あなたは好きですか?フルーツの香り。
私も大好きです。特に柑橘系の香りに目がありません!・・・というか、「香り」だから、鼻がありません、というべきかな?笑。
すでに日本人の暮らしの中に定着した感のあるアロマセラピーですが、植物の持つ芳香成分を利用して、リラクゼーションや心身のリフレッシュに役立てる療法のことを指します。
使われる植物由来の精油は、エッセンシャルオイルとも呼ばれ、フローラル系やハーバル系、ウッディー系やスパイシー系などさまざまな種類があります。
もしも、あなたの好きな香りが、気分を良くしてくれるだけでなく、悩みの種であるあの憎っくき脂肪を燃焼してくれる作用を持つならどうでしょう?
そんな魔法みたいな香りが本当にあるのかって?
・・・はい。あるんです!しかも、簡単に手に入る「あのフルーツ」の中に。そのフルーツとは、そう、色鮮やかなイエローの果皮をまとったあのフルーツなのです!
種類もさまざまなエッセンシャルオイルですが、中でも人気なのはフルーティーな爽やかさが特徴のシトラス系のオイルなのではないでしょうか?
シトラス系のオイルは、柑橘類の果皮から抽出されることが多く、その香りは、レモンの皮をむいたときに立ち込める、あのはじけるようなフレッシュさが命。
実は、最近の研究により、あの柑橘類のシトラス系の香りにダイエット効果があることがわかってきたんです!
その原料ともなる柑橘系フルーツの筆頭は、そう、「グレープフルーツ」。グレープフルーツの香りは、脂肪細胞に分布している交感神経に働きかけて興奮させ、その活動を高めてくれるのです。
その結果、体温が上昇し、カラダが温まり、脂肪の燃焼が活発化して体重減少に結びつくのです!
交感神経の働きが活発になると、UCPと呼ばれるタンパク質が生み出され、これが脂肪の燃焼に一役かっています。
UCPは、褐色脂肪細胞というところに存在するタンパク質で、運動しなくても脂肪をエネルギーに変えることができる特別な働きを持っているのです。
けれども、成人のカラダの中では、首筋と背中にごくわずかしか分布しておらず、その量もかなり個人差があるようなのです。
私たちがグレープフルーツの香りの主成分である「リモネン」を嗅ぐと、交感神経がオンになり、体内時計を休憩モードから活動モードに切り替わり、ガーッっと脂肪を燃焼し始めるというわけです。
ただし、注意すべきはグレープフルーツを摂取する時間。一日のうちでも摂取するのにより効果的な時間帯があるのですが、いつだと思いますか?
それは「朝」です。目覚めとともに交感神経にスイッチが入り、心身の活動が始まる朝が最も効果的な時間帯になります。
なので、朝食時には柑橘類の香りをたっぷりと楽しみながら味わって、UCPを増やせば、太りにくいカラダがつくられるというわけなのです。
そういえば、ホテルの朝食などでもカットしたグレープフルーツやオレンジ、あるいはそれらのジュースが供されることがありますよね。あれも最新の栄養学に照らしても十分理にかなっているのです。
かすかな酸味をともなう甘くて清々しいグレープフルーツの香り。気持ちも明るく、おだやかになりますよね。これこそアロマの精神面への効果です。また、食べ過ぎや食欲不振など、食欲のアンバランスを調整する働きもあるといわれています。
さらにグレープフルーツには、ビタミン C、ビタミンP、クエン酸、ペクチンなど脂肪燃焼に必要な栄養素がほかにもぎっしり含まれています。
ビタミンCなら脂肪燃焼の立役者となるカルニチンという物質の原料となりますし、ビタミンPならビタミンCの吸収を高めてくれるという風にすべてがつながっているのです。
もっといえば、酸味の正体であるクエン酸はエネルギー代謝に関わるし、食物繊維であるペクチンはコレステロールや中性脂肪を吸着して排出する働きもあります。
つまりグレープフルーツは、その香りのみならず、成分さえもまるでダイエットを助けるために生まれてきたようなフルーツ。
私は彼女のことを、最近「The queen of fruit for diet (ダイエットフルーツの女王)」と名づけ、偏愛しております。
果物はビタミンやミネラル、食物繊維、水分などを補えますが、摂り過ぎると糖分も摂取過多になってしまいます。そこで国は1日に摂るフルーツの適量を約200gと定めています。そして、フルーツから摂るべきカロリーは80kcalとも。
実はグレープフルーツがまさにドンピシャで、1個のグレープフルーツはその重量約200g、そして含有カロリーも約80kcalを有しているため、1日に1個摂ると理想とすべき摂取量を補えるというわけです。
まさしくグレープフルーツは神が人類のために遣わしたもうたダイエットフルーツ。あなたも、あの美しい球体を見るとなんだかそんな気になってきませんか?笑。
ただ、日本で食す場合は輸入物がほとんどなのでスーパーに普通に並んでいるものには防カビ剤など強い農薬が使用されていると知っていること、それと南方系のフルーツなので冬や北国に暮らしてらっしゃる方は食べる時期や量を考えること、は大切です。
それらを踏まえ、この魅力的な女王の香りを楽しんでいただきたいと思います。
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