような人がこの低血圧症の典型。
もしも、あなたの身近な大切な人が、この低血圧症だったならどうしますか?できることなら病院や治療院などに頼らず、あなたがケアしてあげられたらいいですよね。
すでに亡くなられた鍼灸師で均整術師でもありました佐藤久三先生という治療の名人がいらっしゃいました。その先生の考案された治療法を私も時々使わせていただいています。これが実に良く効くのです。
用いますのは、「湧泉(ゆうせん)」と「天枢(てんすう)」というツボなのです。
低血圧症に用いるツボは主に2つあるのですが、一つは湧泉。腎臓のエネルギーに属し、文字通り生命エネルギーが「泉」のように「湧」き出る大切な場所で生命力や生殖を司ります。ここを押すと全身の血流、特に下半身の血流を良くします。
湧泉の位置は、土ふまず少し上のくぼんだ場所のほぼ中央にあり、多くの人は強く押すとズンと響くような刺激を感じるでしょう。
そしてもう一つのツボは天枢。胃のエネルギーに属し、消化器の機能を管理しています。吐き気や嘔吐、胃炎、ゲップ、便秘、下痢などの消化器系の症状に効果があります。
天枢の位置はへそから左右外側へ親指2本分外へいったところ。
さて、ではそれら2つのツボをどのように用いれば低血圧症改善の治療となるのか、治療法を施す側を「術者」、受ける側を「受け手」と表現して手順をお伝えします。
①受け手を仰向けにして足を伸ばし、左右のかかとを腰幅に開かせる。
②術者は受け手の足元に座り、両足の裏の湧泉に親指を当てがい、優しく押してみる。もしもその時、湧泉に左右差があって、どちらかが力なく弾力性を失っているようなら、それに合わせて指の腹をゆっくりとソフトなタッチで軽く押す。
③術者は湧泉を押しながら、自分の下腹部(臍下丹田)に力を入れ、ツボを手前に引き寄せるように受け手の足先の方向に向かって軽く引きながら支える。
④一分くらいその状態を維持しておいてからゆっくりと指を離す。
⑤続いて、受け手の左右の天枢を押してみて緊張や抵抗のある側を調べる。異常がある側が見つかったら、その上に指を伸ばして親指以外の4本の指の腹を揃えて乗せ、さらに他方の4本の指をその上に重ねる。
⑥自分の下腹部(臍下丹田)に力を入れ、上に重ねた4本の指で下方へ押し、受け手の呼吸に合わせて両手を静かにゆっくりと沈めるようにして押す。
⑦一分くらいその状態を維持しておいてからゆっくりと指を離す。
以上の操作で血圧の異常低下や、それにともなうめまい、脳貧血などの症状が改善します。
いかがですか?最初は難しく感じられるかもしれませんが、慣れてくればあまり考えずにできるようになります。ポイントは、力を入れすぎないことと、受け手の呼吸を十分観察すること。
低血圧症が原因の急性症状であれば、程なく沈静化していきますし、慢性的な症状であれば毎日行っているうちに軽減していくのが感じられることでしょう。
医療機関の門を叩いても、低血圧症は体質から来るものゆえ、確たる治療法というのはなく、薬物療法によるコントロールか日常生活上の注意点をアドバイスしてくれるくらいです。
家族や友人など身近にいる人が先にお伝えした方法でケアしてあげれば、改善の道は開けると思います。あなたの周りに困った方がいればどうぞお試しください。
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