好きな色でわかるその人の性格と問題の解決法②

心と体

 

好きな色は、その人の性格を表すものであることを前回お伝えしました。有名なスイスの心理学者・リュッシャー博士によって考案されたカラーテストによって誰もが簡単にそれを知ることができます。その後、そのテストがきっかけとなって多くの心理カラーセラピーが生まれたこともお伝えした通りです。

しかし、人間という生き物はさらなる改良を求めてしまうもの。

この日本に、カラーセラピーを学んで自分に似合う色を見つけたことで長年のコンプレックスから抜け出し、さらに優れた独自の技法を開発し、多くの人々の人生を幸福へと導いたある女性がいます。

その人の名は、吉原峰子。そして、その技法の名前は「アクティブ・カラーセラピー」と言います。

もしも、あなたに今、解決したい悩みや問題があったとして、「色」がそれらを解決してくれるとしたならどうでしょう?

・・・それがアクティブ・カラーセラピーなのです。




■親友ばかりがベタ褒めされるというコンプレックス■

アクティブ・カラーセラピー協会の会長を務める吉原峰子さん。彼女は今から28年前、平凡な一人の主婦でした。ところが、ある友人の紹介で「パーソナルカラー」について学ぶ機会を持つことになるのです。

パーソナルカラーとは、「人にはそれぞれその人に似合う色があり、その似合う色を身にまとうことによって、顔色も雰囲気も生き生きとしたその人本来の魅力を発揮できるようになる」というコンセプトのメソッドです。

当時、吉原さんには好みや趣味がよく似た大親友がいました。その親友はとてもセンスが良く、男性からも女性からも憧れられる、一緒にいることが誇らしく思えるような女性でした。例えば、彼女とブティックへ訪れて同じ服を手に取り、「これって、素敵よね!」と共感し合えた時などは、センス抜群の彼女と趣味が合うことが吉原さん自身も嬉しくて仕方がありませんでした。

身長も体重もほとんど同じだったため、二人はまるで双子のようにいつも同じ服装をして、一日のほとんどを一緒に過ごしていました。ところがその時期、吉原さんは人知れずコンプレックスを持っていたと言います。

なぜなら、ブティックで二人とも同じ服を試着してみるのに、店員さんがいつもベタ褒めするのは、きまって大親友の方だったのです。大好きな親友ではあるけれど、どこへ行っても彼女ばかり褒められるということが吉原さんの中でいつの間にか苦痛になり、大きなコンプレックスとなっていったのです。

 

■パーソナルカラーとの出会いで自分色を知る■

吉原さんがパーソナルカラーに出会ったのは、そんな時でした。その診断でカラーセラピストから吉原さんはこう言われたのです。

「あなたは、モノトーンが最も似合わないタイプですね」

「ガーーン!!!」

その時、吉原さんの頭の中で大きな鐘の音が鳴りました。長い間、彼女のクローゼットの中には、親友と同じほとんど黒い服しかありませんでした。小物も黒以外の色なんて全く持っていないのです。にも関わらず、自分は黒が最も似合わないタイプなのだと知らされて、立ち上がれないくらいショックでした。

しかし、同時に吉原さんは「私は彼女とは別の人間で、決して彼女にはなれないし、ならなくてもいいんだ。自分のままでいいんだ」という当たり前のことに気がついたのでした。

しかし、その気づきは吉原さんの人生を大きく変えるきっかけとなったのです。自分に似合うカラフルな洋服を身につけるようになってから、世の中には多種多様な色があり、素敵な色彩で溢れていることにも気がついたのです。やがて、親友に感じていたコンプレックスもなくなり、似合う色を身につけている自分に少しずつ自信が持てるようになっていったのです。

 

■色が自分自身の声を聴く手がかりになる■

そして、自分の体験を通じて色の世界に目覚めた吉原さんは、パーソナルカラーのセラピストになり、さらに色について学びます。ところが困ったことが起こりました。色について勉強すればするほど、彼女の中で大きな疑問が生まれていったのです。

それは、「色彩心理学では人間が色に対して無理に意味を持たせているのではないか」という疑問でした。例えば、赤であれば、リュッシャー博士のカラーテストでは、情熱やエネルギーという意味を持つとされますが、そういった画一的な解釈をすること自体がクライアントにとって本当に良いことなのか自信が持てなくなってしまったのです。

「同じ赤であっても、人によってその感じ方というのは異なるのではないか?」

そうした疑問から、吉原さんは「クライアントの心を読み解くのではなしに、色を使ってクライアントの心の中にある答えを引き出すことができないか?」と考えるようになります。

例えば、ある質問に対して、直感的に当てはまる色をクライアントに答えてもらう。そして、クライアントにその色に対して感じるイメージについて話してもらう。このようなシンプルな実験を繰り返していくうち、このセラピーを受けた人々から驚きの報告をもらうようになっていくのです。

「自分らしさが何であるのか気づくことができました!」とか、「自分のことをやっと好きになれました!」とか、「人生を明るく前向きに捉えられるようになりました」とか。そうした喜びの声を聞くにつけ、吉原さんの中で一つの確信が生まれました。

「色を媒介にすると、人は自分自身の感情にとても素直になることができる」

と同時に、それは潜在意識の領域にひっそりと存在していた自分自身の本当の声を聴く作業となることを彼女は発見したのでした。

 

■アクティブ・カラーセラピーで自分の本音が見えてくる■

さて、こうして考案された吉原さんの「アクティブ・カラーセラピー」。

方法はいたって簡単です。あらかじめ、12色の色が配された円形のカードを用意しておきます。この12色というのは、リュッシャー博士のカラーテストで用いる8色から茶とグレーを除いたものに、新たにゴールド・シルバー・ピンク・白・水色・オレンジの4を加えた12色。

 

 

これらのカードをよくシャッフルして、ランダムに並べます。そして、深呼吸して気持ちを落ち着けたら、用意していた質問を自分自身に問いかけ、その気分に最もふさわしいと思える色のカードを一枚選びます。

そして、その色のカードを見てどんな感じがするか?どんなイメージが湧いてくるかを再び自分自身に問いかけます。さらに、そこから浮かび上がってきたイメージを言葉にしてメモ用紙に書き留めます。

すると、不思議なことに、自分の心の中でモヤモヤとして存在していたある種の意図のようなものが、くっきりと意識の淵に浮かび上がってくるのです。これは知識とか思考とか、そういう脳の領域からではなくて、直感とか感覚、感情のような領域から生じてくるもののように思われます。

思うに、現代人の多くは自分の本音に蓋をして生きています。社会から認められるように振舞わなければいけないとか、家族や友人から愛される自分でいなければならないとか、多くの人は知らず知らずのうちに本来の意図に反して「周りの人が望む自分」を演じ、多かれ少なかれ、自分でも気づかぬままに嘘の人生を生きてしまうところがあるのではないでしょうか。

自分が好きになれない。人と比べて自分は劣っている。自分を変えたい、けど何を変えれば良いのかわからない・・・

こうしたモヤモヤ感や不安、悩みの多くは、自分自身の本音を聴くことができていないことに由来します。ところが、色が顕在意識と潜在意識とをつなぎ、意識の底に眠っている自分自身の本当の思いをくっきりと浮かび上がらせてくれるのです。

 

■吉原さんのカラーセラピー、それは書店で手に入ります■

このカラーセラピーの応用範囲はとても広いです。その日の気分から、自分自身の魅力について、対人関係の悩みの解決、はたまた理想の結婚相手や人生の目標にいたるまで、ありとあらゆる問いの回答が、色を選んで言葉に置き換えてみることで見つかります。

思うに、この方法に習熟すれば、人生に迷ったからといって占いや宗教に頼る必要など全くないのではないか?

もちろん、プロのセラピストのカウンセリングを受けてみるもの良いでしょう。でも、そこまでせずとも、もっと簡単にしかも安価にこのアクティブ・カラーセラピーを試すことができるのです。

どうやって?

・・・はい。開発者・吉原峰子さんの著書を求めれば良いのです。なんとお値段税込1,400円(主婦の友社)!セラピー1回分にも満たないんですから!

 

 

●『解決法は自分が知っている 12色セラピーで悩みがすっと消える』

 

私はたまたま今年の正月休みに読む本を近くの書店で探していた時、彼女の書いた『解決法は自分が知っている 12色セラピーで悩みがすっと消える』を見つけ、興味がわいて購入したのですが、実際に読後、家でセラピーを試してみて「これは面白い!」と思いました。

その時いくつか抱えていた問題の解決策が色によって見つかったからです。全ての質問において納得いく回答が得られました。その答えが導かれるまでのプロセスも、なんかこう普段使っていない意識のルートを経て導き出される感じがして、実に新鮮だったのです。

例えば、問題の解決を求める時、多くの人は論理的に思考をめぐらして左脳的要素に重点をおいて答えを見つけようとしますよね。ところが「色」を用いると、もっとイメージとか感覚的な右脳的要素が働いて力むことなく自然と答えがポンと出てくる感じなんです。この感覚はとても無理がなく気持ち良いものでした。

この方法に習熟していくと、きっと閃きとか第六感が大いに使えるようになると思います。

 

■いつだって答えはあなた自身の中にある。それを「色」が喚起する■

この手のセラピー本というのは、たくさんの良くなった症例を挙げておいて、肝心の方法については実際にセミナーを受講してくださいといったCM本的なものが多いもの。しかし、吉原さんの著書は、症例のみならず、その日のうちにすぐに自分でアクティブ・カラーセラピーを体験することが可能なのです。

このセラピーは実際に医療現場でも活用され、従来、本音を引き出しにくいと言われている認知症やうつ病の患者さんにも目を見張る結果を出しています。

普段なかなか会話が成り立たないような人たちが、カラフルな色がプリントされた円形の紙を目の前にした時、思い思いの言葉を口にされ、自分について語り始めました。そして誰もが一様に「自分らしさ」に気づき、それを他者に知ってもらえることで良い気分で過ごせるようになったのです。

現代という時代は、あらゆるものが早く結果を求められ、それゆえ誰もが本来の自分を見失っています。本当に自分が求めているものがいったい何なのか?その答えは、じっくり自分と向き合うことにより見つかります。つまりは、答えはいつだって自分自身の中にあるのです。

その媒介となるのが「色」であることの面白さ。

普段、私は肩こりや腰痛を色を使って改善することを仕事にしていますが、そこに今回新たに色の持つ機能が加わりました。それは、自分と潜在意識をつなぐ橋渡しとなること。

まだ自分自身も知らない、未知なる自分に出会いたい人には本書をおすすめします。色はきっと、あなたを見知らぬ意識の世界へと誘う魔法のじゅうたんとなってくれることでしょう。

 

*日本アクティブ・カラーセラピー協会 HP

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⭐️ ある意味、これは一度購入したら一生使える本です。あなたが道に迷った時、あの人の気持ちを知りたい時、そして自分が一体何者であるかを知りたい時、色は頼もしいナビゲーターとなってくれます!

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