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Book

電子書籍出版のもくろみ

時々、執筆更新が滞ることなきにしもあらずの本ブログであるが、特定数の読者の方々にお読み頂いていることはサイト解析でわかる。いつも気にかけて下さっている読者の皆さまに改めて感謝申し上げたい。 実は私、本ブログ以外にも5つのサイトを運営していて、中には更新されず放置状態のものもある。それらのブログサイトはメニューのタイトルをクリックすると飛べるようになっている。 が、暦が節分を過ぎたのを機に一度サイト […]

戦慄!日野日出志先生のトラウマスク

誰しも幼少期の出来事の中には恐怖を伴うものがあったと思う。それが後にトラウマとなり、人生に暗い影を落とす事も考えられなくはない。誰でも一つや二つそういった心の闇を持っているのではないか? 私にとっては、ホラー漫画の巨匠・日野日出志先生の作品を小学生の頃読み、読書体験がそのままトラウマになった。なんといってもタイトルが凄い、『毒虫小僧』なのだから。翌日から夜にホラー漫画を読めなくなった。 しかし、数 […]

天使のクリスマス

今日はクリスマスイヴ。私は一冊の絵本を思い出し、そのページを開く。クリスマスをテーマにした絵本は世界中数えきれない程あるが大好きな一冊がこれだ。タイトルは『天使のクリスマス』。 「この本を煙突のない家に住む子供達に贈ります」と冒頭に書かれたきり、美しい140の絵のみで話は展開する。色鉛筆と水彩によって丁寧に描かれた物語。読者は本の中で異形の者たちに出会う。 私は読む度にしんしんと雪の降る聖夜を思い […]

サイン本の悲しみ

旅名人の友人は毎年、少数民族の自立を支援する為アジア諸国を訪れる。活動も今年10年目を迎え、それを記念して本を書いた。タイトルは『仏陀バンクの挑戦』。仏陀バンクは友人が協力する支援プロジェクトの名だ。 昨日、本を分けてもらいに彼の部屋を訪ねた。市営住宅の一室はまるで異世界。彼が世界中から集めた土産物が美しく配置されたリビングはさながら桃源郷。 今年60歳の彼は最近、死を意識する様になったという。「 […]

裏は表に〜日月神示は告げる

昔から日本は二重構造。本音と建前、裏と表、裏天皇と天皇、支配者と被支配者…。これら二つの異なる要素で成り立っている。しかし周期的に時代のルールが変化し、裏に隠されていたものが表に現れる。長い間秘密にされていたものが一気に露わになり形勢が逆転する。 昭和19年、神典研究家だった岡本天明に国常立尊が降りて自動書記により書かれたとされる奇書『日月神示』の中に「どこから何が飛び出すか、秋の空、グレンと変わ […]

異形の世界に遊ぶ

異形の者達がこの上なく好きだ。異形とは通常からかけ離れた異様な姿をした存在。妖怪や怪物がそれにあたる。 先日、書斎の本棚に並ぶ川上弘美の『龍宮』が目に留まり、手に取り数ページ読んだところたちまち物語世界に引き込まれ一日で読了した。 人間になった蛸が女を抱いた自慢をしながら主人公に酒を奢らせる話、90歳過ぎの狐と思しき老人のデイサービスに通う介護士が老人に恋して家に居ついてしまう話などが収められた短 […]

一番気になる作家

新作が出る度に手に取ってしまう作家がいる。窪美澄だ。数年前、書店でふとタイトルに惹かれて購入したのがデビュー作『ふがいない僕は空を見た』だった。 美しい装丁とは裏腹にかなり衝撃的なセックスシーンから始まる。常々、奥に隠れた性欲は男性よりも女性の方が勝っていると思うのだが、それを証明するかのような大胆な描写に驚かされた。 しかし、単なるポルノ小説で終わらないのは、妊娠・出産という女性の生理を性行為と […]

メメント・モリ

今まで出会った本の中で最も強く印象に残るのは何か?と訊かれたら私は迷わず藤原新也の『メメント・モリ』をあげるだろう。 写真家である藤原が旅して撮った作品に短いキャプションが添えられた写真集である。10代の頃、ある女友達が「これは貴方に必要な本」と言って貸してくれた。 メメント・モリとはラテン語で「死を想え」という意味。ページを捲った瞬間、魂を掴まれた。 人の死体を喰らう二匹の野良犬と一羽の鴉の写真 […]

栞猫

私は一匹の猫を飼っている。餌は必要ない。散歩にも行かない。気まぐれにジャレつくこともない。 にも関わらず、私が必要とする時にはいつだって正確に目的の場所へと導いてくれる。大変優れた猫である。 猫は全身が白い毛で覆われ、額にハの字の黒い斑点がある。まるで鬼のように顔つきが険しく、いかにも門番という雰囲気を湛えている為「般若」と呼ぶことにした。 般若を拾った場所は、BOOKOFF中の島店。そこで購入し […]

気がつけば、ハルキスト

長い間、村上春樹が苦手だった。ハルキストなんて軽蔑していた。好きな作品があるにも関わらず、だ。しかし、そんな私が転向を余儀なくされた。 先日、蔵書整理をしていて読み忘れの一冊を見つけた。『職業としての小説家』。村上氏がなぜ作家になるに至ったかを書いたエッセイだ。 最初の数ページで引き込まれ、整理そっちのけで読み入ってしまった。 私は完全に彼を誤解していた。インテリで苦労知らずのお坊ちゃんだと思って […]