油について知ってほしいこと

食と健康

安価な油で良いのでしょうか?

基本的な調味料の中でも、特に重要であり、かつ選ぶのに難しいのが「油」。スーパーの特売日には、価格300円を切るような信じられないくらい安価な食用油が飛ぶように売れていきます。長引く不況でどこの家庭もやりくりが難しいのはわかります。少しでも安いものを手に入れたい、その気持ちも痛いほどわかります。

が、しかし、あなたは安物の油を手にいれる代わりに、あなた自身の健康さえも安売りしていやしませんか?そう私は問いたいのです。サラダ油、キャノーラ油、米油、菜種油、コーン油、綿実油、ゴマ油…、油にゃ色々あるけれど、それらの製油の工程を気にして買う人は少ないはず。多くの人の関心は「価格」一択。そんなふうに見えてしまうのです。

怖いキャノーラ油

以前、デパートでフライ鍋の調理デモンストレーションの仕事をしている女性と話をする機会がありました。彼女はメーカーからの依頼を受け、支給された特売品のキャノーラ油を使って、一日中揚げ物機能の素晴らしさをお客さんに見せるため、高音で揚げ菓子を揚げ続けていたといいます。

すると何が起こったでしょう?午前中、顔にかゆみが発生し何かおかしいと思いながらも揚げ続けた結果、夕方には顔中が火照って真っ赤になり、顔全体に細かい湿疹ができていたのです。次の日、皮膚科で検査してもらった結果、油に含まれている「シュウ酸」と「ノルマルヘキサン」という石油溶解剤が原因で起こったアレルギー湿疹と判明しました。

スーパーの特売品として並ぶ油の多くが、数種類の薬品を添加して価格を下げている事実をあなたはご存知でしょうか?

湿疹が起こるワケ

それらは、製油工程で素材を乾燥させてすり潰した時に出る少量の油を抽出した後、200度以上の高温にかけて何度もシュウ酸とノルマルヘキサンを注ぎ足して、冷やした上で酸化防止剤を入れて食用油にします。最後にプラ容器に詰められる頃には、高温処理したため、原材料であるビタミンやミネラル、そして油の風味はほとんど失われています。

それだけでなく原料の脂肪酸がトランス脂肪酸へと変化して、動脈硬化や心臓病の原因となります。またそのトランス脂肪酸が大腸の腸壁で酸化し腐敗して、大腸ガンや潰瘍性大腸炎を招きやすくもなるのです。さらに大腸は皮膚とも関係が深いため、彼女が体験した脂漏性湿疹だって起こします。彼女はそれから家庭では安い油を買わなくなったといいます。

それらの油は冷蔵庫で保存しても、濁ったり、固まったりしません。ノルマルヘキサンが油を固まるのを防ぐからです。卵と油が主原料のマヨネーズだって同じ理屈です。昔から続く伝統的な製法で作られた油は冷蔵庫で保存すると固まります。溶かして使うのは確かに大変。でも油本来の風味がして、固まる油ほど良い油なのです。

伝統的製法は手間とコストがかかる

薬品添加により製造される油が登場する前は、玉締め圧搾製法や、低温圧搾製法(コールドプレス法)という伝統的な製法が用いられていました。

玉締め圧搾製法は、菜種やごまなどの原材料をまず天日干しして、薪で焙煎し、その後粉砕します。そして蒸し煮にして休ませてから、人毛(女性の髪の毛)で作られたマットをフィルターにし、石臼でゆっくりと圧搾していきます。栄養素が失われず、味も香りも抜群です。

低温圧搾製法は、オリーブオイルや、フラックスシードオイル、グレープシードオイルなどに多いです。ゆっくり時間をかけて圧力をかけすり潰す方法で摩擦熱の発生を抑えることができ、野菜ジュースやフルーツジュースを連想させるフレッシュな口当たりが特徴です。

正しく良い油を摂りましょう

これらの製法は大量の原料を使用するにも関わらず取れるのはほんの少量。だからこそ手間もコストもかかるのです。もともと油は高級品でした。だから揚げ物料理なんてのはご馳走なのであり、時々食べるくらいでちょうど良いのです。

ところがコンビニ弁当や外食など、周りを見れば油で揚げたものばかり。提供する側は少しでも利益を上げたいから安価な油を使うわけです。でもそんな油を毎日摂っていたならどうでしょう?

最近日本で大腸がんがものすごく増えている背景には、この安価な油の多用と多食があるに違いない!私はそう見ています。昔はやった時代劇に池波正太郎原作の『鬼平犯科帳』があります。主人公の「鬼の平蔵」こと長谷川平蔵が、毎回悪の一味を成敗するシリーズです。もし今の時代に鬼の平蔵がいたなら、悪どい油業者を成敗してくれるはずです。

脳の成分の実に65%は、脂質でできています。つまり脳は油からできているといっても過言ではないのです。だからどんな油をどれくらい摂取するかは、心身及び、脳にダイレクトに影響すると私は考えます。だからこそ良質な油を適正な量しっかり摂っていきたいですね。

健康を哲学する治療家noahnoahでした。それでは皆さん、ごきげんよう!

 

 ⭐️ 米澤製油さんをご存知だろうか?1892年(明治25年)創業のなたね油一筋120年以上の製油メーカーである。原料は全て遺伝子組み換え混入防止管理済の菜種のみを使用。化学合成薬品の力に頼らず、圧搾法のみで搾油した後、湯洗い洗浄法で精製し、添加物も一切使用していない。ここまで正直一筋に製油に打ち込んだメーカーがかつてあっただろうか?味はもちろん折り紙つき。 もちろん私のカフェでも安心してお取引させていただいている!

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