🍀 Organic cafe 知恵の木は 札幌にある美味しいオーガニックコーヒーとランチの店です!

セーターの快楽

朝晩寒くなってきた。寒い季節は苦手だが楽しみにしている事がある。それはウールのセーターに袖を通す事。ふんわり暖かな肌触りが何とも言えず好きなのだ。 子どもの頃はチクチクして、親に無理矢理穿かされた股引の次に苦手な衣料だった。それが、独身時代にある女性から手編みのセーターをプレゼントされて良さに目覚めた。毛糸が上質でチクチクしない上柔らかく、何より色と柄がとても気に入り30年近く愛用している。 ただ […]

メメント・モリ

今まで出会った本の中で最も強く印象に残るのは何か?と訊かれたら私は迷わず藤原新也の『メメント・モリ』をあげるだろう。 写真家である藤原が旅して撮った作品に短いキャプションが添えられた写真集である。10代の頃、ある女友達が「これは貴方に必要な本」と言って貸してくれた。 メメント・モリとはラテン語で「死を想え」という意味。ページを捲った瞬間、魂を掴まれた。 人の死体を喰らう二匹の野良犬と一羽の鴉の写真 […]

植物と動物

異なる2つのものは双極的で相補的だ。どちらか一つでは成り立たない。男と女がそうであるように。植物と動物も全く異なる性質でありながら相手なしでは存在できない。 植物は自分で光合成により栄養を作るが、動物はそれを食べて間接的に利用する。植物は二酸化炭素から酸素を作り、動物がそれを吸って二酸化炭素を吐き出す。植物の多くは緑色をしてるが、それを食べる動物の血は赤色でそれらは補色の関係にある。植物は下(根) […]

栞猫

私は一匹の猫を飼っている。餌は必要ない。散歩にも行かない。気まぐれにジャレつくこともない。 にも関わらず、私が必要とする時にはいつだって正確に目的の場所へと導いてくれる。大変優れた猫である。 猫は全身が白い毛で覆われ、額にハの字の黒い斑点がある。まるで鬼のように顔つきが険しく、いかにも門番という雰囲気を湛えている為「般若」と呼ぶことにした。 般若を拾った場所は、BOOKOFF中の島店。そこで購入し […]

餌付けされる日本

インフルエンザワクチンの予約で病院がごった返していると聞いた。思い出したのは餌付けされた魚。皆が食べているから。皆が着ているから。皆が打っているから。自分の判断ではなく全て人まかせ。為政者にとってこれ程洗脳しやすい民はない。 化学薬品の殆どはバイオテクノロジーにより石油からつくられる。商業の世界では営業利益率が普通5%のところ、製薬業界は平均25%以上と聞いた事がある。 食べ物にせよ、薬にせよ、情 […]

庭紅葉

心からありがたいと思っている事の一つに庭の紅葉がある。 今暮らしている家は15年程前に購入した中古住宅であるが、家主がロシア語の先生だった為モスクワ生活が長く、家を建てた時、日本的な樹木を庭に配したいと考え、栗、イチイ、そして紅葉の苗木を植えたのだった。 それらの木々が年月を経て大きく成長し、今、家人を楽しませてくれている。特に紅葉は四季折々の変化を見せ、秋にはその眩しいばかりの朱色がわが家を包む […]

備前焼でビールを

禁酒が見事に続いている。もう少しでひと月になるだろうか。代わりにお茶を飲む機会が増えた。飲む時は備前焼の湯呑み茶碗を使うのだが、これがまた旨い。 備前焼の陶土には豊富な鉄分が含まれ、鉄がじっくり焼き締められて発生する遠赤外線がお茶の味をまろやかにするのだと聞いたことがある。 ところが先日新たな情報を入手した。ある科学者の実験により備前焼からは遠赤外線のみならず特殊な電磁波が発生していて、それが水分 […]

意識の翼

昨晩、拙者のnoahnoah塾リモート講座を終えた。ご参加下さった皆さまには心から感謝申し上げます。 今年一番のトピックである新型コロナのパンデミックについて、背景と今後起こり得る事をお話させて頂いた。 軸となるのは私が若い頃出会った未来研究家との交流で得られた知見である。彼は人間がどうすれば幸福になれるのかを目に見えない世界=あの世との関わりから研究されていた。 ネットも普及していない時代にテレ […]

健康病

健康病という言葉がある。健康であろうとして何から何まで気をつかい過ぎてかえって悪くなることを戒めた言葉だ。患者さんの中でも自分の病気を不安視する人ほど治りにくい。 人間、満足して死ぬには十分に生きてから死ぬことだ。その為には病気で死なないことが大切。人間の身体には自然治癒力があるから病気は必ず治る。傷ができても血が固まり、新しい皮膚ができて治る。同じように病気も治る。 死ぬのは神様が下さった寿命が […]

続・驚愕のそば屋

「兄さん、おおもりにしときな」店主は拳銃をしまうと私が品書を見る間もなく注文を決定し目の前でそばを打ち始めた。普段着の出で立ちにも関わらず手際良く作業をこなす。 ただ困ったことに余程の話好きなのか、打つ間中しゃべっている。そばに関するあらんかぎりの蘊蓄を、間に親父ギャグを挟みながら話す話す。 「兄さんツイてるぜ。世界でここだけのそば、世界一茹で時間の短いそばを食べさせてやるから見ときな」 かなりの […]

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