🍀 Organic cafe 知恵の木は 札幌にある美味しいオーガニックコーヒーとランチの店です!

恋のおまじない

まじないを信じている。というのも小学生の頃、ひょんなことからまじないの方法が書かれた本を見つけ、書かれていた恋愛成就のまじないをクラスで最も人気のあった女の子にこっそり使ってみた。 数日して靴箱に手紙が入っていた。開けると、なんとその子からのラブレターだった。驚いた私は怖くなり今度は打ち消しのまじないをかけた。すると数週間後、私にラブレターをくれたはずのその子に新しく彼氏ができた。 その後、何度か […]

父とカメラ

今年の夏、趣味の写真を復活し、ほぼ30年ぶりに一眼レフを購入した。 二十歳の頃初めて買った一眼レフはPENTAX。亡き父の影響だ。 今の時代、CanonやNikonに大きく差をつけられてマイナーになってしまったけれど、「日本で初めて一眼レフを開発したのがPENTAXなんだぞ」というのがPENTAX好きの父の口癖だった。 初めての海外旅行に持って行き、ハードな旅にもよく耐えて沢山の記録を残してくれた […]

呼吸から学んだこと

思うに、殆どの人間は他人の世話になったことを忘れ、自分が他人にしてあげたことは多く覚えているものだ。 でも、これは仕方ない。自分の身体と意志を持ち、自分の人生を生きる上で自己中心的になるのは自然なことだから。 けど、この事実を踏まえ、自分が他人から良くしてもらったことは深く胸に刻み、自分が他人にしてあげたことはなるべく忘れるように生きていると、がぜん見える風景が違ってくる。 何かを失うにも気楽でい […]

アボカドの最強パートナー

世の中には意外な組み合わせがある。マッチングが上手くいけば1+1が2ではなく10や20、いや100になってしまうことも珍しくない。それは食べ物において顕著だ。 先日、その100になってしまう組み合わせを発見した私は、感激と美味しさのあまりご飯を3杯おかわりした。 私は自他共に認めるアボカドLoverであるが、その最強のお相手を見つけた。 世に納豆やオクラを合わせる人は多い。しかし、私が見つけたのは […]

水曜日の大仏

私には人間の遊び友達がいない。定休日が水曜日ゆえ、人と休みが合わないのだ。必然的に友達は散歩コースで出会うよそんちの飼い犬とか、公園の柏の大木になる。 先日も新しい友達ができた。関東以北最大の大仏が岩内町にあると聞き、水曜日に帰厚院という寺を訪ねた。高さなんと7m!全身金箔が貼られたその神々しい姿に圧倒された! コロナ禍の為か仏殿には私一人。すかさず大仏の前で座禅を組んだ。一時間後、帰ろうと立ち上 […]

種芋の悲劇

芋をナメてはいけない。先日、家庭菜園のジャガ芋を収穫し、それを痛感した。過去数回ジャガ芋を栽培した経験があり、その手間のかからなさゆえこんな簡単にできる野菜はない、そう信じていた。 春先、人から頂いた食べきれない大量の芋があり、ならばこれを種芋にして今年新たに栽培しようと考えた。芋は本来収穫したものじゃなく種芋から作らねばならないことを知ってはいた。 けれど、土作りを充分すれば大丈夫だろうと高を括 […]

気がつけば、ハルキスト

長い間、村上春樹が苦手だった。ハルキストなんて軽蔑していた。好きな作品があるにも関わらず、だ。しかし、そんな私が転向を余儀なくされた。 先日、蔵書整理をしていて読み忘れの一冊を見つけた。『職業としての小説家』。村上氏がなぜ作家になるに至ったかを書いたエッセイだ。 最初の数ページで引き込まれ、整理そっちのけで読み入ってしまった。 私は完全に彼を誤解していた。インテリで苦労知らずのお坊ちゃんだと思って […]

好き嫌い

親が子に「好き嫌いがあってはいけません」と躾ける場面をよく目にするが、本当にそうだろうか? 考えてみれば、これほど無茶な話もない。好きや嫌いという感情は、理屈じゃなく人の存在の奥から湧き出てくるものだし、命を守り育む為になくてならないものだから。個性を創るのだって好き嫌いがあるからだ。 もしこれを完全否定してしまったら、心や身体に害を及ぼす刺激や情報まで全て受け入れてしまい、まともに生きてはいけな […]

新しい世界よ、こんにちは!

人生は短い。されど宇宙は果てしない。さて、与えられたいのちを何のために使おうか? 理想と現実のはざ間で、思ったことがみなカタチになるとは限らない。けれど、どこで折り合いをつけるか?それは、自分しだい。 行きたい場所へは訪れて、会いたい人には会って、読みたい本は読みつくし、せっかくの一生だから全てをやり遂げて、悔いなくサヨナラしたいよね。 人生80年時代。私も気がつけば、あっという間に半分過ぎて、8 […]

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