内臓が冷えるとかなりヤバいって話②すべきことは「内臓温度」を上げること!

冷えとり

「内臓温度」、あなたは今までこんな言葉を聞いたことがありますか? これは文字通り、内臓の温度のことなのですが、良くない食習慣や生活習慣が続くと、長い間内臓にこもった冷えが内臓温度を低下させてしまうのです。

内臓温度は、一般的に体温計などを脇の下に入れて計る体温とは異なります。体温計で出てくる数字はあくまでも「体表面温度」と呼ばれる身体の外側の温度で、身体の深部にある内臓温度とは異なるのです。それは「深部体温計」という特殊な装置を使って計ることができます。

健康な人であれば、内臓温度は体表面温度よりも1〜2℃高い37・2℃から38℃位が理想と言われています。しかし、これよりも内臓温度が低くなると内臓の働きが鈍くなり、十分機能しなくなるのです。

私たちも、あまりに寒い所に長時間いると筋肉が硬直し、思うように動けなくなったりしますが、これは内臓についても言えることなのです。

病気がちな人は内臓温度が低い!

内臓が冷えてしまうと、まず本来の動きが抑制され、働きが鈍くなります。それにより、人間の身体に備わっているはずの、健康を維持するために必要なあらゆる機能が十分発揮されなくなるのです。

その結果、何が起こってくるかというと、がん、腎臓病、心筋梗塞などのリスクが高まるほか、高血糖、糖尿病、動脈硬化などの生活習慣病や、風邪やインフルエンザなどの感染症にも罹りやすくなります。さらには、基礎代謝そのものが低下してしまうため、肥満、肩こり、腰痛、胃もたれ、便秘などの不快な症状も現れやすくなります。

そして、自律神経をも乱してしまうことから、イライラしたり、怒りやすくなったり、集中力が欠如したり、やる気が起きなくなるなど、精神的にも悪い影響を与えてしまうのです。

これではまったく良いことがありません。内臓が冷えることで、身体にとって必要な種々の機能を低下させ、結果的にさまざまな不調を招いてしまうということなのです。まさに内臓の冷えは、万病のもとと言えます。

 

内臓温度を上げる3つのメリット

逆に言えば、内臓温度を上げてやれば、あらゆる病気を遠ざけることができます。具体的に内臓温度を上げればどのような良いことがあるのか、お伝えしましょう。ポイントは次の3つです。

 ①老化を防ぐ

 ②太りにくくする

 ③免疫力を上げる

では、これらを一つずつ説明していきましょう。

①老化を防ぐ

まず、①の「老化を防ぐ」についてですが、人が老化してしまう原因の一つに「活性酸素」の問題があります。私たちは呼吸によって大量の酸素を取り込み、それを使ってエネルギーを作り出していますが、その過程で生じるのが酸化作用を持つ活性酸素です。活性酸素は、よく金属に発生する「サビ」にたとえられます。まさに、私たちの身体をサビつかせる張本人と言えるのです。

人が一日に取り込む酸素のうち、約2%がこの活性酸素になります。活性酸素は、がんなどのさまざまな病気の原因となるほか、皮膚や血管などの老化を進行させ、動脈硬化や、シミ、シワといった老化の原因にもなるのです。

いつまでも健康で若々しくいたいと望むのなら、この増え過ぎると悪さをする活性酸素をいかに増やさないようにするか、それが重要です。実は内臓温度が下がると、この活性酸素が大量に生産されます。その理由は、抗酸化酵素という、活性酸素の毒性を打ち消してくれる物質の働きを鈍らせてしまうからです。

それゆえ、内臓温度を高い状態に保つことが抗酸化酵素の働きを助け、活性酸素の毒性を打ち消して、病気を防ぐことに繋がるというわけなのです。また、活性酸素の働きを抑えることで身体全体の新陳代謝を活発化し、老化防止や見た目に若々しい身体を保つことも後押ししてくれます。

新陳代謝が活発になれば、古い細胞から新しい細胞への入れ替わりも活発になり、肌のツヤやハリも蘇りますし、細胞が入れ替わる過程で疲れも取れて、疲労しにくい身体になってくるのです。ぜひ、身体の内側と外側の両方を若々しく保つためにも、内臓温度を上げることを徹底して行っていただきたいと思います。

さらに嬉しいことには、内臓温度を上げると、脳の老化も予防することができます。

「最近、人の名前が思い出せない」とか、「今日の朝ごはん、何食べたっけ?」などという物忘れ、あなたも覚えがありませんか?

このような物忘れも、加齢による脳の老化によって引き起こされます。老化はある程度の年齢になれば仕方ないことではあります。しかし、内臓温度を上げてやることで脳を活性化すれば、老化の進行を抑え、そのスピードを遅らせることも可能となるのです。

脳を活性化させるには、十分な酸素と栄養が必要です。それを運ぶのは血液です。つまり、血行が悪くなれば十分に栄養が脳に入らなくなり、加齢とともに衰えてきた脳の機能をさらに弱くしてしまいます。そのため、後の章で詳しくお伝えしますが、食べ物により血管を強化し、内臓温度を上げ、血行を良くするということがとても大切になってくるのです。

②太りにくくする

②の「太りにくくする」という点ですが、最近は日本人でも自分のことを肥満だと思っている人は案外多いのではないでしょうか。

2019年の調査では、肥満度を示す体格指数(BMI)が25・0以上の割合は、成人男性では33・0%、女性は22・3%と、いずれも前年に比べて増えていました。つまり日本人の約4人に1人は肥満傾向にあるということです。

実はそうした人達にも朗報です。内臓温度を上げることで健康で太りにくい身体が手に入るのです。運動をしたり、ダイエットをしたり、何をしても痩せられないという人がいますが、それは内臓の冷えが影響しているのかも知れません。

というのも、内臓温度が1℃下がるだけで、基礎代謝が15%も低下するからです。成人女性では、この基礎代謝15%分のカロリーというのはおにぎり1個分に相当します。内臓温度が低い状態が続けば、それだけで食事量が変わらなくても太ることになり、なかなか痩せにくくもなるのです。

逆に、内臓温度が上がると基礎代謝がアップし、1日の消費カロリーは上がります。もし食事量が変わらないのであれば、それだけでも減量できますし、基礎代謝が上がることにより、皮膚の下に溜まっている皮下脂肪ばかりでなく、高血圧や糖尿病、動脈硬化のリスクを高める内臓脂肪も燃焼しやすくなるのです。

日本人の肥満が増えている要因としては、もう一つ、食べ過ぎが考えられます。誰でも食べ過ぎた後には、眠くなったり、疲れを感じやすくなります。逆に空腹のほうが仕事や勉強に集中できることもよく知られています。これは、食事の後に胃腸に血液が集中してしまい、脳や筋肉に送られる血液量が減ってしまうためです。脳に送られる血液量が減ると、集中力が低下し、筋肉にとっても体内でつくり出される熱量が少なくなり、冷えを招いてしまいます。

また、食べ過ぎてしまうと栄養を使い切ることができなくなり、余分なものが老廃物として血液中に残ります。最近では新型コロナウイルスによるパンデミックにより自粛を求められ、行動が制限されて、運動不足で消費するエネルギーも減っているため、ほとんどの人が食べ過ぎの傾向にあります。食べ過ぎは肥満や身体の冷えを招き、さらなる内臓温度の低下をもたらして生活習慣病の誘因となります。

 内臓温度を上げることと、食べ過ぎを戒めること。この2つを同時に実践すれば、心身ともにスッキリした状態を保つことができます。このことは、健康と美容の観点からも知っておいて損はありません。

③免疫力を上げる

さて、内臓温度を上げる3つのメリット、最後は③の「免疫力を上げる」について説明しましょう。

毎年冬の寒い時期になると、必ず風邪をひくという人がいます。かと思えば、ここ何年も風邪をひいたことがないという人もいます。この2人の違いはいったい何なのでしょう?

…それは、「免疫力」です。

私たちの暮らす空間には、目には見えないけれどもさまざまなウイルスや細菌といった病原菌が存在しています。それにより、風邪に罹ったり、感染症を患ったりするわけなのですが、現代はこれだけ医学が発達し、高性能の医療機器や新薬が開発されているにも関わらず、風邪を根本的に治す薬はありません。

風邪の原因というのは、その大部分がウイルスにあります。しかし、そのウイルス自体をやっつけることのできる薬はいまだにほとんど開発されていないのが実情なのです。

数年前、インフルエンザに有効な薬が完成したと一時ニュースになりましたが、それだってすべてのインフルエンザウイルスに有効なわけではありません。この世に数え切れないほどの種類が存在するウイルスに対して、すべてにおいてピタリと合った薬をつくることは技術的にもほとんど不可能に近いのです。それゆえ、「風邪を治す薬を開発したらノーベル賞をもらえる」と言われているのです。

それでも「病院へ行けば、風邪薬をくれるじゃないか?」、そう思う人もいるでしょう。確かに風邪で受診すれば、薬は出してくれます。しかし、病院でもらう薬は、発熱を抑えたり、咳を鎮めたり、今出ている症状を一時的に抑え、和らげるだけの薬なのであって、風邪の原因となるウイルスを直接叩くものではないのです。

では、なぜ私たちの身体はやがて治癒へと向かうのでしょう?

…その秘密は、「免疫力」にあります。

免疫力が病気を回避する!

私たちの身体に外部から病原菌などの敵が侵入してきた際、白血球をはじめとする「免疫細胞」と呼ばれる者たちが、敵を攻撃し、駆逐してくれます。免疫力とはこうした力のことで、この力が低下すれば、さまざまなウイルスや病原菌から身体を守れなくなってしまいます。免疫システムの防御能力を維持したいと思うなら、やはりここでも内臓温度を上げることが必要になります。

はじめにもお伝えしましたが、内臓温度を1℃上げることで、免疫細胞のエースである白血球の働きを約6倍にも高めることができるのです。反対に内臓温度が1℃下がれば、白血球の働きは約30%も低下してしまいます。

何をもって「免疫力」とするかは、実のところはっきりと数値化ができていないのが現状で、専門家の間でも色々と意見が分かれるのですが、内臓温度を上げれば免疫力が大幅に上がることだけは確かです。だからこそ、私たちは自身の内臓温度を十分上げて、健康を脅かすさまざまなものから身を守る必要があるのです。

内臓温度が下がって、免疫力が低下すると、一気にがんに罹患するリスクも上がります。30%も免疫力が低下すれば、体内で新たに発生したがん細胞を免疫細胞が見逃してしまう可能性もあり、そのことがさらにがんのリスクを上げてしまうのです。

また、がん細胞には低温を好む性質があり、35℃台が最も活発に働く温度とされています。そのため内臓温度が低い状態は、がん細胞にとっては格好の環境となり、反対にがん細胞は高温に弱いので、内臓温度を十分高い状態に保っておくことが、がんを遠ざけ病気を予防する上で最も重要となることは間違いありません。

では、次回ではいよいよその内臓の冷えを取り、内臓温度を上げるための方法をいくつかピックアップしてお伝えしたいと思います。乞うご期待!

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