あの奇病の原因は、なんと栄養不足だった!


1915年、アメリカ南部にある綿花畑。当時この荒涼とした大地の中に暮らす人々がいました。食事の内容はとても貧しく、トウモロコシ以外にはほとんど食べ物がありません。野菜や米にありつけることも時々はありましたが、十分に腹を満たすほどの量はありません。

衰弱した数人の農夫がぼんやりと綿の木の下に座っています。親方が「お前たちは木陰の巣鳥か!もっと働け!」と罵ると、彼らは重い腰を上げ、ふらふらと綿花を摘みに畑へと戻ります。

彼らの皮膚は暑い太陽のもとで真っ赤に日焼けしていて、親方からは「Redneck=赤首」と呼ばれました。これはアメリカ南部のスラングで「無学の農園労働者」を意味します。

しかし、この赤くなった皮膚は何も強い日差しのせいだけではなく、この後、少なくともこの地域の労働者を中心に約20万人の人々が苦しまされることになる「ペラグラ」という病気のサインだったのです。


■瞬く間に広がった奇病・ペラグラ

ペラグラという病気の名前はイタリア語が語源で「荒れた皮膚」や「痛む皮膚」を意味します。その特徴は、日光に当たると最初は皮膚が赤くなり、やがてそれが黒ずんできて、最後にはひび割れて強い痛みをともないます。

さらに症状が進めば、舌や口の中もただれて粘膜が炎症を起こします。それは消化管にも及んで強い下痢が止まらなくなり、精神錯乱や妄想をも惹きおこしてしまうのです。

●ペラグラ患者 (画像は以下のウェキペディアから)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9A%E3%83%A9%E3%82%B0%E3%83%A9

皮膚炎、下痢、脳障害。これら3つの症状が合わさった奇病・ペラグラは、この時代、アメリカ南部に瞬く間に広がり、誰もその原因や治療法についてわからぬまま、ただただ被害と人々の不安は拡大していくばかりでした。

■ゴールドベルガー博士の予感

政府の衛生局では対策として医師団を結成しました。医師団ははじめこの病気が衛生状態のよくないところから広まったことから、感染症であると考えました。

しかし、アメリカ公衆衛生局のジョセフ・ゴールドベルガー博士だけは、「この病気は感染症なんかじゃない。きっと何か他のものが原因であるに違いない」そんな予感のようなものを持っていました。

なぜなら、彼が調査のために訪れた孤児院では、乳児と、かなり年齢が上の子どもたちは元気なのにも関わらず、その中間の年齢の子どもたちだけがペラグラにかかっているのです。

■孤児院の子どもたちの奇妙な現実

子どもたちをよく観察してみると、乳児には規則的に牛乳が与えられており、上の年齢の子どもたちは働かなければいけないため、少量の肉が与えられていました。

そして問題のあった中間の年齢の子どもたちには、どういうわけかそのどちらもが与えられていなかったのです。

ゴールドベルガー博士は、これはまさに栄養の良くない不完全な食事が原因であり、細菌によるものではないと結論し、この説を証明するために、米国ペラグラ病院で彼の妻と4人の助手たちとともに「勇気ある実験」を行いました。

■不足した「ある栄養素」

その「勇気ある実験」とは、ペラグラ患者の皮膚の患部や小腸の老廃物を採取して、少量の小麦粉と混ぜてそれらを飲み込んだのです。さらには、ペラグラ患者の血液をお互いに注射し合うことまでしました。

この身体を張った博士の実験に周囲の医療関係者は、「正気の沙汰じゃない!」とまで言いました。しかし、その後、彼らに何が起こったか?

博士の思惑通り6人とも全くペラグラにかかる気配はなく、この病気が伝染性のものではないという動かしがたい証拠を得たのです。

そして、時を待つこと30年後、あの恐ろしいペラグラが実は「ある栄養素」の不足から起こる病であることが判明したのです。

それがわかってからは、現在は世界でもほとんど発生しない、あるいは発症したとしても改善・治療が可能な病気であることが常識となったのです。

さて、ではその奇病「ペラグラ」の原因となった不足した「ある栄養素」とは一体何でしょう?

その答えは、次回に続く・・・

 ⭐️ あの時代、アメリカ南部にこの「みそ汁」が伝わっていたなら・・・、きっと農園労働者たちはペラグラに冒されることはなかったはず。私たち日本人の健康を支える「みそ汁」こそは、国民必須の健康食であり、長寿食であります!

医者が考案した「長生きみそ汁」

新品価格
¥1,404から
(2019/1/29 13:17時点)

にほんブログ村 健康ブログへ

★ついでにポチッとして頂けたらうれしいです。ありがとうございます。

にほんブログ村

TAG
スポンサーリンク
AD
AD
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサーリンク
AD

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA