驚愕のそば屋
驚いた。昨日のれんに誘われふらり入ったそば屋の印象である。古い昭和民家の玄関戸を開けるとびっしり水苔に覆われた水槽にフナ程の大きさの金魚が二匹どんより泳ぐのが苔の隙間から見えた。店内は田舎の叔父さんの家と同じ臭いがする。
まずい!引き返すべきか否か迷っていると暫くして中から「靴脱いでスリッパ履いて」と男の声がし、奥に通された。
雑然としたカウンターのあちら側にはそば打ち台と五分刈りの店主。打つ作業を客に見てもらう趣向のようだ。ただ着ているのが作務衣ではなくゴルフシャツにニットベストなのが妙に気になる。やはり田舎の叔父さんを思い出した。
着席を促され、腰掛けようとして驚く。目の前に一丁の拳銃がおいてあるのだ。怖がる私の心情を察知したのか「ごめんね!先っちょがお客さんの方向いてたね。モデルガンだから安心して。この頃カラス多くてね、これでやっつけるの」店主はそう言い訳した。
*続編に続く↓
https://uchunotane.com/diary/2020/10/16/post-763/
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