日本神話を美しい女性の声で聴く

日本人で、今までに『古事記』や『日本書紀』を全て読んだという人は全国民のどれくらいになるだろう。きっとそう多くはいないはずだ。理由はひとつには量が多い事。もうひとつは本自体が手に入れ難い事。

『日本書紀』の全巻となると本自体が少なくもの凄く高額ゆえ、気軽にお茶を飲みながらページを捲るなんて事はできなくて図書館に通う意外に手立てがないものと思っていたら、何とYouTubeで聴ける事を知った。しかも美しい女性の声による朗読なのだ。

一般的に日本神話と呼ばれる伝承の殆どは『古事記』、『日本書紀』、および各『風土記』の記述による。また地方の神社や地方誌の中にも上記の文献群には見られない伝承が残っている。

本来、日本各地には出雲を始めとして何らかの信仰や伝承があったはずで、大和王朝の支配が広がるにつれていずれも国津神や、奉ろわぬ神に形を変えられて高天原神話に統合されたと考えるのが妥当だ。

さらに後世まで中央権力に支配されなかったアイヌや琉球には独自色の強い神話も存在する。日本神話の神々は現代に至るまで信仰の対象とされ続けている。これらの神話を訪ねる事で、この日本という国の成り立ちと、私たち自身の存在の奥にある深いルーツに繋がる。日本人である以上、日本神話に一度触れておく事は必須だ。

⭐️ 改めて日本神話を読み直せば、現在、世界中で評価されている日本のコミック・アニメのエンターテーメント性のルーツがここにすでに集約されている事実に驚愕する！私たち日本人はなんてスペクタクルな民族なんだ！国産みの物語に触れたあなたは、きっと改めて涙するに違いない！

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