セーターの快楽
朝晩寒くなってきた。寒い季節は苦手だが楽しみにしている事がある。それはウールのセーターに袖を通す事。ふんわり暖かな肌触りが何とも言えず好きなのだ。
子どもの頃はチクチクして、親に無理矢理穿かされた股引の次に苦手な衣料だった。それが、独身時代にある女性から手編みのセーターをプレゼントされて良さに目覚めた。毛糸が上質でチクチクしない上柔らかく、何より色と柄がとても気に入り30年近く愛用している。
ただ、残念なのはサイズが大きくてルーズに見えてしまう事。ところが今朝着てみたら横幅が随分とフィットするのに驚いた。くれた女性はそのことを予知して作ったのだろうか?
セーターはアイルランドの気候が厳しい地域で11世紀に島の女達が荒波に船を漕ぎ出す夫や息子を寒さから守る為、安全と大漁を祈願して編んだのが始まりとされる。
送り主はその後、私の妻になった。彼女の思いを肌身に感じながら、今年も袖を通す。
⭐️ 今まで手編みの経験のない方、今年はチャレンジしてみませんか?基本の編み方から完成までの過程を写真で丁寧に解説。マフラーや帽子、レッグウォーマー‥。お好きなものが自由自在にすぐ編めるようになります。ステキな雰囲気のすぐに使える素敵な小物ばかり。あなたもきっと手編みにハマるはず!
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